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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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10年以上不安神経症で悩んでます。精神科にも行ったりしましたが、 医師は投薬専門でこれといったアドバイスはしてくれません。

解決済みの質問:

10年以上不安神経症で悩んでます。精神科にも行ったりしましたが、
医師は投薬専門でこれといったアドバイスはしてくれません。
言っても簡単なことしか言いません。薬もこれといって
効くほどでもなく単に眠くなるだけです。そして癖になるようで、
長く飲まないように気を付けています。
カウンセラーも相性があったり でただ値段が高いだけのような気がします。
どうしたら、根治できるのかわかりやすく教えてください。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんばんは。猫山と申します。精神科医です。
以前に、「市販の未開封ローション」のご相談にお答えしたことがあります。

少し補足情報を下さい。

①「不安神経症」という診断は、昨今あまり使われません。精神科医ごとにその意味することが違ってくるからです。よって、相談者様の正しい病名が正しい回答のためには必須となります。具体的にはどのような症状がおありなのでしょうか? 出来るだけ詳しく教えて下さい。

②「医師は投薬専門」とのことですが、処方されているお薬の名前と、それぞれの1日量を教えて下さい。

③カウンセリングはどれくらいの頻度で、どのようなテーマでお話をされるのでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※回答は遅い時間になるかもしれません。ご了承ください。
質問者: 返答済み 4 年 前.

返信ありがとうございます。


1不安神経症と言われました。症状はいろいろな事が不安になります。とりわけ体の病気に対する不安です。不安でたまらなくなります。


 


2ソラナックスです。多くて一日3錠ですね。


 


3カウンセリングはしてません。問診したときぐらいです。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

オナホールのご質問の時も、ローションのご質問の時も、相談者様は心気的な方だと思っておりました。
相談者様の診断は「心気症」である可能性が高いと考えます(身体の問題以外でも過剰な心配が起こるのであれば「全般性不安障害」も合併しているかもしれません)。

現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における心気症の診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、精神科疾患の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

【診断基準】
1. 頭痛や胃痛といった、ささいな心身の不調を誤って 解釈し、「重い病気にかかるのではないか」または「重い病気にかかっている」と思いこんでいる。 検査などで医学的に違うことが明らかになっても、考えを変えられない。
2. 1の確信は妄想のような頑固さはない。また、醜形恐怖のように、 外見についての心配とは限らない。
3. 1のように確信しているために強い苦痛を感じていたり、社会的、職業的、 そのほか重要な場面で支障がある。
4. この状態が6ヶ月以上、続いている。

いわゆるドクターショッピングのもとになる疾患の一つであり、多くの診療科の医師がこの病気を知っています。また、このような相談サイトを利用し、質問を繰り返されるのも、形を変えたドクターショッピングと言えるでしょう。

この病気に関しては、インターネットの普及とともに、患者数が増えてきたような印象が個人的にはあります。
誰もが、医療情報にアクセスすることができる一方、ネット上の情報の質は玉石混交であり、その選り分けは非専門家には難しいため、患者様がご自分の中で独自の取捨選択を行い、疾病概念を作り上げ、そこに固執してしまうからからかもしれません。

この疾患の治療については標準的なやり方は定まっていませんが、例えば私ならば森田療法的アプローチをとることにしています。すなわち、
①基本姿勢は「不安があっても普通の生活」。つまり、身体の病気に関する不安があっても、学生ならば学校に休まず通って勉強し、会社員なら会社に行って仕事をする。家に引きこもっていると自分の身体に意識が向きやすくなるからです。
②精神科主治医の許可なく病院受診はしない(マッサージ等も含みます)。しかしそれで仮に身体疾患が見落とされた場合でも患者様ご自身の自己責任。他科受診は、身体疾患を有しているかもしれない、という不安を増強する結果になります。
③①や②が守れない場合は治療終結もありうる。
というのが治療方針ということになります。

相談者様の場合は②に、「JustAnswerで身体的不安について相談しない」という項目が加わるでしょう。

こうした、患者様ご自身の病気との付き合い方が病気を根治できるかどうかを決める大きな要因となりますが、並行して薬物療法も行われます。

ソラナックスに代表されるベンゾジアゼピン作動性抗不安薬は、依存性が強く、その場しのぎにしかなりませんので、あくまで補助的に、頓服として用いられるべきです。

心気症の薬物療法は、必要十分量のSSRIを中心に処方が組まれます。

SSRIは、具体的な薬剤名としては、ルボックス(デプルメール)、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロのことです。
脳内のセロトニンという物質を増やすことで、心気的不安を消褪させると考えられています。通常の精神安定剤(たとえばソラナックス)にその作用は期待できません。

心気症に対して十分な知識をもった精神科医のもとで薬物療法と心理療法を並行して受けられ、相談者様ご自身がご自分の意志の力で心気的不安を抑え込む努力をされなければこの病気は治りません。
逆に、それができれば、心気症を治すことは可能でしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 4 年 前.

詳細な意見ありがとうございます。とても参考になります。


自分としては心気性の強い全般性不安障害(不安神経症と昔から診断されていました)かなと思います。ただ神経質で気が小さいからかななんて思いますが。


 


森田療法参考にしてみます、よく聞いたりします。


 


SSRIも聞いたことあるのですが、今度精神科に行ったとき主治医に聞いてみます。SSRIは長く飲んでいても問題ないのでしょうか?


 


こういう神経症を根治するにはやはり性格改善をしていくしかないのでしょうか?みんなが神経症になるって事はないので。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

不安障害については、精神科領域の疾患の中でも病気と正常の線引きが難しい領域です。線は引けないのだと思いますが。
「ただ神経質で気が小さい」と全般性不安障害、「あがり症」と社交不安障害の区別はなかなか付きがたいですよね。

SSRIを長期的に服用しても問題がないかどうかは、実は誰にもわかっていません。
SSRIのうち、日本で最初に発売されたのはデプロメール(ルボックス)ですが、発売年は1996年です。
日本で一番多く使われているパキシルがたしか2001年発売。

つまり、最も長くSSRIを服用し続けている患者様でも、16年間しか服薬されていないわけです。
20年、30年、SSRIを服用して長期的な副作用がないのがどうかは、製薬会社がどのような理屈をこねくり回したところで誰にもわかりません。
幸い、心気症や全般性不安障害は一生お薬を飲まなくてはならない病気ではありませんので、森田療法的アプローチに力を入れて、1~2年で服薬を止められるように努力されるのが、色々な意味でお得で安全であろうと考えます。

ただ、既にソラナックスを年単位で服用されている王ですから、そちらの方が長期的副作用という点では危ないかもしれません。

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60619

最近は、神経症は不安障害と看板を付け替え、性格の問題というよりも脳の病気として捉えらるようになりつつあります。
不安とは危険を察知するセンサーのようなものですが、それが過敏に働くようになってしまっている状態が不安障害だと想定されているわけです。
従いまして、心気症に関しては、性格の問題と捉えるよりは「脳の体質」のようなものだと捉えられて、脳の体質改善を目指すイメージでおられた方がよろしいかと存じます。
そのためのツールがSSRIであり、森田療法であると。
質問者: 返答済み 4 年 前.

返事くわしくありがとうございます。


 


SSRIよくわかりました。ソラナックス系は長期で飲んでいないのですが依存しないように気を付けます。


 


森田療法を取り入れて実践していきたいと思います。


 

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

ご快癒を祈念しております。
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