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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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こんばんは。27歳女、職業はフリーターです。大学在学時から、強い劣等感に悩んできました。 劣等感というのは主に容姿

解決済みの質問:

こんばんは。27歳女、職業はフリーターです。大学在学時から、強い劣等感に悩んできました。
劣等感というのは主に容姿のことです。くだらないとは思いますが、容姿 のことで当時通った専門学校も辞めてしまいました。
年をとるにつれ、様々な後悔、職歴がないこと、経済力がないことなど、細かいことまで他人と比べてしまい、無価値感や自殺したい気持ちが膨らんでいき、苦しいです。

3年前ほど前、心療内科に通っていたことがあったのですが、あまり話も聞いてもらえないうちに、「社会不安障害っていう病名にしておくね」と言い、薬を出すだけの先生で、不信感しか得られませんでした。また病院に行くことに抵抗がありますが、容姿のことで悩んで自殺まで考えているなど、恥ずかしくて誰にも相談できません。
今の自分を肯定されても否定されても辛い気がします。もし、何かの病気や神経症と診断されても、それが劣等感の一つになりそうです。カウンセリングなどをしたとしても、容姿は変わらないじゃないか・・・、と卑屈な考えにもなります。

さらに、憂うつな感情に波があることも病院に足が向かない理由の一つです。辛くて仕方がない時に「精神科を予約しなければ」と思っていても、何日か経つとすごく元気な気持ちになる時があり、またしばらくすると死にたいほど辛くなり、という繰り返しを何年もしています。病院を予約しても、いざ行く時になると元気かもしれないので、意味がないかも・・・と思うのです。
自分はどうしようもない、甘い人間だと思います。でも、このままの状態で生きていったとして、私は必ず自殺すると思うのです。歯止めをかけなければ、と思うのですが、上記の理由で、どうしたらいいのか解りません。
こんな時間に、面倒な質問で申し訳ありません。最近立て続けに悲しいことがあり、もう限界です。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
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こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

相談者様は、二次的には抑うつ的になっているようですが、一次的な診断は、身体醜形障害である可能性が高いと考えます。メルクマニュアルにも解説が載っています。ご自分で、当てはまる点があるとお感じになりますか?

メルクマニュアル:身体醜形障害
http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec07/ch099/ch099e.html

身体醜形障害(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BA%AB%E4%BD%93%E9%86%9C%E5%BD%A2%E9%9A%9C%E5%AE%B3

相談者様が抱かれているという容姿に関する劣等感について、少し詳しく説明していただけないでしょうか。

※回答は夜明け以降になると思います。ご了承ください。
質問者: 返答済み 5 年 前.
お返事有り難うございます。
醜形恐怖については、そうではないかと疑ったことはありました。
・容姿が気になると、外に出れない、人と会いたくない
・学校を退学する
・母親や姉妹などと比べる
・自分の容姿によって他人に不快な気分にさせていると思う
・完璧主義
などが当てはまっています。

具体的には、目・鼻・肌の汚さ・頭や耳の形など顔全体、また、体のバランスも悪いです。また、これは生まれつきですが、普通の女性には生えない部分にたくさんの濃い毛が生えており、小さいころからコンプレックスでした。

目は一重まぶたであることが嫌で、一度整形をしたことがあります。出来栄えには悪い気はしていませんでしたが、周りの目が恐ろしく気になりはじめ、まともに人の目を見れなくなったので、元に戻しました。

目については未だに強く悩み続けていますが、妹をはじめ、周囲には自然に二重まぶたになった人も多く、見るたびに「なぜこの人たちが当たり前に手にしているものが私には得られず、自分だけがここまで苦しまなければいけないのか」と悲しくなります。

ただ、醜形恐怖であるとして「容姿に欠陥があることが思い込みで、事実でない」とは到底思えません。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

もちろん、相談者様の「容姿に欠陥があることが思い込みで、事実でない」と申し上げたいわけでありません。
完璧な(それに近い)容姿の人間の方が少数派なわけですから、大多数の人間は多かれ少なかれ自分の容姿にコンプレックスを持っています。
ただ、そのコンプレックスが質的・量的に病的な水準に達している場合に身体醜形障害と診断されるわけです。

相談者様の場合、整形手術とそのやり直しをしてしまっているあたりから、確実に「単なるコンプレックス」の域を超えていると考えます。

身体醜形障害としての治療を受けられるべきでしょう。

この疾患は、相談者様もそうだあったように、大多数の患者様において、思春期に発症します。恐らくは、外見を気にするようになる思春期心性が発症の引き金になるのだと思われますが、疾患自体は脳の病気として認知されるようになってきています。

治療関係が成立した後に冷静に話せば、本人も自分が自分の容姿を過剰に気にしていることを薄々自覚している患者さんもいれば、統合失調症の妄想並みに訂正がきかない患者さんもいます。


ただ、確信の度合いに関わらず、治療の方法は変わりがありません。

必要十分量のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を用いた薬物療法を中心として、認知療法の組み合わせた治療が標準治療ということになります。

SSRIは、具体的な薬剤名としては、ルボックス(デプルメール)、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロのことです。
脳内のセロトニンという物質を増やすことで、自分の容姿へのこだわりを消褪させると考えられています。

認知療法も、単独では非常に患者様の心理的負担が大きくなりますので、まずSSRIを用いて症状を緩和して上で、認知療法でこだわりを修正していくアプローチが主流です。


日本では、SSRIを醜形恐怖治療用に適切に使える精神科医は少数派ですが、原理原則は単純で、ひとつひとつのSSRIを十分量・十分期間使用することです。ルボックスで言えば、最高用量の150mg/日まで増量し、12週間は経過を観察する必要があります。

これで症状に変化が無ければ、その他のSSRIに置換して、やはり最高用量で12週間試します。

SSRIの効果が不十分な場合は、少量の抗精神病薬が併用されることもあります。

 

薬物療法だけで完全に症状が消失することはありませんが、 何割かでも症状の改善が得られたら、上述の行動療法を開始します。

 

問題は受診先です。
軽いうつしか診ていないような街中の開業医の歯が立つような疾患ではありません。
大学病院でも市中の病院でも、思春期外来を持っている病院ならハズれる可能性は低いでしょう。相談者様の場合は現在は思春期症例ではありませんが、治療ノウハウを 持っているのは思春期症例を多く診ている医師なので、あらかじめ電話をして、診てもらえるか確認しておけば間違いがありません。

以上、拙い助言ですが、少しでもお役にたてば幸いです。

最後に、ご参考まで。
身体醜形障害について一般向けに書かれた、私が良書と判断する書籍です。
歪んだ鏡-身体醜形障害の治療
身体醜形障害 なぜ美醜にとらわれてしまうのか

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