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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14367
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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娘(20歳)。私(父、62歳)です。娘のことで相談いたします。よろしくお願いいたします。娘は高校からアメリカで留学し

質問者の質問

娘(20歳)。私(父、62歳)です。娘のことで相談いたします。よろしくお願いいたします。娘は高校からアメリカで留学しています。高校時代に寮生活で友人とトラブルがありました。友人の寮規則に反する生活にみかね同部屋の友人を追い出しました。学校側、友人間での圧力を感じパニック状態になり精神安定剤を飲みました。現在大学の夏休みの為に帰郷しアルバイトをしています。楽しく働いていましたが昨日アルバイト先で二人のアルバイトのモノが仕事もせず話しこんでばかりいるのを見て許せなくなってしまう感情が湧いてきたようです。上司に隠れサボ っている姿も許せないようです。帰宅後「許せない。そんなところで働くのは嫌だ。死にたい気持ちになる・・・・」等の言葉で暗い表情になっています。私たち親は外国の寮であった問題行動と同じではないかと思いました。確かに娘は正義感が強いところがありますが興奮するとパニック状態になります。静かに話を聞き諭していくとだんだんと落ち着いてきます。本人も「私は精神病ではないか・・」という時があります。母は「今生理中だから・・・オリモノもすくないようだ・・ホルモン(エストロゲン)が少ないのではないか・・だから不安定になるのでは・・」などいろいろ心配しています。思い切ってご相談しました。何かアドバイスがあればと期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

少し補足情報を下さい。

①一読して、お嬢様に関して、正義感が強い、完璧主義という印象を持ちましたが、ご記載の2つのエピソード以外にも、他者の怠慢が許せない、規則や秩序などにこだわる、完全主義的傾向、融通の利かなさ、考えの硬さなどはおありでしょうか。あるとしたら、それはいつ頃から目立ち始めたでしょう。

「許せない。そんなところで働くのは嫌だ。死にたい気持ちになる・・・・」という発言、特に「死にたい気持ちになる」というのは、原因と比べて極端すぎるように思われますが、お嬢様はもともとこういう傾向がある方なのでしょうか。

③高校からアメリカ留学されたとのことですが、差支えなければその理由を教えて下さい。

④中学校までのお嬢様の学校での人間関係にはとりたてて問題はなかったのでしょうか。

⑤夏休みが終わるとアメリカに帰られるのだと思いますが、仮に精神科的な問題があった場合、アメリカで治療を受けられることは可能なのでしょうか。これは、保険の問題や、言語の問題(英語で現地の医師に問題を適切に伝えられるか)という意味を含みます。

⑥「興奮するとパニック状態に」なるのはいつからですか?

以上、確認させていただけますと幸いです。
※回答は夕方以降になるかもしれません。ご了承いただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

①その傾向はあります。留学は正確にはエクアドルです。か つて私が外務省の派遣で3年ほど住んでいたところです。日本の受験が終わり急に留学したいと言いました。私の経験から望むところでありましたのでOKしました。留学先に当たってはできるだけ日本人の少ないところと・・・本人がいうのでエクアドルにしました。後日、日本の合格校に相性の悪い同級生が行くということが分かりました。結局「逃げ」だったことで少々がっかりしました。やはり一つのヤマを乗り越えないと必ず同じ地点に戻されることが良くわかります。今思えば中学3年頃でしょうか。友達の中では友人も多く明るい子です。しかし、許せない友達と出会うと悩んでいるようです。


②エクアドルでの友人とのトラブルでパニック的な傾向を見せ、国際電話で「私を探さないでください。さようなら・・・」という電話を受け、私が急きょエクアドルへ行きました。静かな森の中のホテルで私と過ごし安定しましたので帰国しました。エクアドルでの身元引受人の日本人か らは「小学校で卒業すべき精神が未発達です・・」といわれました。エクアドルの寮での友人とのトラブルの原因はキリストの教えに対して全く逆な行動をする友達が許せなくなり同部屋から友人の荷物を放り出し追い出してしまったようです。その後本人もやりすぎたと反省していますが、許せない気持ちは変わらなかったと思います。学校はキリスト教の学校です。成績はトップクラスでした。死にたい・・・と言い出すことは今でもあります。本人は「精神内科で受診したい・・私は少しおかしいのかも・・・」のような発言は母にはしているようです。


③前項でご説明しました。


④全く問題はありません。友人関係も豊かで冗談を言って笑わせる明るい子です。


⑤アメリカでの治療は可能です。現在コロラド大学です。


⑥エクアドルの高校へいってからだと思います。子供のころも私に叱られると家出のようなことをして結局どこへも行けず家の周りでうろちょろしていました。


現在、市民プールの監視とセブンイレブンでアルバイトをしています。プールのアルバイト先でも同じ日本の大学生のアルバイト生が話ばかりして仕事をしない姿を見てイライラしています。先日上司からそのアルバイト生が怒られれいるのを見て少しほっとしたようです。


返信が遅れて申し訳ありません。そちらからのお返事の確認がとれなかったのです。どうぞよろしくお願いいたします。手賀

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

ご記載を拝読した限りでは、お嬢様には、複数の精神医学的問題があるように思われます。

まず1つには強迫性のパーソナリティをお持ちであるようです。強迫性パーソナリティ障害の診断基準を満たすまでのものかどうかは判じかねますが、これによる秩序への過度のこだわりが各種トラブルの根本原因ではあるでしょう。

2つめは問題解決能力の低さです。パーソナリティに一定の(数値化できるものではもちろんありませんが)偏りがある場合、当事者ご本人も「生き難さ」を感じ、また特有のこだわりや、独特の対人関係の結び方のために周囲の方々との摩擦をしばしば生じますが、だからといって必ずしもトラブルが起こるというわけではありません。偏ったパーソナリティなりに社会に適応し、問題が生じた場合に波風を立てずに解決する方法を習得することは可能だからです。
エクアドルでの身元引受人の日本人の方の「小学校で卒業すべき精神が未発達です・・」というご指摘がお嬢様のどういった部分を指しているのかはわかりませんが、「結局『逃げ』だったことで少々がっかりしました」という相談者様のコメントと考え合わせると、パーソナリティの偏りに由来するものに限らず、問題が生じた際に、それに向き合ってご自分なりの解決方法を身に付けられておられない可能性は高いでしょう。
「一つのヤマを乗り越えないと必ず同じ地点に戻される」というのは真理でしょうね。
エクアドルで生活する中で顕在化したパーソナリティの問題に由来するトラブルを、例えば第三者に相談する、単純に我慢をする、といった方法で対処できず、事を大きくしてしまったのはこうした問題解決能力の未熟に由来するものでしょう。
「興奮するとパニック状態」になるのも同根の問題であろうと考えます。

3つめの問題は、抑うつ傾向です。これもうつ病の診断基準を満たすほどの重症度かどうかは判断しかねます。希死念慮を口にされるくらいですから(短絡的ですが)、現在ご本人にとってはストレスフルな状況に置かれていることで、気持ちが塞いでいるのは確かでしょう。

端的に申し上げるならば、お嬢様は、人格が未熟で、強迫性が強く、そのために一般的にはストレスとは感じられないことをストレスとして感じやすいために、希死念慮までを伴う抑うつ状態を容易に呈される方である、ということになります。

こうした方に対する治療は米国の方が進んでいますので、米国で治療を受けられるべきでしょう。
認知療法(cognitibe therapy)の良い適応だと考えます。

【認知療法とは】
http://jact.umin.jp/introduction.shtml

お嬢様がご自分の問題を自覚され、治療を受けられて、一定の問題解決技法を身に付けるまでは、アルバイトも含めた社会的活動を行うことは二次的・三次的に傷口を広げ、問題を複雑化させるかもしれません。
衝動的な自殺のリスクも否定できません。
今回、アルバイトは辞められて、米国で治療を受け、それが進んでから、治療の一環として社会的活動を行っていく方がよいのではないかと愚考いたします。

以上、ご参考になれば幸いです。

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現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における強迫性パーソナリティ障害の診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、精神科疾患の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

【強迫性人格障害】

A.秩序・完璧主義・精神面および対人関係の統制にとらわれ、柔軟性・開放性・効率性が犠牲にされる広範な様式で、成人期早期に始まりさまざまな状況で明らかになる。次の8つの基準のうち、4つ以上があてはまる。

1. 細かいこと(細目・規則・一覧表・順序・構成)にとらわれて、活動の主要点を見失う。

2. 何か一つでも落ち度があると、それを理由にして計画の達成を丸ごと諦めてしまうような完全主義を示す。

3. 娯楽や友人関係を犠牲にしてまで、仕事と効率性の向上に過剰にのめり込む(経済的必要性だけでは説明できない仕事・生産性への没頭)。

4. 一つの道徳・倫理・価値観に凝り固まっていて融通が効かない。

5. 特に思い出があるわけでもないのに、使い古したもの、価値のないものを捨てられない。

6. 自分のやり方に従わない限り、人に仕事を任せたり一緒に仕事をすることができない。

7. 金銭的に自分に対しても人に対してもケチである。将来の破局・困窮に対してお金は貯めておかねばならないと思っている。

8. 頑固である。

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