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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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25歳の息子についての質問です。 高校3年間、専門学校3年間、就職3年間後退職、その後再就職1カ月ですが、内気な性

解決済みの質問:

25歳の息子についての質問です。
高校3年間、専門学校3年間、就職3年間後 退職、その後再就職1カ月ですが、内気な性格で、高校では少し言葉によるいじめがあったようです。専門学校時にバイトをしましたがすぐに辞めていました。就職もコンピーターの運用管理関係の仕事でしたが、人間関係が思うように築けず、退職しました。
退職後、クリニックにかかり安定剤を服用しています。
本人が言うには、人との対話が苦手のようで、人に接するのがだめなようです。
そのため、それを思うと体が豪くなり何事も手に付かなくなるようです。
この様なことでは今後が心配です。
家族としてどの様に対応したらよいでしょうか。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

少し補足情報を下さい。

①「それを思うと体が豪くなり何事も手に付かなくなる」の「それ」とは「人との対話」のことですか?

②高校生の頃、少数でも仲の良い友人はおられなかったのでしょうか?

③ご家族との会話は普通にできますか?

④いわゆる「あがり症」なのでしょうか? 端的に、なぜ「人との対話」が苦手なのでしょう?

⑤なぜ精神科を受診されたのですか? 精神科では何か診断がついたでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

①は人の対話のことです。人との騒ぐことも嫌いなようです。


②2人くらいはいたようです。


③普通にしますが、話す数は少ないです。声も自信の無いような声です。


④あがり症ではないと思います。 前の職場で何かあったのではと思いますが、本人は話しません。自殺も考えたようです。


⑤何か不安を抱くと胸が圧迫されるようです。パニックに関する冊子を渡されました。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

ご返信・追加情報ありがとうございます。

 

ご記載を拝読する限りは2つの可能性を考えます。

 

1つは性格的な問題、もしくはそれが病的な水準にまで至っていて、回避性パーソナリティ障害の水準に達している可能性です。この場合は薬物療法はあまり効果がなく、あまり人と接する機会がない職業を選ぶなどの環境調整が必要になってまいります。

 

現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における回避性パーソナリティ障害の診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、精神科疾患の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。


【回避性パーソナリティ障害(Avoidant Personality Disorder)】

社会的制止や不適切感、自己に対する否定的評価に対して過敏性の広範な様式であり、成人期早期に始まり種々の状況で明らかになる。以下の7つの基準のうち、4つ以上があてはまる。
1. 人からの批判、否認もしくは拒絶に対する恐怖のために、重要な対人接触のある職業的活動を避ける。


2. 相手に好かれていることを確信できなければ、他人と関係を持ちたいと思わない。


3. 恥をかかされることや馬鹿にされることを極端に恐れて、親密な関係の中でも相手に遠慮してしまう。


4. 人が集まる社会的な状況で、人に批判されることや拒絶されることに心が捕らわれている。


5. 『自分は人と上手く付き合えない』という不適切感によって、新しい対人関係がつくれない。


6. 自分は社会的に不適切である、自分には長所がない、または他の人よりも自分が劣っていると思っている。


7. 恥をかくかもしれないという理由で、個人的な危険を冒すことや何か新しい活動を始めることに対して、異常なほど引っ込み思案である。

 

見やすさのために、ここでいったん回答を区切ります。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

もうひとつの可能性は社交不安障害(SAD)という疾患です。
以下にSADのポータルサイトを2つお示しします。
両サイトとも、SADを診療可能な医療機関の検索が可能です。

【SAD(社会不安障害・社交不安障害)総合情報サイトSAD NET】
http://www.sad-net.jp/

【社交不安障害(SAD)情報サイト】
http://utsu.jp/sad/

SADの場合、人前に出ると不安が高まる⇒そういう状況を回避するようになる⇒ますます人前に出ることが苦手になって、いざ冠婚葬祭などのやむを得ない事情で不特定多数の人と接触した場合に不安症状が強く出る⇒さらなる回避行動(たとえば退職、退学、引きもこり)に至る、という悪循環に陥りがちです。

SADはパニック障害の類縁疾患ですので、現在かかられている精神科ではこれを念頭に治療が行われているのかもしれません。

 

既に精神科で治療が開始されているわけですから、診断が確定し、治療方針が定まるまではご家族としてはあまりご本人を励ましたりはしない方向で支持的に接してあげるのがよろしいかと存じます。

また、ご子息の主治医に直接会って、診断と治療方針、今後の見込みについては確認されるべきでしょう。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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