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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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2回別々の精神科でうつ病と診断されましたが、アルコールを飲むので薬が飲めません。お酒を飲むとひどく落ち込むことが時々

解決済みの質問:

2回別々の精神科でうつ病と診断されましたが、アルコールを飲むので薬が飲めません。お酒を飲むとひどく落ち込むことが時々あり、でも飲まずにいられないのですが、そんな時は、いつかうつ病の薬を手のひらいっぱいもらっただけ飲んでしまいそうでお医者様に進められても受け取らなかったり、捨ててしまったりしています。薬に関する不信感が強いんだとお もいます。普段は死にたいと思いません。薬を飲んだ朝(仕事に行かなければならないし、さすがに朝からお酒は飲まないので朝だけ飲めます。)は、昼ごろになると薬の効果が切れた気がして、不安や物忘れなどの症状が出てきます。吐き気や眠気でも困ったりして、薬は二週間ほどでやめてしまいました。今はもう精神科にも行っていません。薬を飲まないと、うつ病は治らないのでしょうか。そもそも、子どもの頃から後で後悔しそうな言動をする傾向があり、子供のころからの性格のような気がして、私は自分が本当にうつ病な気がしません。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

たしかに、精神科疾患の場合、血液検査や画像検査のような客観的な指標に基づいて診断が下るわけではありませんから、診断の信頼性には一定の限界があります。
しかし、ご記載の内容と、別々の精神科で独立してうつ病の診断を受けられていることを考えると、相談者様がうつ病を患われている可能性は高いと考えます。

「薬を飲まないと、うつ病は治らないのでしょうか」というご質問に関しては、回答はYesでもありNoでもあります。
「うつは心の風邪」というキャッチフレーズで患者様に受診を促すような啓蒙活動がかつて行われましたが、現在では、うつ病は再発を繰り返す慢性疾患であると認識されるようになってきています。

1回のうつ病エピソードは、誘因となったストレスが除去されるなどすると、平均6か月で自然に治る(うつ病の場合は「寛解する」といいます)とされています。抗うつ薬はその寛解までの期間を短縮する役割を果たします。
また、維持療法として継続的に服用することで、再発を予防する作用があることも確かめられています。

精神科のお薬一般が、お酒との飲み合わせが悪いことは事実ですから、原則的には服薬中は断酒が必要です。
精神科のお薬の過剰服用は非常に危険です。

限られたご記載からですが、私は相談者様はうつ病を患われていると考えます。
しかしアルコール多飲、薬物過剰摂取のリスクがあるならお薬は手元に置かない方がいいでしょうし、薬物療法を受けたいと思うのであれば断酒されるべきでしょう。
環境が改善する見込みがあるのであれば、今回のうつの波が過ぎ去るまで身を低くして待つのもひとつの方法ではあるかもしれません。

私が申し上げられるのはここまでです。
結論は、これらを材料に、相談者様ご自身で下されるべきでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
再投稿:回答が不完全.
では、私がうつ病だとして、薬以外でどうやって治したらいいというのでしょう?繰り返しこれからも起こることをどうしたら防げるのでしょう?
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信ありがとうございます。

認知療法という心理療法が有用かもしれません。
回答は2-3時間になるかもしれませんが、しばらくお待ちいただけますと幸いです。

こういった形でご質問の再投稿をされるということは、断酒も環境調整も難しいと理解してよろしいでしょうか。
質問者: 返答済み 5 年 前.

断酒の希望も環境が良くなる可能性もありません。むしろ悪くなる予感がします。たとえ、仕事で成功途上にあるときでさえ、台無しにしてしまいたくなるのです。昔からそうでした。私は自分が嫌いなんだと思います。でも何とかしなければなりません。良くなりたいんです。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
了解です。

相談者様の考え方にはある種の癖があり、それによって悪い方向に環が回っているのは間違いが無いようです。
やはり相談者様には、お酒の問題を差し引いても、認知療法が好適であると考えます。

認知療法という心理療法の根底にあるのは、周囲の環境を変えられなくとも、自分が周囲を理解する(認知する)方法を変えればストレスは軽減される、という思想です(無理にポジティブシンキングをしろという意味ではありません。念のため)。

人間は世界のありのままを観ているのではなく、その一部を抽出し、解釈し、帰属させているなど 「認知」しているのであって、その認知には必ず個人差があり、客観的な世界そのものとは異なっています。
認知療法では、そのため、誤解や思い込み、拡大解釈などが含まれた自らに不都合な認知をしてしまい、結果として様々な嫌な気分(怒り、悲しみ、混乱、抑うつ)が生じてくると仮定しています。
不快な気分や 不適切な行動の背景として「考え方」つまり「認知」に着目し、この不都合な認知⇒気分の流れを紙などに書いて把握すること、また、それらに別の観点を見つけるべく紙に書いて修正を試みる事が認知療法の根幹になります。
ステレオタイプな認知を歪みと命名したりします。

認知療法では認知の歪みに対し、反証や多面的解釈を生み出す手助けをします。このように自らが認知を修正することによって、身体反応が軽減したり、苦しみの少ない方向に情動が変化したり、より建設的な方向に行動出来るようになったりするとの説があります。

認知療法を受けるには、インターネットなどで検索してこの治療法を行っている心療内科やカウンセラーを探す必要があります(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。
実際のところ、昨年からうつ病に対する認知療法は、保険診療の対象となっています。これはうつ病に対する有効性を厚生労働省が認めているということで、他にそのような扱いを受けている心理療法はありません。

認知療法的な思考方法を身につけるためには、一般の方向けの書籍がたくさん出版されていますから、それを読み、独習するだけでも一定以上の効果が期待できます。

こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳
http://www.amazon.co.jp/gp/product/442211283X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&tag=polyhedron00-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=442211283X

心のつぶやきがあなたを変える―認知療法自習マニュアル
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4791103548/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&tag=polyhedron00-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4791103548

あたりが推薦図書です。
人間、すぐに変われるものではもちろんありませんが、事態を好転させる努力は続ける必要があるでしょう。「
何とかしなければなりません」。

本当は複数の選択肢が残されていることがほとんどです。
ただ、それをみつけるには、相談者様が新たな視点を手に入れる必要があるかもしれません。
良くなりたい」のであれば、認知療法的なアプローチはその一助になると思うのですが。

以上、ご参考になれば幸いです。
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