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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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昨日、母(57歳)が躁状態のため入院しました。ネット等にある躁状態の症状が顕著であり相談した精神科にて即入院となりま

質問者の質問

昨日、母(57歳)が躁状態のため入院しました。ネット等にある躁状態の症状が顕著であり相談した精神科にて即入院となりました。(入院は3度目で3年ほど鬱状態が続いた後の躁状態です。)
1ヶ月~2ヶ月入院予定ですが、治療中の家族の接し方や退院後の接し方などについて、してはいけないことなどはありますか。また、いっていることに対してどのような返答をすればいいのか困っています。
精神科にてどのような薬を飲んで治療しているのかも把握しておくべきでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

躁うつ病(双極性障害)は、うつ病に比べて「心の病気」としてよりも「脳の病気」としての側面が強い疾患です。したがって、接し方よりも、薬物療法の内容の方が大きな比重を占めます。

双極性障害の患者様の7割がうつ状態で発症し、それは普通のうつ病と臨床上区別がつかないため大多数の患者様は当初はうつ病と診断されます。
しかし経過中に躁状態が現れると躁うつ病に診断が切り替わり、治療方針も変わります。

躁うつ病とうつ病は全く異なる病気であることが分かっており、病像が似ていても、躁うつ病の患者様のうつ状態に抗うつ薬を投与しても効果がありませんし、むしろ躁転や急速交代化、難治化といった、病状の複雑化を招きます。

躁うつ病の治療は薬物療法が中心で、気分安定薬と呼ばれる、気分の幅を一定に収めるお薬が用いられます。薬剤名としては、リーマス、デパケン、テグレトール、ラミクタールなどが気分安定薬にあたります。
これらのお薬は躁うつ病の躁状態にもうつ状態にも有効で、継続的な服薬を続けることで病相予防効果もあります。

したがって、お母様が十分量(有効血中濃度内)の気分安定薬を中心とした処方で治療されているか、うつ病から双極性障害に診断が切り替わった後に漫然と抗うつ薬が処方されていないかを把握しておくことは極めて重要です。

私見では、双極性障害に対する適切な薬物療法を行える精神科医は全体の1割程度だと思います。
接し方も重要ですが、まずは主治医が双極性障害の薬物療法について十分な知識と技量を有しているか、測ることが重要でしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

【日本うつ病学会:双極性障害(躁うつ病)とつきあうために】
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/

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