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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14372
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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私ではなく、私の子供(中学生)の話ですが、中学校の給食(食器は洗浄して消毒、再利用)が、気持ち悪い。 理由は他人が

質問者の質問

私ではなく、私の子供(中学生)の話ですが、中学校の給食(食器は洗浄して消毒、再利用)が、気持ち悪い。
理由は他人が一度使った食器は洗ったとしても気持ち悪いということで、なおかつ全部食べなければいけない
ということで、それが、理由で登校拒否になりました。
 空気中にあるほこりもすってるんだから気にすることないじゃん。 と言ってもなかなか、納得しません。
精神的に言うと、不潔恐怖?というのでしょうか?
 有効なアドバイスや、有効な直す方法があれば、アドバイスお願いします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

 

ご子息は強迫性障害の診断基準を満たしている可能性が高いと思います。症状はまさに不潔恐怖です。


「空気中にあるほこりもすってるんだから......」といった理詰めの説得は無効ですし、不登校になってしまっているほどですから医学的な介入が必要でしょう。

転校はまったく解決策になりません。

 

以下のサイトから検索できる児童青年精神医学会の専門医がいる施設を受診されることをお勧めいたします。

 

【児童青年精神科専門の医療施設一覧】

http://child-adolesc.jp/nintei/ninnteii.html

 

強迫性障害の基本概念、ご子息との接し方はこのサイトが参考になると思います。
【九州大学病院精神科行動療法研究室】
http://www.npsybt.jp/

 

**********************************************

現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における強迫性障害の診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、精神科疾患の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

A. 強迫観念、強迫行為のいずれか。

強迫観念  (1)、(2)、(3)、(4)によって定義される:
(1)反復し継続する思考、衝動、イメージ(心象)のいずれかで、それらは障害が生じている間に、邪魔で不適切なものとして体験され、著しい不安や苦痛の原因となる。
(2)その思考、衝動、イメージは、単なる現実生活の問題についての過剰な心配ではない。
(3)その人は、この思考、衝動、イメージを無視、抑制、何か他の思考または行為によって中和しようと試みる。
(4)その人は、その強迫的な思考、 衝動、イメージが(思考吹入のように、外部から強制されたものでなく)自分自身の心の産物であると認識している。

強迫行為  (1)、(2)によって定義される:
(1)反復行動(例:手を洗う、順番に並べる、確認する)、または心の中の行為(例:祈る、数を数える、声を出さずに言葉を繰り返す)があり、それらは強迫観念に反応して、もしくは厳密に適用しなくてはならない規則に従って行うよう駆り立てられている感じがする。
(2)その行動や心の中の行為は、苦痛を防ぐ、もしくは減らす、または何か恐ろしい出来事や状況を避けることを目的としている。しかし、この行動や心の中の行為は、消去や防御をねらったものとしては、現実的な手段として筋が通っていない、もしくは明らかに過剰である。

B.障害の経過のある時点で、強迫観念または強迫行為が、過剰もしくは不合理であると認識したことがある。(注)これは子供には当てはまらない。

C.強迫観念または強迫行為により、著しい苦痛があるか、時間の浪費がある(1日1時間以上かかる)か、通常の生活習慣、職業(または学業)での業務、普通の社会活動や人間関係への無視できない妨げがある。

D. 別のⅠ軸(精神の臨床疾患)の障害がある場合、強迫観念または強迫行為の内容は、それに制約されたものではない。
(例:
摂食障害がある場合の食物へのとらわれ、
抜毛癖がある場合の毛抜き、
身体醜形障害がある場合の外見への心配、
物質使用障害がある場合の薬物へのとらわれ、
心気症がある場合の重篤な病気にかかっているというとらわれ、
性嗜好異常がある場合の性的な衝動もしくは空想へのとらわれ、
大うつ病性障害がある場合の罪への黙考)。

E.障害は、物質(例:乱用物質、投薬)または一般の身体疾患による、直接的な生理学的作用のためではない。

*該当の場合、特筆:
洞察力が乏しい場合:現在のエピソードのうちほとんどの期間、強迫観念および強迫行為が、過剰もしくは不合理であることを認識していない人。

質問者: 返答済み 5 年 前.
再投稿:回答の質.
専門家の生の声現場のことが聞きたかったのに検索すればわかる情報しかなかった。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
検索しておわかりになっているのであれば、なぜ「空気中にあるほこりもすってるんだから気にすることないじゃん」などと無益なことを仰ったり、効果の期待できない転校を考えられたりしたのですか?

ご質問内容が「有効なアドバイスや、有効な直す方法」ということでしたから、専門医の受診をお勧めしました。

専門家の生の声現場のことが聞きたかったのであれば、なぜそのようにご質問をされなかったのでしょうか?
JustAnswerは、相談者様が質問料金を提示して質問を投稿し、専門家はその質問が自分の専門知識が及ぶ範囲のもので、回答にかける手間や時間が提示された質問料金に見合うと考えれば回答する、というサイトです。
私は最初のご質問には過不足なく回答したつもりでおります。
質問料金は最初の質問に対する回答に対して支払われるべきものです。
書き漏らしはあったかもしれませんし、次から次へと追加で聞きたいことは出てくるかもしれませんが、それは相談者様の側のミスであって、最初に設定・提示された質問料金に含まれていないものです。

サービスで追加回答いたしますが、有効なアドバイスは、病院受診を促すことです。
受診された後は、以下のような治療が標準的に行われます。
強迫性障害(OCD)の治療は、必要十分量のSSRIを用いた薬物療法と、行動療法(曝露-反応妨害法)の組み合わせが国際的な標準治療です。

SSRIは、具体的な薬剤名としては、ルボックス(デプルメール)、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロのことです。
脳内のセロトニンという物質を増やすことで、強迫観念を消褪させると考えられています。通常の精神安定剤にその作用は期待できません。

行動療法も、単独では非常に患者様の心理的負担が大きくなりますので、まずSSRIを用いて強迫観念を緩和して上で、行動療法で強迫行為にアプローチする方法が主流です。

行動療法はご家庭で実行することが可能ですし、しなければなりませんが、専門家の指導が必要ですし、ある時期まではお薬の助けが必要になります。

回答になっていますでしょうか。

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