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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14345
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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娘(高3)が1週間ほど前から胃の不調を理由に食事が取れなくなりました。大学受験のストレスからくるものだと思いましたが

解決済みの質問:

娘(高3)が1週間ほど前から胃の不調を理由に食事が取れなくなりました。大学受験のストレスからくる ものだと思いましたが、腸科に行き、胃酸を抑える薬など処方してもらい様子を見る事にしました。胃の不調が改善されれば食事が取れるものだと思っていましたが、食べ物を全く受付なくなりました。お腹は空くようで「今日は食べれそう」と言うのですが、いざ食べ物を目の前にすると手がまったく動きません。野菜ジュースやウィダーのような飲むゼリーしか口にできません。不安で泣き叫んだ事もあります。胃の不調は単なるきっかけで、精神的な要因が大きいのではないかと、心療内科にも行きました。病院に因ると思いますが、本人は「もう行きたくない。学校の先生や家族と話をした方が心が落ち着く」と言っています。普段は陽気で明るく食事が出来ない事以外まったくいつも通りです。睡眠もとれていますし、いろいろな事を私に話してくれます。無理に食事を勧めることはせず、なるべく今まで通り接しようと思うのですが食事が出来ない姿を見ると私まで胸が苦しくなってきます。今度胃カメラで検査をしてもらうつもりですが、娘の食事を採れない様子を見ると内科的な問題だと思えません。本人が望んで勉強しているのですが、真面目すぎる為テストや塾の往復など疲れを感じているようでした。体型は標準ダイエットはしていませんでした。不順ですが生理は来ています。今後どのようにしていけば良いのでしょう。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。
大学病院在籍時は児童・思春期症例を診察するグループで臨床と研究に従事していました。

お嬢様が食事ができない原因が身体疾患によるものではないという前提で回答いたします。

相談者様はおそらく摂食障害、いわゆる拒食症(神経性無食欲症:AN)の可能性を懸念されているのだと推察いたします。
ANの場合、大多数の患者様が若い女性で、さらにその大多数がダイエットを契機にANを発症します。こうした患者様をdieter(ダイエッター:ダイエットする人)と呼びます。
しかし一方で、ダイエットを意図していないのに食事が摂れなくなり、ANを発症するnon-dieterと呼ばれる一群がいることも明らかになっています。

ANの病態に関しては色々な考え方があるのですが、「ANになりやすい心身の体質」というものがあることは多くの研究者・臨床家が認めています。
不思議なことに、一定以上の体重減少が起こると、その原因がダイエットであるなしに関わらず、ボディイメージの歪み(標準体重に満たない場合も、自分自身の体重を多すぎると感じる)、活動性の亢進、病識(自分が病気だという認識)の欠如、というAN特有の精神症状が現れるようになります。

つまり、ANという病気が発動するスイッチのようなものが脳の中にあって、ある水準まで体重が減少すると、そのスイッチが入ってANが発動するという考え方です(異論もありますが)。
昨今、若い女性のおおよそすべてがダイエット志向を持っていますから、このスイッチが入る方が多いというだけで、身体疾患が原因で体重減少が起こった場合でもこのスイッチが脳内にある方はANを発症します。
非特異的なストレスで食欲がなくなり、それを契機に体重減少⇒AN発症という経過はノン・ダイエッターの患者様では典型的なものです。

病気の説明が長くなりましたが、お嬢様は、従って、現在が鍔際です。
ANを発症しかけている可能性は高いと思われます。
ANを発症してしまうと治療には時間がかかりますし、低体重や無月経が続くようになってしまうと
現在の身長と体重の記載がありませんが、体重が減少していくようだと黄色信号でしょう。

心流内科/精神科を受診されることをお勧めしますが、既に試され、ご記載があるように、受診先は厳選しなければなりません。
ANを適切に診ることができる精神科医は全体の1割にも満たないからです。一般の精神科や心療内科の病院・クリニックではこの問題には対応できません(おそらく一度受診された心療内科はAN治療の十分なノウハウが無いところだったのでしょう)。

以下のサイトから検索できる児童青年精神医学会の専門医がいる施設を受診されることをお勧めいたします。
【児童青年精神科専門の医療施設一覧】
http://child-adolesc.jp/nintei/ninnteii.html

以上、ご参考になれば幸いです。
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