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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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はじめまして。私は結婚してからうつ病で診察を続けて、うつ病ではなく躁鬱病だったと診察され、自分では躁の時が本当の自分

解決済みの質問:

はじめまして 。私は結婚してからうつ病で診察を続けて、うつ病ではなく躁鬱病だったと診察され、自分では躁の時が本当の自分だと信じていたので、それが病気の症状だったのだと思った時から、自分の何を信じればいいのか分からなくなり、最近入った会社は生活のために行っていますが、人とは全くコミュニケーションはとれません。家に帰ってからは、家事もどうしたらいいのか分からず 、ただ座りながら膝をかかえるか、寝てしまうことしかできません。旦那といる以外は人との交流はまったくありません。旦那とも意思疎通ができません。今は鬱の薬を毎日飲んでいるのですが、自分自体が壊れてしまった様に感じ会話はできずただ時間が過ぎるだけで、この状態は鬱とは別のものか、どうしたらいいのか毎日ひどくなるような気がします。何か一つでもアドバイス頂けたら嬉しいです。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

双極性障害(躁うつ病)の患者様の7割がうつ状態で発症し、それは普通のうつ病と臨床上区別がつかないため大多数の患者様は当初はうつ病と診断されます。
相談者様のように「自分では躁の時が本当の自分だと信じて」おられる患者様は一定数おられ、躁状態の時の頭の回転の速さや爽快感、万能感などが忘れられず、治療している精神科医に、「躁状態でキープしてほしい」と希望したり、治療を自己中断されてしまう方もおられます。躁うつの波が治まると(治療が成功したということですが)、「メリハリは無くなってなんだかつまらない」という感想もよく聞かれます。

しかし躁状態とはエネルギーの前借りのようなものであり、そこで消耗してうつ状態に転じることが少なくありませんし、脳にも負担がかかりますので、躁状態はコントロールしなければなりません。

同様にうつ状態もコントロールしなければならないのですが、躁うつ病とうつ病は全く異なる病気であることが分かっており、病像が似ていても、躁うつ病の患者様のうつ状態に抗うつ薬を投与しても効果がありませんし、むしろ躁転や急速交代化、難治化といった、病状の複雑化を招きます。

躁うつ病の治療は薬物療法が中心で、気分安定薬と呼ばれる、気分の幅を一定に収めるお薬が用いられます。薬剤名としては、リーマス、デパケン、テグレトール、ラミクタールなどが気分安定薬にあたります。
これらのお薬は躁うつ病の躁状態にもうつ状態にも有効で、継続的な服薬を続けることで病相予防効果もあります。

実のところ、躁うつ病の治療を適切に行える精神科医は全体の10%程度と見積もられ、学会でも問題となっています。
相談者様の場合も「今は鬱の薬を毎日飲んでいる」とのことですが、これは全く間違った治療法です。

ご記載を拝読する限りは、現在の状態は、うつ状態だと思います。上述した、躁うつ病のうつ状態に対する適切な治療を受けられる必要があります。
一方で、うつ状態から回復した後に、「躁の時が本当の自分」という感覚を補正して、新しいアイデンティティを確立する必要があるでしょう。

処方だけを拝見するかぎりでは現主治医にそういった治療を行う実力はなさそうですので、水準の高い医療機関でセカンドオピニオンを受けられるか、転院されることをお勧めいたします(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介はしておりません。ご了承ください)。

以上、ご参考になれば幸いです。

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