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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14192
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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主人が躁鬱病です。 金銭問題、女性問題、自殺願望。。。ここ一年弱の間に色々ありました。 その都度なんとか後始末を

解決済みの質問:

主人が躁鬱病です。
金銭問題、女性問題、自殺願望。。。ここ一年弱の間に色々ありました。
その都度なんとか後始末をしてきました。(まだ、後始末が終わり切ってないものもありますが。。)
女性問題については、『寂しかったから。。。もうしない』と言ってくれましたが、最近また女性問題も金銭問題も始ってしまった気がします。 きっと本人に聞いても否定するだけでしょう・・・ 
すべて、病気のせいだと本人は言います。
本人が体調が良くないのも、精神的に ホントに苦しいのもわかります。 
初め自律神経失調症と診断されてから今の躁鬱病と診断されるまでの16年ずっとそばで見守って来たつもりです。
でも、さすがに子供も思春期でお金もかかる時期です。
(本人には確認できてませんが消費者金融で数十万借りてる様です)
このまま同じことの繰り返しだと、経済的にも家族の精神的にもピンチになることが
目に見えてる気がします。

どう対処して行けばいいのでしょう?
ホントわからなくなりました。。。。
本人に色々聞いても、話し合ってもキレて・・・しばらくして死にたいと言って・・・
数日経つとケロッとしてるんだと思います。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.

こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

 

躁うつ病(双極性障害)は、薬物療法を中心に治療が行われる疾患ですが、適切な診断と治療を行える精神科医の数は限られているのが現状です。

 

不適切な治療が行われると、躁とうつの周期がどんどん短くなり、数日周期で躁うつを繰り返すような「急速交代化」が起きるようになったり、躁状態とうつ状態が混在した「混合状態」が現れたりするようになります(混合状態においては自殺率が高いことが知られています)。また、それが長引くと、患者様ご本人が、本来の自分の「正常な気分」がどれくらいだったかがわからなくなりますし、躁状態、うつ状態で引き起こしたトラブルのために自己評価が低下し、ひいては人格変化の生じます。

 

間に合うかどうかはわかりませんが、まずは薬物療法を最適化する必要があります。

 

よろしければ、ご主人の薬物療法の内容(全てのお薬の名前と、それぞれの1日量)を教えていただけないでしょうか。

質問者: 返答済み 4 年 前.

お返事ありがとうございます。

今現在 主人の服用している薬は

スルピリド100mg  1回1錠 毎食後     2mgセルシン 1回1錠 朝・夕食後

ノイオミール25mg  1回1錠 毎食後    ムコスタ100mg 1回1錠 毎食後 

パキシル10mg   1回1錠 毎食後  ビタノイリンカプセル25 1回1錠 朝・夕食後

デゾラム0.5mg  1回1錠 毎食後   リーマス200 200mg 1回1錠 夕食後

ラックビー微粒N 1% ・ 「重質」カグマG『ヒシヤマ』0・33g 1回1袋 毎食後

ロキソニン60mg  1回1錠 毎食後

ドンペリドン10mg  1回1錠 毎食後

ウルソ100mg   1回1錠 毎食後

ハルシオン0,25mg  1回1錠 就寝前

ロヒプノール1 1mg  1回1錠 就寝前

セロクエル25mg  1回2錠 就寝前

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございました。

処方の転記、大変であったであろうとお察し致します。
処方される薬剤の数と、その処方をした医師の腕は反比例すると思っていただいて間違いありません。

結論から申し上げれば、ご主人は転院されるべきでしょう。

双極性障害は単極性のうつ病と比べて「脳の病気」としての要素が強く、薬物療法の重要性が相対的に高くなります。

双極性障害(躁うつ病)の患者様の7割がうつ状態で発症し、それは普通のうつ病と臨床上区別がつかないため大多数の患者様は当初はうつ病と診断されます。
しかし経過中に躁状態が現れると躁うつ病に診断が切り替わり、治療方針も変わります。
躁うつ病とうつ病は全く異なる病気であることが分かっており、病像が似ていても、躁うつ病の患者様のうつ状態に抗うつ薬を投与しても効果がありませんし、上述したように、むしろ躁転や急速交代化、難治化といった、 病状の複雑化を招きます。

躁うつ病の薬物療法の主剤としては、気分安定薬と呼ばれる、気分の幅を一定に収めるお薬が用いられ ます。薬剤名としては、リーマス、デパケン、テグレトール、ラミクタールなどが気分安定薬にあたり ます。
これらのお薬は躁うつ病の躁状態にもうつ状態にも有効で、継続的な服薬を続けることで病相予防効果もあります。


ご主人は、百害あって一利無しの抗うつ薬(スルピリド、パキシル)を2剤も服用されています。これ を服用していても相談者様のうつ状態は良くなりませんし、却って難治化・複雑化が進むでしょう。

また、主剤たるべきリーマスは服用しているようですが、リーマス(炭酸リチウム)の血中濃度は測定されていますでしょうか。このお薬には有効血中濃度があり、その濃度に達していなければ効果が得られないため、血中濃度を測定しながら用量を調整しなければなりません。通常、有効血中濃度を得るために必要なリーマスの1日量は800mg以上であり、200mgしか服用されて いないご主人は 気分安定薬を服用していないも同然です。

本来の病気の治療薬を服用しておらず、悪化させるお薬だけを服用している現在のご主人が、良くなるはずはありまえんし、今後も改善への経過を辿る可能性は低いと言わざるを得ないでしょう。

まずは適切な薬物療法を受けられ、足場を固められた上で生活改善を試みるのが正しい順番だと言えます。
恐らく現在のご主人は躁状態とうつ状態を短い周期で繰り返されているか、継続的に混合状態にある可能性が高いと考えます。

双極性障害の治療をよく近いしていて、せめて5剤程度の薬剤で治療を行ってくれる医師のいる病院に転院されることをお勧め致します。
JustAnswerでは特定の医療機関の推薦紹介をしていませんので、ご了承ください。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
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経験: 医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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