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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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パニック障害と診断されてから1年になります。24歳女です。 3ヶ月ほどの休養を経て、去年の8月からパートを始めたの

質問者の質問

パニック障害と診断されてから1年になります。24歳女です。
3ヶ月ほどの休養を経て、去年の8月からパートを始めたのですが、思うように出勤できず、今月いっぱいでやめることになっています。
出勤自 体はあと4回なのに、行きたいという気持ちと行けない体に挟まれて取り乱したくなります。
最近では仕事に行くことを考えるだけで涙が出て、腕や手の甲をつねったりひっかいたりしてしまいます。
中途半端な形で辞めるのは一番嫌なことなので、こんなことで悩んでいる自分にもうんざりです。
どうやったら頑張れますか?パニック障害とはまったく違う症状だと思うのですが、病気に甘えているだけでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

精神症状を呈する身体疾患が無いという前提で申し上げれば、パニック障害にうつ病を合併されている可能性が高いと考えます。
パニック障害患者様のうつ病合併率は高く、6割の患者様が病気のいずこかでうつ病を発症すると言われています。

過度に自責的になっていること(期待を裏切るようで辛い、病気に甘えていると思う)、抑うつ・悲哀感が強い(行くことを考えるだけで涙が出る)、焦燥感(取り乱したくなります)、日内変動(朝起きるのが辛い)、等々がありますから、おそらくうつ病の診断基準を満たすと思われます。

主治医に相談されることをお勧めしますが、処方を拝見する限りはパニック障害の治療の適切には行えていないようですので、他の病院・クリニックに転院された方がよろしいかもしれません。

JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていませんが、(転院をするとしたら)転院先をお決めになる際には、以下の記事が参考になると思います。

【うつ病:適切な治療を受けているのは1/4(2008年 日本うつ病学会調べ)】

以上、ご参考になれば幸いです。

******************************************************
現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における大うつ病性障害(うつ病)の診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、うつ病の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

次の1)~9)のうち、基本症状である1)と2)の少なくとも一つを満たすことを必須として、他のよくある症状と併せて合計5つ以上の症状に当てはまり、これらの症状がほとんど1日中、ほとんど毎日あり、2週間にわたっていること、且つ1)~9)の症状がA~Dを満たす場合に、大うつ病性障害と診断されます。
1) 抑うつ気分:気分の落ち込みを感じる。
2) 興味、喜びの著しい減退:全ての活動に対して興味や喜びを感じない。
3) 体重減少か増加、または食欲減退か増加:この1ヶ月で5%以上の体重の減少か増加がある。
4) 不眠 または睡眠過多:不眠または過眠(10時間以上)がある。
5) 精神運動静止または焦燥:何をするにも億劫で辛く感じ、仕事をするのに時間がかかるようになった。または焦燥感でイライラしたりする。
6) 易疲労感または気力の減退:やる気が出ない、すぐに疲れてしまう。
7) 無価値感または罪責感:自分を無価値な存在と感じて自信がなかったり、過度に自分を責めることが多い。
8) 思考力や集中力の減退または決断困難:考えるのに時間がかかり、決断ができなくなった。
9) 自殺念慮等:生きるのが辛く、死について考えることがよくある。
A. 混合性エピソード(躁うつ)ではない。
B. 著しい苦痛を感じる、または社会的・職業的な機能障害がある(非常につらい、または日常生活に支障がある)
C. アルコールや薬物による作用や身体疾患によるものではない。
D. 死別反応ではない(愛する人を失った後、症状が2ヶ月以内ならば離別反応と考えられます)

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