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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14384
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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長男22歳が双極性障害と診断されました。いま大学病院に入院中ですが、頓服として処方されるコントミンの効きが悪く、自分

解決済みの質問:

長男22歳が双極性障害と診断されました。いま大学病院に入院中ですが、頓服として処方されるコントミンの効きが悪く、自分を責め生きる価値がない死んでしまいたいとまで追い詰められています。主治医以外に臨時に診察して下さった医師の処方薬はとても効果が感じられたようで、ジプレキサ10ミリグラムを始め、午後からの活動量は上がってきたようです。ただ一週間分の処方のみで、病院のケースワーカーに主治医の変更をお願いしたのですが、入院中はできないとの 返事でした。
アメリカにはまだ、日本では使えない双極性障害の薬があり、効果があるとネットでみました。渡米してでも、なんとか長男の強い不安感を解消できないかと模索中です。
現在入院中の病院では、行動療法や考え癖など、対応してくださるようですが、理由が明らかな不安ではなく、とにかく強い不安感とそわそわ感です。気分が上がってくると、苦手なことや義務感があっても、作業効率は良く快活な友人交流ができる明るい子どもでした。戻れるものでしょうか。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

渡米までを考えなくとも、日本で出来そうなことがいくらでも残っているように思われます。
コントミンは(今時そもそもあまり使いませんが)、使うとしたら躁状態を抑えるために使うお薬であって、「自分を責め生きる価値がない死んでしまいたい」というような症状には効かないでしょう。

ジプレキサは最近、双極性障害のうつ状態に対しても承認を受けました。躁状態にもうつ状態にも効くお薬ですから、たしかに効果はあるでしょう。

①ご子息は現在うつ状態なのでしょうか。躁状態なのでしょうか。

②現在服用されているすべてのお薬の名前とそれぞれの1日量、デパケン(バルプロ酸)に関しては血中濃度を教えてください。

以上、確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

現在はうつ状態です。デパケンの血中濃度は、こちらからリクエストして測っていただき51%でした。今年2月に入院をし、主治医の移動とその他の理由から、閉鎖病棟への移動を匂わせられ、5月初めに退院しました。デパケンの血中濃度は4月初めの値です。どう見ても低いように、素人ではありますが感じました。退院してから、2日間は良かったのですか、臨時受診で退院してから5回ほど通院し、コントミンの副作用防止薬を合わせて100ミリグラムまで服用しつつ、布団にくるまり、泣きながらうつらうつら寝ている状態でした。

質問者: 返答済み 5 年 前.

すみません。4月9日に退院しました。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございました。

既にご賢察の通りですが、現在の主治医は、手持ちの武器すら十分に使いこなせていませんよね。デパケンの血中濃度に関して申し上げれば、80くらいを狙いたいところです。

日本うつ病学会も、双極性障害の標準的な治療(十分量の気分安定薬の使用、抗うつ薬は躁転や急速交代化を引き起こすので使用しない、定型抗精神病薬は可能なかぎり使わない)を行える精神科医があまりに少ないことに懸念を示しているほどです。

同学会が2008年に行った調査では、日本では、適切な治療を受けているうつ病患者様は25%に過ぎないと言う結果が出ています。

【うつ病:適切な治療を受けているのは1/4(2008年 日本うつ病学会調べ)】

うつ病でこれですから、双極性障害ともなれば、私の臨床感覚では、まともな治療が行える医師は全体の1割にも満たないでしょう。

ご子息に関して申し上げれば、不十分量のデパケンと、うつ状態を悪化させるコントミン(さらには定型抗精神病薬に付き物のパーキンソン症状を抑える薬:おそらくアキネトンかアーテン)を用いられているだけですから、良くなる道理がありません。

「アメリカにはまだ、日本では使えない双極性障害の薬があり、効果があるとネットでみました」というそのお薬が何を指しているのが分かりませんが、日本国内で使用されているお薬で、まだまだご子息に試みられるべきものがあるように思います。
双極性障害は「心の病気」よりも「脳の病気」としての性格が強い疾患ですから、薬物療法が最適化され、症状が寛解していなければ精神療法(認知療法)は適応とはなりません。

デパケンは「使い切る」べきですし、うつ状態が前面に出た双極性障害ならば、気分安定医薬としてはリーマスやラミクタールが好適かもしれません。

言葉の問題もあり、海外で精神科疾患の治療を受けるのは容易なことではありません。
渡米までを考える前に、日本国内での転院を検討されるべきではないでしょうか(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介はしておりません。ご了承ください)。

以上、ご参考になれば幸いです。
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