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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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初めまして。私は31歳の男性です。 中学時代にパニック障害の発作を発症し、7年前、会社の転勤をきっかけに悪化して心

解決済みの質問:

初めまして。私は31歳の男性です。
中学時代にパニック障害の発作を発症し、7年前、会社の転勤をきっかけに悪化して心療内科を受診しました。その時は病名は明かされず、セパゾンとスルピリドだけを処方されまし た。
2年前にまた悪化して心療内科を変え、パニック障害と診断され、パキシルと頓服にメディピースを処方されました。
それからだんだん良くなっていき、発作もほとんど起こらなくなりました。
しかし、今年の3月に仕事中に突然、大きな発作が来て、広場恐怖がよみがえりました。
それからたびたび発作が起こるようになってしまいました。
発作も不安も仕事中にしか起こらないのですが、仕事に行くことと、仕事するのが怖くなってしまいました。
乗務員をやっているため、一度乗り出してしまうと、逃げられないという不安が1番大きいです。
心療内科の先生に相談したところ、「季節の変わりめの疲れなどがあります。悪くなることはないですよ。安心してください」と言ってくださり、パキシルが20mgから30mgに増えました。
安心したのですが、やはり仕事で同じところを通ると不安がよみがえります。
安心してる時は同じ場所でも本当に安心していますが、不安なときは本当に不安です。

このギャップは何なんでしょうか?
不安をなくすには何をすればよいでしょうか?

仕事上、夜勤があり、不規則な生活になってしまうのも原因だと思いますが、仕事を辞めたくはありません。
この病気が職場にバレてしまうと、配置転換になってしまいます。なので誰にも内緒にしてあります。

絶対に克服したいです。
アドバイスよろしくお願いいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

まず、2年前に病院を変えられたのは正解でした。それ以前の処方ではパニック障害の改善は認められなかったでしょう。

現在受けられている治療は薬物療法としては大きな問題はありません。パキシルの用量が少ないような気がしますが、20mg/日で改善が得られていたのであれば、相談者様にとっては十分量だったのでしょう。
ただし、相談者様が受けられている治療には、重要な要素が欠けています。それが発作再燃の一因であったかもしれませんし、その要素が満たされない限りはいったん良くなってもまた再発・再燃することがありえますし、お薬も止められません。

その要素とは行動療法です。
相談者様の診断は、「広場恐怖を伴うパニック障害」ですから、行動療法が果たす役割は特に重要です。
この場合の広場とは、広い場所、という意味ではなく、「発作が起きてもすぐには逃げ出せない、助けを求められない場所」という程度の意味です。飛行機などは典型ですし、電車、バス、地下鉄、人ごみなどもこれに当てはまります。

相談者様の場合は、薬物療法でパニック発作を一定以上までコントロールした後に、行動療法を用いて、体系的に、治療の一環として行動範囲を広げていく訓練をされるべきでした。

パニック障害の薬物療法の定石は、まずSSRI(相談者様の場合はパキシル)と安定剤(メディピース)を適切に用いて発作をコントロールすることです。

平素は発作が起こらなくなってきたあたりで、行動療法を並行して行います。

ここでは、もっとも多く見られ、説明もしやすいので、「1人で電車に乗れるようになる」ことを目標とした例をあげますが、これを患者様ごとにアレンジしたものが行われます。

具体的には、以下のように行います。

安定剤を飲んだ30分後に空いている時間帯に各駅停車に1駅分、誰かと一緒に乗る。
⇒これで発作が起こらなければ、同じ条件で2駅分乗る
⇒やはり発作が起こらなければ、安定剤を飲んだ30分後に各駅停車に2駅分、1人で乗る
⇒安定剤は飲まず、しかし持参して(水なしでも安定剤を飲めるようにしておくと便利です。できなければペットボトル持参)、発作の予兆があったら服用することにして各駅停車に2駅分、1人で乗る
……というふうにステップアップしていきます。

元も子のない、というか、ある意味わかりやすいアプローチではないでしょうか。

これを行動療法的アプローチといいます。行動療法で大切なのは「成功し続けること」です。

電車に乗ってパニック発作が起こると、次に乗るときも「また発作が起きるのではないか?」と無意識に思ってしまうでしょう。

これを「予期不安」といいます。

予期不安はパニック発作の呼び水となり、発作を起こしやすくします。そのような状態で電車に乗れば、またパニック発作が起きてしまいます。
すると、「やはり電車に乗ると発作が起きるんだ」という確信が深まってしまい、その次に電車に乗る時の予期不安をより強いものにし、より発作が起こりやすくなります。
このようにして条件反射の悪循環が生じ、電車に乗るのが怖くなってしまうのです。

行動療法はこの循環を逆に回し、電車に乗っても発作が起きない経験を積むことで予期不安を小さくしていきます。

薬物療法だけではなく、行動療法も指導してくれるような心療内科/精神科に通われるのがベストと考えます(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。
そうした医療機関が見つからなければ、ご自分で行動療法的に行動範囲を広げていく努力をされるようにすべきだと考えます。

くれぐれも失敗しないように、ですが。

パニック障害のような病気は、治療が進むにつれて医者や薬の果たす役割は減っていき、患者様自身の病気との向き合い方が重要な要素になっていきます。

パニック障害の行動療法の本はたくさん出版されていますので、相談者様に関してはお役に立つと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

ご回答ありがとうございます。

私は電車の乗務員をやっております。

なので毎日通勤に、仕事に電車に乗っております。

 

行動療法でだいぶ良くなってきて、乗務前も乗務中も発作も不安も起こらなくなったのですが、ある日突然、予期せずに乗務中に発作が起きました。

すぐに頓服は飲んだのですが、不安が解消されず、やむなく交代してもらいました。

今まで乗務を交代してもらったことがなかったので悔しかったのと、「また発作が来たらどうしよう、病気がばれたらどうしよう、また交代になって周りに迷惑かけたらどうしよう」という不安を抱えています。

仕事が終わった後は、本当にリラックスしてます。

 

パキシルが増えてからまだ少ししかたっておりませんが、大きな発作は起きなくなりました。

しかし、乗務前と乗務中の不安はあります。

 

この乗務前と乗務中の不安を解消するには何をすれば効果的かを教えて頂けますでしょうか?

乗務中でも、ある程度の時間がたてば不安は解消されます。

このある程度の時間の不安を解消したいです。

よろしくお願いいたします。

 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
通常、そういった場合にもっとも良く用いられる方法は短時間作用型の精神安定剤の頓用です。
具体的な薬剤名で申し上げればソラナックス、ワイパックス、レキソタンなどがよく用いられます。メディピースもこの目的でしばしば用いられます。

これらの安定剤は即効性があり、乗務前と乗務中の予期不安にはよく効くと思います。
行動療法の原理で、その条件付けがされると、次第に頓服の必要はなくなり、多くの患者様が「お守り代わりに」頓用薬をポケットに入れておくだけで済むようになります。

主治医にそのタイプのお薬の処方をリクエストされてみてはいかがでしょうか。
既にメディピースがその用途で処方されているのであれば、一時的に用量を増やされることをお勧めいたします。
質問者: 返答済み 5 年 前.

ありがとうございます。リクエストしてみます。

もう2つだけ聞きたいのですが、乗務前にお茶をよく飲みます。コーヒーは良くないと聞いたのですが、お茶も飲まない方がいいですか?

また、メディピースは0.5mgを処方されています。量はどれくらい増やせばいいですか?

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
私は個人的にはカフェインのパニック発作誘発効果については懐疑的なのですが、理屈からするとカフェインが含まれている緑茶などは避けられた方が無難でしょう。
しかしカフェインは数日で耐性が付いてしまいますから、既にこれまで毎日飲まれているのであれば、わざわざ止める必要はないだろうと思います。

メディピースは、1.0mgがこの目的でもっともよく使われる量です。
まずこの量で一定期間経過を観察し、改善に伴って、1.0mg⇒0.5mg⇒0mg(でもポケットには入れている)と漸減していくのがよろしいかと存じます。
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