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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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娘が東京で一人暮らしをしています。親は広島在住です。 オペレーターの仕事をしながら、声優になるためにレッスンをして

解決済みの質問:

娘が東京で一人暮らしをしています。親は広島在住です。
オペレーターの仕事をしながら、声優になるためにレッスンをして5年。
声の仕事は鳴かず飛ばず、オペレーターの仕事は苦情処理も多く、そのた めかだんだんとうつ状態になり、
外へ出るのが怖くなったり、不安にかられたりしています。

心療内科で薬を処方されましたが、頭痛や倦怠感で仕事に出られません。
今日、別の病院に行き、うつの原因は体質的なもの。あとは小さい頃の虐待などが原因と言われ、
これまでと同じような薬(メイラックス レクサプロ フルニトラゼバム 頓服としてジプレキサ)を処方されたようです。
これらの薬の副作用で頭痛や倦怠感がひどいということはないのでしょうか?

またうつの原因が体質や虐待と言われ、特に虐待については原因をそこに置いてしまったような娘の発言に
親としてはこれまでの子育ての完全否定されたようでかなりショックです。
確かに父親は厳格なタイプでしつけの範囲で手を上げたこともありますが、虐待というほどではありません。
しかし思春期に父親と上手くいかなかった娘は、父親との関係が現在も上手くいかず、そのことでトラウマがあるといいます。
それが大きな原因であるならば、親としてはどのように対処してやればいいのでしょうか?

遠く離れて住んでいるので「、話は電話になり、顔を見ないで話すと娘は感情的になります。
なんとか広島へ連れて帰ったほうがいいでしょうか?
本人は東京で頑張りたい気持ちはあるようです。

すみません。とりとめもない質問になってしまいましたが、お返事いただけると幸いです。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

少し内容を整理させていただくとともに、補足情報をいただけたらと思います。

①「声の仕事は鳴かず飛ばず、オペレーターの仕事は苦情処理も多く、そのためかだんだんとうつ状態になり」……この部分は相談者様の類推でしょうか?

②「これらの薬の副作用で頭痛や倦怠感がひどいということはないのでしょうか?」
⇒お薬の副作用で頭痛や倦怠感が現れることはありえますが、大抵の場合はうつ病の症状です。

③「それが大きな原因であるならば、親としてはどのように対処してやればいいのでしょうか?」
⇒ご記載の通りであれば、それは大きな原因ではないので、何もする必要はありません。

④「なんとか広島へ連れて帰ったほうがいいでしょうか?」
⇒病状次第ですので、これはお嬢様を実際に診察している主治医と相談されるべきでしょう。お嬢様を連れ帰るより先に、親御様が上京され、主治医から病状説明を受けられるべきです。

⑤「薬にばかり頼る」とはどういう意味でしょうか?

⑥お嬢様はもともとどのような性格のなのでしょうか? ご記載を拝読する限りでは、かなり他罰的で思い込みが強いの方であるようにお見受けしますが……

以上、確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

早速のご回答ありがとうございます。

私もちょっと内容が整理できておりませんでした。

補足説明させて頂きます。

 

①はっきりした原因がわからないので、そのように考えていました。

  本人のこれまでの言動から類推しています。

 

②わかりました。副作用がひどいということではないのですね。

 

③そうですか。ありがとうございます。

 

④それは考えていました。一度主治医と相談してみます。

 

⑤先日テレビでうつ病患者が薬を多く処方されることで依存度が増し、

 薬を多用することで自殺企図も増えているという内容を放送していました。

 それで薬を飲むことでは症状が改善しないのではないかと心配していました。

 頭痛と倦怠感が副作用ではないかと思っていましたので。

 

⑥それほど思い込みが激しいほうではありません。

  本来は自分で決めたことはきちんと実行に移すような前向きで明るい子です。

  人との関係も悪くなく、仕事場でも先輩に可愛がってもらったり、

  仲の良い友人との付き合いもあります

  ただ父親に関しては幼い頃から厳しくされたことで嫌っていることは事実としてあります。

  

 

以上、ご回答させて頂きました。

補足になっておりますでしょうか。

  

 

  

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございました。

まず、ご覧になられたテレビ番組は、
TBSの「報道特集」
一度に500錠服用で死亡も・・・向精神薬大量処方の問題
http://www.tbs.co.jp/houtoku/onair/20120428_2_1.html#

のことであろうと推察します。この番組の放映後、心配された患者様やご家族からたくさんのご相談をこのサイトで受けました。
実際のところ、精神科の多剤併用の問題は今に始まったことではなく、抗うつ薬に関しては以下のような調査も学会によって行われています。

【うつ病:適切な治療を受けているのは1/4(2008年 日本うつ病学会調べ)】

ただ、お嬢様の現在の処方(メイラックス、レクサプロ、フルニトラゼバム)については最小限の内容が用いられていると考えます。
頓服のジプレキサだけは釈然としませんが(服用してから効き始めるのに時間がかかるお薬ですし、いちど服用すると24時間以上効く薬なので、「頓服」には向きません)。

うつ病の「原因」という言葉については整理しておく必要があると思います。
うつ病は脳の病気であり、うつ病になりやすい脆弱性を持った方が、一定以上のストレスに晒されるとうつ病を発症すると考えられています。
したがって、うつ病の「原因」といった場合はこの生来もっている脳の脆弱性を指し、発症のきっかけとなるストレスは「誘因」と呼びます。
また、どんなエピソードをどれくらいストレスフルに感じるかは人によって異なりますが、このストレス耐性を決めるのがご本人の性格であったり、養育環境によって後天的に獲得されるストレス処理能力ということになります。
つまり、脆弱性がなければうつ病にはならないし、脆弱性があってもストレス耐性が高い方はうつ病を発症しないし、ストレス耐性が高くてもストレスがあまりに過大であればやはりうつ病を発症する、という関係があります。

お嬢様の場合の「誘因」が何であったのかは私には判じかねます。
ご記載内容からだけで判断するならば、相談者様の類推が当たっている可能性は高いと思われます。

逆に、お嬢様ご自身が主張する「虐待」は、仮にそれがあったとしても「誘引」でも「原因」でもなく、ストレス耐性の形成に関わる部分でしょう。

いずれにせよ、うつ病が発症した後に、「あれが悪かったのではないか」、「これが良くなかったのではないか」という犯人探しをしても、治療にプラスに働くことはありません(良くなった後、再発防止のための役には立ちます)。

まずはきちんと現在のうつ病を治されることです。
お嬢様同席で主治医と面談し(これは主治医としても通常の診察日に突然来られても時間がとれませんから、あらかじめ病状説明を受けたい旨を電話で告げ、日時を決められるべきでしょう)、

1) このまま東京で仕事を続けながら治療を続けられる状態
2) 東京で一人暮らしをしながらの治療は可能だが仕事は休んだ方がよい状態
3) 実家に連れ帰って治療した方がよいと思われる状態
4) 入院も考慮されるべき状態

のいずれの状態にあるかを尋ねられ、今後の相談者様としての行動を決められるとともに、お嬢様と今後のことを話し合われるべきでしょう。

これもご記載内容からだけで判断するならば、少なくともお電話でのやりとりからは、本来のお嬢様の性格とはかけ離れた言動も認められるようですから、あまり症状が軽いとはいえないのではないかという印象は受けます。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

お返事ありがとうございました。

 

もう少しお聞きしたいのですが、カウンセリングや認知行動療法などが必要なのは

うつのどのような状態の時なのでしょうか。

 

現在の医師にはカウンセリングの必要はないと言われ、

薬での治療を進められたようです。

 

 

それと、もうひとつ猫山先生が回答くださったように、うつの誘引や原因が

治療のプラスに働くことがないということでしたら、

今回娘に主治医が言った『うつになりやすい体質』だとか『虐待が原因』というような

安易な発言についてはどのようにお考えでしょうか?

こういう発言を安易にする医師は適切な治療をしてくれるのでしょうか?

信頼がおける医師なのだろうかと思ったりするのは考えすぎなのでしょうか?

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信ありがとうございます。

心理療法が適応となるには、まずうつ病がある程度以上良くなっている必要があります。
カウンセリングも認知療法も、自分の力で正解をみつけていけるようにカウンセラーが誘導するような治療法ですから、状態が悪く、思考力が低下していたり、病気の症状としてネガティブな考え方をしてしまう時期には心理療法は行えません。よく使うたとえですが、整形外科で、骨がまたくっついていない骨折患者様にリハビリテーションを受けさせるようなことになってしまうと思います。
そして、さらに、うつ病が良くなっているのにも関わらず物事の受け止めかた(認知)に「歪み」があり、そのことがうつ病の発症や難治化と関係していると考えられた場合、心理療法が行うことが望ましいとされています。
たとえばお嬢様の場合、「虐待が自分のうつ病の原因だ」と、うつ病が良くなった後も言い続けるようなら、心理療法への導入を検討してもよいのではないかと考えます。

医師の発言についてですが、『うつになりやすい体質』は、少なくともその内容自体は病気の説明としてはなされてもよろしいかとは存知ます。
『虐待が原因』だと、その医師が言ったのであれば、これは事実関係を確かめていないわけですから、明らかに言い過ぎでしょう。お嬢様の治療意欲を損ねるという意味で(言い訳を与えたという意味です)治療上マイナスの発言であったと言えます。
ただ、これらの断片的な発言だけを取り上げてこの主治医の技量を測ることは困難です。薬物療法などを見ると良い処方がされていると思いますが。
このあたりは、患者様やご家族との相性までも含めて総合的に判断されるべき問題でしょうから、ここで私が結論めいたことを述べるのは分を超えた行為であると考えます。ご容赦ください。

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