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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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52歳団体職員管理職男性です。半年前から仕事の質・量とも大きく変化し、以前のやり方を否定されることが多く、重くのしか

解決済みの質問:

52歳団体職員管理職男性です。半年前から仕事の質・量とも大きく変化し、以前のやり方を否定されることが多く、重くのしかかる様になり、プレッシャーから不眠(3時頃、ひどいときは1時頃にも目が覚める)、口の渇き、たまに下痢、仕事の段取りがたてられない、同僚と口をきくのがおっくうなどの症状が出て、仕事がうまく進みません。そこで1か月前から心療内科に通院し、睡眠薬を処方されました。心理検査も2回受けましたが結果がまだ出ません。先生の診断は不眠症の薬が効いているかどうかとの会話が中心で数分です。心理検査は結果が出るのに時間がか かるものなのでしょうか。毎日のように上司から細かいことを叱責され、足をひきずるような思いでなんとか出勤しています。カウンセリングも保険外有料で受けましたが、すっきりしません。1回数千円の負担は少なくなく、効果があるのかわかりまん。休日にテレビを見ても仕事でのいやなことが思い出され、すっきりしません。以前趣味であった山歩きはもちろん、街歩きでさえもおっくうになりました。週末に楽しみにしていた外食にも興味が持てなくなりました。食欲はありますが、美味しさをあまり感じないのです。また、人間ドックで生活習慣病予防指導を受けアドバイスをもらいましたが、守る気になりません。多少寿命が延びてどうなるのか、とつい否定的に考えてしまいます。子供は2人いますが上は上海に留学中、下は高2です。まだまだお金はかかるのですが、自分の心身ももちろん大事でだと思います。思い切ってしばらく休職したいのですが、心療内科の先生にそのような趣旨の診断書を書いてほしいといってもよいものなのでしょうか?それがだめなら、退職して退職金で住宅ローンを清算して、妻の実家がある中国へ移住し人生をやり直そうかとも考えています。実家も心配しています。ご回答お願いします。以上です。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

結論から申し上げると、ご記載を拝読した限りでも、相談者様はうつ病の診断基準を満たす可能性が大です。
なぜ抗うつ薬ではなく睡眠薬のみが処方され、一方でカウンセリングが実施されているのか理解に苦しみます。

> 心理検査は結果が出るのに時間がかかるものなのでしょうか。
種類によりますが1~2週間かかります。
心理検査で精神科疾患の診断が付くわけではありませんが。

> カウンセリングも保険外有料で受けましたが、すっきりしません。1回数千円の負担は少なくなく、効果があるのかわかりまん。
うつ病をカウンセリングで治そうと思えば、最低でも半年は継続する必要があるでしょう。

> 思い切ってしばらく休職したいのですが、心療内科の先生にそのような趣旨の診断書を書いてほしいといってもよいものなのでしょうか?
診断がうつ病ならば可能です。

> それがだめなら、退職して退職金で住宅ローンを清算して、妻の実家がある中国へ移住し人生をやり直そうかとも考えています。
うつが悪い間は大きな決断を下すな、というのが精神医学界のセオリーで、これは信じる価値がある経験則だと思います。職を辞する辞さないは、現時点で決めるべきことではないでしょう。
ちなみにこの決断にはご自身の生死も含まれます。どうか、心にお留めおき下さい。

端的に申し上げて、他院を受診されてセカンドオピニオンを受けられるべきかと存じます。

現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における大うつ病性障害(うつ病)の診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、うつ病の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

次の1)~9)のうち、基本症状である1)と2)の少なくとも一つを満たすことを必須として、他のよくある症状と併せて合計5つ以上の症状に当てはまり、これらの症状がほとんど1日中、ほとんど毎日あり、2週間にわたっていること、且つ1)~9)の症状がA~Dを満たす場合に、大うつ病性障害と診断されます。
1) 抑うつ気分:気分の落ち込みを感じる。
2) 興味、喜びの著しい減退:全ての活動に対して興味や喜びを感じない。
3) 体重減少か増加、または食欲減退か増加:この1ヶ月で5%以上の体重の減少か増加がある。
4) 不眠 または睡眠過多:不眠または過眠(10時間以上)がある。
5) 精神運動静止または焦燥:何をするにも億劫で辛く感じ、仕事をするのに時間がかかるようになった。または焦燥感でイライラしたりする。
6) 易疲労感または気力の減退:やる気が出ない、すぐに疲れてしまう。
7) 無価値感または罪責感:自分を無価値な存在と感じて自信がなかったり、過度に自分を責めることが多い。
8) 思考力や集中力の減退または決断困難:考えるのに時間がかかり、決断ができなくなった。
9) 自殺念慮等:生きるのが辛く、死について考えることがよくある。
A. 混合性エピソード(躁うつ)ではない。
B. 著しい苦痛を感じる、または社会的・職業的な機能障害がある(非常につらい、または日常生活に支障がある)
C. アルコールや薬物による作用や身体疾患によるものではない。
D. 死別反応ではない(愛する人を失った後、症状が2ヶ月以内ならば離別反応と考えられます)
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