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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14294
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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夫が鬱で通院治療を受けています。通院開始後1カ月間は、調子が良く、まるで病気が嘘のように、 外出もし、家事もこなし

解決済みの質問:

夫が鬱で通院治療を受けています。通院開始後1カ月間は、調子が良く、まるで病気が嘘のように、
外出もし、家事もこなしていましたが、薬が変わってから、様子がへんになりました。
まったく外出できなくなり、ほとんど寝たきりです。
視線はうつろで、食欲も無いようです。
また、自分のした ことを、忘れます。
例えば、今日は、私の外出中にフライパンで肉を焼いて食べた様子で、
台所が散らかっていたので「お肉焼いて食べた?」と聞いたところ
「食べていない」と。
「フライパンに焼いたあとがあるよ」と言うと、
「焼いてないものは、ない!」と猛烈に怒りました。
こんなことが、何度かあり、怒る程のことではないのに、
やったことを、「やっていないものはいない」と絶対に認めず、逆に私を狂人扱いします。
今日の場合は、問いつめても仕方がなので「ごめんね、食べてないよね」と言うと
「馬鹿にしやがって」と怒り出しました。
夫は優しい性格なので。こんなささいなことで怒り出すことはありませんでした。
これは、薬の副作用なのでしょうか?
本人に記憶がなかったとして、なぜ、こんなに凄い怒りを表すのでしょうか?
記憶が無いなら無いで「ああ、そうだったかな?」くらいで
済ませられなくなるのでしょうか?
まる狂人を相手にしているみたいで、悲しくなります。
このような言動が薬の副作用なのか、そうでないのか
また、夫の対処の仕方を教えてください。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

まずご主人は、「躁転」をきたし、現在はうつではなく躁状態(躁病エピソード)を呈している可能性が考えられます。

【躁転】
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%ED%AF%C5%BE
http://www.smilenavigator.jp/soukyoku/medicine/explanation/exp04_01.html

【躁病エピソード】
A. 気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的または易怒的な、いつもとは異なった期間が、少なくとも1週間持続する。(入院治療が必要な場合はいかなる期間でも良い)
B.
気分の障害の期間中、以下の症状のうち三つ(またはそれ以上)が持続しており(気分が単に易怒的な場合は4つ)、はっきりと認められる程度に存在している。

1.自尊心の肥大、または誇大。

2.睡眠欲求の減少(例えば、3時間眠っただけでよく休めたと感じる)。

3.普段よりも多弁であるか、しゃべり続けようとする心迫。

4.観念奔逸、またはいくつもの考えが競い合っているという主観的な体験。

5.注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないかまたは関係の無い外的刺激によって他に転じる。)。

6.目標志向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動性の焦燥。

7.まずい結果になる可能性が高い快楽的活動に熱中すること(例えば、制御のきかない買い漁り、性的無分別、馬鹿げた商売への投資などに専念すること)。


しかしながら、「まったく外出できなくなり、ほとんど寝たきりです。視線はうつろで、食欲も無いようです」とのことですから、混合性エピソードであるかもしれません。

【混合性エピソード】
A. 少なくとも1週間の間ほとんど毎日、躁病エピソードの基準と大うつ病エピソードの基準を(期間を除いて)ともに満たす。
B.
気分の障害は、職業的機能や日常の社会的活動または他者との人間関係に著しい障害を起こすほど、あるいは自己または他者を傷つけるのを防ぐため入院が必要であるほど重篤であるか、または精神病性の特徴が存在する。

「通院開始後1カ月間は、調子が良く、まるで病気が嘘のように、外出もし、家事もこなしていました」とのことですが、抗うつ薬はうつ病患者様に対して、それほど早くに効果を現すお薬ではありませんし、うつ病とはそういう病気でもありません。
適切な薬物療法を行った場合でも、「病気が嘘のように」良くなるまでには4~6週間を要します。

双極性障害(躁うつ病)の患者様の7割がうつ状態で発症し、それは普通のうつ病と臨床上区別がつかないため大多数の患者様は当初はうつ病と診断されます。
しかし経過中に躁状態が現れると躁うつ病に診断が切り替わり、治療方針も変わります。
おそらくご主人はもともと躁うつ病の素因をもっておられ、うつ状態で発症したものの、抗うつ薬の投与によって当初から躁状態へと転じていったのだと思われます。

処方を拝見する限り、3月と4月の間で大きな処方変更が行われたようには思われません。
ご主人の易怒的な言動は、抗うつ薬の内容というよりは、抗うつ薬を投与されていることそのものによるものでしょう。

ご主人の受診時に同行され、主治医に現在の状態を伝えて、処方調整を依頼すべきでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
夫の状態が、わからなくなってきました。
治療開始直後の調子のいい時は、ごく普通の人間の行動で
逸脱したものではありません。
『外出や家事ができていた』ということで、普通の行動を逸脱はしておりません。
躁病の症状の極端な行動はみられません。
現在も、『やったことを認めない』『怒る』以外は
鬱病の症状にあてはまると思います。
ただ、逸脱したものではあ りませんが
発病前から、気分にむらが有り
体重も、10kgほど増減を繰り返しています。
極端な行動がみられなくとも
躁鬱病を疑ったほうがいいのでしょうか?
また、幻覚ではないのですが
何か、平方根のようなものが、あたまの中をぐるぐる回っている感じがすると
言っています。
統合失調ではないのか? とも思いますが
いずれにしても担当の先生に相談が必要な症状なのですね?
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。
ご返信・追加情報ありがとうございます。

「発病前から、気分にむらが有り」はうつ病や躁うつ病が潜行性に発症していた、という解釈が可能ですし、体重の増減も気分障害でしばしば認められることではあります。

ただ、「平方根のようなものが、あたまの中をぐるぐる回っている感じがする」というのは、あまりうつ病や躁うつ病で説明がつくタイプの症状ではないと思われます。

相談者様の年齢が53歳とのことで、ご主人の年齢もそれにちかいあたりを考えていましたが、初期認知症も視野に入れて、主治医との相談が必要な状態だと考えます。
記憶障害があって、『やったことを認めない』『怒る』のがメインの問題のようですから、むしろそちらの方が疑わしいでしょう。
逆に、50代以降に統合失調症を呈することは極めて稀です。
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