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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14191
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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小学2年生男子です。半年前ぐらいから風に対してとても恐怖心を抱くようになり、通学など外出を伴う日常生活に支障が出るよ

解決済みの質問:

小学2年生男子です。半年前ぐらいから風に対してとても恐怖心を抱くようになり、通学など外出を伴う日常生活に支障が出るようになりました。親が傍についていてもダメで、少し強い風の中を歩 いていると泣き出したり、呼吸が荒くなったりというパニックのような状態になります。本人に話しを聞いたり、怖がらなくても大丈夫だよ、と話して聞かせても全く効果がありません。他に興味が向いたり、気がそらされている時は問題なく外出できることもあるのですが、最近は自分で天気予報をチェックしたり、朝起床するとまず窓の外を見てチェックするなど、より意識を集中させ構えが強くなっている傾向にあります。
現在、怖がる対象は「風」のみです。
このような場合、親としてどのようにサポートしていけばよいのでしょうか?このようなことが不登校の原因につながることもあるのか、と心配しております。
アドバイスをよろしくお願いいたします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.

こんにちは。猫山と申します。

大学病院在籍時は児童・思春期症例を診察するグループで臨床と研究に従事していました。

 

ご記載を拝読する限りは、ご子息は強迫性障害か単一恐怖(高所恐怖症や蜘蛛恐怖症と同じカテゴリーです)の診断基準を満たす可能性が大です。

単純化して申し上げれば、風が吹くことに何らかの意味付け(風の中にばい菌が入っているから、おばけが化けている、等)をしているために風を怖がるのであれば強迫性障害、単に風が怖いのであれば「風恐怖症」ということになります。

 

小児の場合は、多くのケースでこれらの強迫観念や恐怖症は自然に無くなっていきます。

一方で、これらの観念や恐怖は本能に根ざしたものなので、理詰めの説得は効を奏しませんし、逆に、不安になるごとにご家族に「保障」を求め、病気の中に家族を巻き込むようになります。

この場合は、病状が難治化することが少なくありません。

 

半年も続いているとのことですし、少しずつエスカレートしているようですから(不登校やいじめに繋がる可能性は否定できません)、小児精神科(児童精神科)の専門施設を受診された方がよろしいかと存じます。

普通の精神科や心療内科の病院・クリニックではこの年齢のお子様の問題には対応できないからです。

 

【児童青年精神科専門の医療施設一覧】

http://child-adolesc.jp/nintei/ninnteii.html

 

以上、ご参考になれば幸いです。

質問者: 返答済み 4 年 前.

猫山先生、

 

早急な回答をありがとうございました。

やはり専門医の受診が必要とのことですね。

(専門医療施設の情報も助かります。)

 

このような医療機関にかかったことがないので、出来ればもう少し詳細を教えていただきたいのですが、

 

①初診から子ども本人を受診させる必要がありますか?

 (医療機関に連れて行く際に子どもにどう説明すればよいか、受診目的を伝えることで子どもが過剰に意識してしまわないか心配しています)

 

②専門医はなかなか予約が取れずスムーズに受診できないことも多いのですが、受診までの間(今日もまさに風を怖がり 午後の大事な外出予定をキャンセルすることになり、子どもと揉めてしまいました)風を怖がって外出を拒む息子に対して、親としてはどう対処すべきでしょうか?特に登校を渋るときは親として一番悩みます。怖い気持ちを受け止めて外出を差し控えさせてよいものでしょうか?無理やり首に縄つけて引っ張り出すわけにはいきませんし・・・。親が付いていく、車で行く、という手段もダメで策がなく、日々切羽詰まっております(涙)

 

③もちろん症状や個人によるのでしょうが、先生のご経験から、どのぐらいの治療期間を覚悟しておく必要があるとお考えでしょうか?精神科治療は長期に及ぶイメージがあります。

 

④治療内容は認知行動療法のような手法がメインになるのでしょうか?

 また、子どもに対しても治療に際して薬物を投与するケースもあるのですか?

 

⑤目に見える病気ではないので、症状の改善を見極めるのが難しいと思えるのですが、

受診しても症状が改善しない場合、セカンドオピニオンを求める場合についての留意点があればアドバイスいただきたいです。

 

いろいろと質問が多くなりすみません。

我が子のことゆえ心配し過ぎてしまう親心をご理解ください。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

お気持ちは理解致します。

ただ、回答も時間がかかりますので、夜以降とさせて下さい。このまま返信せずにお待ちいただけますと幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
お待たせしました。

> ①初診から子ども本人を受診させる必要がありますか?
原則的にはご子息ご自身が受診されたほうがよろしいかと存じます。
患者様が小児の場合は特に、医師-患者関係を構築するのに時間がかかります。専門施設の場合、医師だけではなく看護師や心理士も手馴れていますから、一度受診さえしてしまえば、ご子息を過剰に緊張させるようなことはないと思います。
小学2年生ともなれば、十分な病識がある場合が大半ですから、「心の専門の先生のところに行こう」程度の説明で受診まで持っていける可能性が大です。

> ②専門医はなかなか予約が取れずスムーズに受診できないことも多いのですが……
予約待ちが長いのは仰る通りです。平均で2~3か月待ちになることも少なくありません。
それも含めて外出を渋るご子息をどう連れ出すかですが、大原則は「症状はあってもするべきことはする」という森田療法的なものであるとご理解ください(医師や学派ごとに流儀が異なるので、違う医者に同じ質問をすれば違う回答が返ってくるかもしれませんが)。
ご子息が落ち着いている時を見計らって、風をそれほど怖がるのは病気(という言葉を使うかどうかは別にして)のせいであって、それに左右されて行動を制限するのはさらに病気を悪くする、ということは説明されるべきでしょう。そのうえで、「保障」や「巻き込み」には応じないという、緩やかな約束をするのがよろしいでしょう。
とはいえ2年生ですから、これを杓子定規に押し付けるのも難しいのですが。

> ③どのぐらいの治療期間を覚悟しておく必要があるとお考えでしょうか?
私が治療するなら、6か月±3か月くらいかかると説明するであろうと思います。

> ④治療内容は認知行動療法のような手法がメインになるのでしょうか?

これも学派によって違いますが、小学2年生の男の子にお薬は使いたくないところです。仰るように、箱庭療法やプレイセラピーのような非言語的心理療法を用いながら、行動療法的アプローチをすることになるでしょう。
ただ、なかなかその治療に「乗らない」場合は、少量の薬物を用いることはあります。

> ⑤目に見える病気ではないので、症状の改善を見極めるのが難しいと思えるのですが、

ご子息の症状は、うつ病などに比べるとまだ客観的評価がしやすいタイプのものだとは思いますが、客観的な評価指標がないのは精神科疾患共通の泣き所です。
3か月を目途にして症状の改善が得られず、相談者様から見てご子息と主治医の相性が悪いように思える場合は、まず主治医に、中間評価という形で今後の見通しを尋ねられるのがよろしいかと存じます。
児童精神医学においては相性は大きな要因ですので、治療の進捗が捗々しくない場合は、施設内で医師を変えてくれる場合も少なくありません。
また、セカンドオピニオンの重要性も多くの専門医が認識していますし、そもそも小児精神医学の世界は狭いですから、希望すれば、異なるタイプの専門医を紹介してくれることがほとんどです。
この点についてはあまり気を遣われる必要はないかと存じます。

以上、ご参考になれば幸いです。
回答が遅くなりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
質問者: 返答済み 4 年 前.

猫山先生、細かい質問に一つ一つ懇切丁寧に回答いただき、今後の見通しが立ちました。大変感謝しております。

 

さっそく専門医に受診できるよう動きたいと思います。

(猫山先生に実際診ていただけたらよかったのですが・・・)

 

これ以上の質問はご迷惑でしょうから控えたいとは思うのですが、先生のご回答中にある「家族の’’保障’’、’’巻き込み’’」ということが具体的にどういうことなのか理解できませんでした。親ももっと勉強が必要ですね・・・。

 

インターネット相談は初体験で、顔が見えないだけに不安もありましたが、迅速丁寧な回答を得ることができ、期待を大きく上回りました。ご相談して本当によかったです。

これからも悩める人に救いの手をよろしくお願いします。

ありがとうございました!

 

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

ちなみに「巻き込み」とは、恐怖症や強迫性障害に伴う不安を自ら処理しきれないために、周囲の人に確認行為を代行させる行為のことです。
猫山司, メディカルアドバイザー
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