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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14384
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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87歳の母です。これまでも父の死、孫の結婚後、風邪や膀胱炎で体調不良が長く続いた後などうつ症状が出現し、死にたい、何

質問者の質問

87歳の母です。これまでも父の死、孫の結婚後、風邪や膀胱炎で体調不良が長く続いた後などうつ症状が出現し、死にたい、何で生きているのか、などと思い煩い位置にうちのほとんどを布団ですごす状況が有りましたが、精神科での服薬や医師との面談で改善し、どの回もほぼ1年 で服薬不要になっていました。今回1月に心臓手術をした後、寂しい、わたしは何のために生きているのか、自分を親身に見てくれない(実際は24時間体制で家族が見守り規則ただし衣生活や運動、食事など気を配っています)体が重い、不安が不満になるようで常に攻撃的なことを言います。それらは今までの回復過程にはなかったことで、家族も戸惑っています。薬が合わないのではないかとも感じています。服薬は循環器の薬・ジェイゾロフト1T×1日・ロゼレム1T×就寝前です。このまま服薬を続けたほうが良いのか心配です。ちなみに処方医師はあまり母の話しをきいてくれません。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

お母様の現在の状態ですが、まずは診断を確定されてから治療の適否が判断されるべきでしょう。
これまでもうつ病を呈したからといって今回もこれまでと同じうつ病とは限りません。年齢的に認知症の要素が重なっているかもしれませんし、心臓手術後とのことですから(手術の説明同意文書に起こりうる合併症として記載があったと思いますが)血栓が脳に飛んで小さな脳梗塞を起こされている可能性も否定はできません。

現在の状態がうつ病によるものであるという前提で回答するのであれば、現在のお薬が症状に影響を及ぼしている可能性はありうると思われます。
ジェイゾロフトはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というカテゴリーに含まれる抗うつ薬ですが、SSRIによって賦活症候群(Activation syndorome)というしばしば起こることが知られています。
具体的には、主に抗うつ薬開始1週間~10日後までに、不安、焦燥、パニック発作、不眠、易刺激性、衝動性、敵意といった精神症状が現れるのが賦活症候群です。

しかしこうした症状はうつ病の症状そのものとしても表れますから、抗うつ薬の服用後にこれらの症状が認められたからと言って、それが抗うつ薬によるものか、もともとの病気の症状なのかを鑑別することはしばしば困難です。
うつ病というと気持ちが落ち込んだり意欲が無くなったり、といった症状を思い浮かべられるかもしれませんが、苛々や衝動性が前面に出る激越型のうつ病という病型があります。うつ病に占める割合は決して少なくはなく、特に女性や高齢者ではこの病型をきたす方が多いのです。
賦活症候群であれば抗うつ薬を変更する必要がありますし、逆にうつ病の症状が強いのであれば抗うつ薬を増量する必要があります。
ちなみに現在のジェイゾロフトの量は治療量ではないため、増量の余地は十分にあります。

つまり、
①現在の状態がうつ病なのか、その他の原因によるものなのかの鑑別を行う。
②うつ病であった場合、現在の症状がうつ病の症状なのか、ジェイゾロフトの副作用なのかの鑑別を行う。
③上記①②の結果に基づいて適切な治療を選択する
……という手順が必要になります(本来はその手順が踏まれた上で現在の治療が行われているべきです)。

精神科疾患の場合は血液検査や画像検査で診断がついたり重症度が判明したりはしませんから、慎重な問診が必要なケースです。「処方医師はあまり母の話しをきいてくれません」というのは不安要素ですね。

この処方医師(精神科医なのでしょうか?)に、上記①~③に関して質問され、現在の状態評価、今後の治療方針について説明を求められることをお勧めします。

以上、ご参考になれば幸いです。

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