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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14256
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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自分がもしかしたら摂食障害ではないかと悩んでいます。 食べる量が毎回安定せず、日によって全く食べられない日や、普通

解決済みの質問:

自分がもしかしたら摂食障害ではないかと悩んでいます。
食べる量が毎回安定せず、日によって全く食べられない日や、普通の量で満足できる日、大量に食べてしまう日があり、どの量の食事をした日でも常に満腹感はありません。
いつも箸を置くタイミングは、満腹だと感じたからではなく、胃が重く満杯になったと感じた時です。
大量に食べた時は、苦しくなり我慢できず嘔吐してしまいます。また、「嘔吐すればいいからもっと食べてしまおう」と考えている自分がいます。
普通の量で満足できるように食欲をコントロールしたいのですが、これは摂取している栄養バランスの問題なのか、精神的な問題なのか判断できずいます。
また病院に行くべき状態なのかどうかも判断しかねています。
病院に相談すべきなのでしょうか?またその場合は、どういった病院に行くべきなのかアドバイス頂けますでしょうか。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と 申します。精神科医です。

相談者様が摂食障害の診断基準を満たす可能性は否定できないように思います。

■差し支えなければ、相談者様の身長と体重を教えてください。体重の変動が大きい傾向はありませんか?

■食べる量が安定しなくなったのは何歳時からでしょうか。

■食べ過ぎたときに嘔吐するようになったのは何歳時からでしょうか。

■結果として嘔吐するのではなく、嘔吐することを目的に過食することはないでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※回答は朝以降になります。ご了承ください。
質問者: 返答済み 5 年 前.

ご連絡ありがとうございます。質問にお答えいたします。

 

■差し支えなければ、相談者様の身長と体重を教えてください。体重の変動が大きい傾向はありませんか?

身長161cm

体重47㌔

食べるとすぐ太る傾向はあります。(1週間で3キロくらい簡単に増えます)

18歳の頃は68㌔くらいありました。一日7食くらい食べてました。最高に太っていた時です。

ここ3年くらいは50㌔前後で安定しています。

■食べる量が安定しなくなったのは何歳時からでしょうか。
幼稚園の頃から人よりも多く食べていたという記憶はあります。(弁当箱は必ず2つでした)

小学生時代は与えられた給食の量では満足できず、人からパンなどをもらって食べていました。

ただその頃は、安定して(?)3食とも多く食べていたので、体型は太めでした。

 

食べる量が安定しなくなったのは、20代の頃からだと思います。仕事が忙しくきちんと食事をとらなくなった頃からだと思います。

1食しか食べなかったり、3食べたり食べたりと回数や量、食べる時間が不規則でした。


■食べ過ぎたときに嘔吐するようになったのは何歳時からでしょうか。
嘔吐を覚えたのは、食べ放題に行って苦しくなった際にもっと食べたいために嘔吐をしたのが初めてだったと記憶してます。30代半ばころだった気がします。

定期的に嘔吐したわけではなく、食べ放題や空腹感が強いときに食べ過ぎてしまい、嘔吐するという感じでした。

頻度としては、月に1~2回くらいだと思います。

 

■結果として嘔吐するのではなく、嘔吐することを目的に過食することはないでしょうか。
それはありません。

食欲に負けて食べ過ぎてしまった結果、嘔吐するという感じです。

 

 

満腹だという感覚をあまり感じられないので(身体的に胃が膨らんで重く感じて食べるのを止めるといった感じ)、今は頭で量を考えて準備し、目で確認して、食べる量を調整しています。そうすると嘔吐することもなく大丈夫です。

ですが、できれば普通の人が食べて満足する量で、ちゃんと自分自身で満腹感を得て食事を終えたいと願ってます。

嘔吐を繰り返したことで、こうした機能が麻痺してしまってるのでしょうか?

取り戻す方法はないのでしょうか?

 

 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。
ご返信・追加情報ありがとうございました。

現在の状態に敢えて診断を付けるならば、「特定不能の摂食障害」ということになろうかと存じます。
これは、神経性食欲不振症(いわゆる拒食症)、神経性大食症(いわゆる過食症)のどちらの基準も完全には満たさない摂食障害という意味です。

長くなりますが、ぞれぞれの診断基準を以下に引用します(出典:DSM-IV-TR。精神医学でもっとも広く用いられている診断基準です)。

*******************************************************
【神経性無食欲症の診断基準】

A.年齢と身長に対する正常体重の最低限,またはそれ以上を維持することの拒否(例:期待される体重の85%以下の休重が続くような体重減少:または成長期間中に期待きれる体重増加がなく,期待される体重の85%以下になる).

B.体重が不足している場合でも,体重が増えること,または肥満することに対する強い恐怖.

C.自分の体の重さまたは体形を感じる感じ方の障害;自己評価に対する体重や体型の過剰な影響,または現在の低体重の重大さの否認.

D.初潮後の女性の場合は,無月経.つまり,月経周期が連続して少なくとも3回欠如する(エストロゲンなどのホルモン投与後にのみ月経が起きている場合,その女性は無月経とみなされる).

▼病型を特定せよ:

制限型 現在の神経性無食欲症のエピソード期間中,その人は規則的に無茶喰い,または排出行動(つまり,自己誘発性嘔吐または下剤,利尿剤,または浣腸の誤った使用)を行ったことがない.

無茶喰い/排出型 現在の神経性無食欲症のエピソード期間中,その人は規則的に無茶喰いまたは排出行動(つまり,自己誘発性嘔吐または下剤,利尿剤,または浣腸の誤った使用)を行ったことがある.

*******************************************************
【神経性大食症の診断基準】

A.無茶喰いのエピソードの繰り返し.無茶喰いのエピソードは以下の2つによって特徴づけられる.
(l)他とはっきり区別される時間の間に(例: 1日の何時でも2時間以内の問),ほとんどの人が同じような時間に同じような環境で食べる量よりも明らかに多い食物を食べること.
(2)そのエピソードの間は,食べることを制御できないという感覚(例:食べるのをやめることができない,または,何を,またはどれほど多く食べているかを制御できないという感じ).

B.体重の増加を防ぐために不適切な代償行動を繰り返す,例えば,自己誘発性喝吐;下剤,利尿剤,浣腸,またはその他の薬剤の誤った使用;絶食:または過剰な運動.

C.無茶喰いおよび不適切な代償行動はともに,平均して,少なくとも3カ月間にわたって週2回起こっている

D.自己評価は,体型および体重の影響を過剰に受けている

E.障害は,神経性無食欲症のエピソード期間中にのみ起こるものではない.

▼病型を特定せよ:

排出型 現在の神経性大食症のエピソードの期間中,その人は定期的に自己誘発性嘔吐をする,または下剤,利尿剤,または浣腸の誤った使用をする.

非排出型 現在の神経性大食症のエピソードの期間中,その人は,絶食または過剰な運動などの他の不適切な代償行為を行ったことがあるが,定期的に自己誘発性喝吐,または下剤,利尿剤,または浣腸の誤った使用はしたことがない.

*******************************************************
【特定不能の摂食障害の診断基準】
特定不能の摂食障害のカテゴリーは,どの特定の摂食障害の基準も満たさない摂食の障害のためのものである.例を挙げると,

1. 女性の場合,定期的に月経があること以外は,神経性無食欲症の基準をすべて満たしている.
2. 著しい体重減少にもかかわらず現在の体重が正常範囲内にあること以外は,神経性無食欲症の基準をすべて満たしている.
3. 無茶喰いと不適切な代償行為の頻度が週2回未満である,またはその持続期間が3カ月未満であるということ以外は,神経性大食症の基準をすべて満たしている.
4. 正常体重の人が,少量の食事をとった後に不適切な代償行動を定期的に用いる(例:クッキーを2枚食べた後の自己誘発性嘔吐).
5. 大量の食事を噛んで吐き出すということを繰り返すが,呑み込むことはしない.
6. 無茶喰い障害:無茶喰いのエピソードが繰り返すが,神経性大食症に特徴的な不適切な代償行動の定期的な使用はない.

*******************************************************
相談者様の場合、「85%以下の休重が続くような体重減少」がありませんから拒食症ではありませんし、「無茶喰いのエピソード」にあたる食行動異常も無いようですから過食症でもありません。
ただし、特定不能の摂食障害で例示されているどの病型にもかっちりとはまるものはないようにも思われます。ここで示されているのはあくまで例ですから、当てはまるものがなくてもこの診断は付くのですが。

気になるのは、相談者様の大食のエピソードが幼稚園の頃まで遡ることです。
当時、体型や体重を気にされることはなかったのではないかと考えますが、ご記載からは、満腹中枢の機能不全があるかのような印象を受けます。
満腹中枢が存在するのは脳の視床下部という部位で、実際、この部位が障害される視床下部症候群という疾患によって食欲のコントロールがつかなくなることが報告されています(テレビ番組で取り上げられたこともあって一時話題になりました)。
http://www.naoru.com/sisyoukabusyoukougun.html
http://oisha.livedoor.biz/archives/51433031.html

ただし、視床下部は、食欲のみならず体温や飲水行動といった、人間が維持する上で必要な複数の機能をコントロールする部位であり、相談者様の場合は他に症状がありませんから、視床下部症候群の診断もつかないでしょう。

しかし、お示しいただいた病歴からは、もともと満腹を感じる機能に脆弱性があり、それに適応するために二次的に摂食障害を呈した可能性が高いように思われます。

精神科/心療内科で一般的に取り扱う典型的な摂食障害ではありませんから、まずは神経内科を受診されて視床下部機能に異常がないかどうかを確認した上で、異常がなければ、摂食障害を扱う心療内科を受診され(※JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介はしておりません。ご了承ください)、対処を相談されるべきかと考えます。
恐らく、回復期の摂食障害の患者様が受けられる、「適切な食事量を学習する」ようなアプローチの適応になるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司, メディカルアドバイザー
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