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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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9年前仕事上でのパワハラ、元夫からの言葉の暴力を20年。  5年前末娘が孤独死。解剖はしたのですが、原因は分かりま

解決済みの質問:

9年前仕事上でのパワハラ、元夫からの言葉の暴力を20年。 
5年前末娘が孤独死。解剖はしたのですが、原因は分かりませんでした。
その事から、うつ病発症。
不眠・倦怠感・あちこちの関節痛・舌痛症などなど。
心療 内科にて抗うつ剤や安定剤・睡眠薬をもらっています。
でも、毎日が辛いです。
死にたいといつも思っています。
再婚していますが、その夫からも会話もなく、辛いという言葉を言うとそそくさと自分の部屋へ逃げていきます。
今56歳です。
今の主人の仕事の関係で、地元も離れ友人もいない中、誰とも話す事なく一人でいるのもとてもさみしいです。
心療内科では話は聞いてはくれますが、アドバイスはありません。
薬の処方だけです。
この先、生きていても仕方が無いのではと思い、お金も今はなくどうしようもありません。
死にたい気持ち、早く娘の所に行きたい気持ちが日に日に増してきます。
どう生きていったらいいのでしょうか。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

主義や流儀は個々の医者で少しずつ異なりますが、精神科医/心療内科医も医者ですから、病気を治すのが仕事です。

うつ病で言えば、100人患者様がおられれば100通りの事情がございます。
逆に、相談者様と同じ状況におかれた方が全員うつ病を発症するというわけではありませんから、うつ病の発症には個々の患者様の体質も関与しています。

「心療内科では話は聞いてはくれますが、アドバイスはありません」とのことですが、アドバイスしようがないこと、医師の立場でアドバイスすべきでないことならば、敢えて診療の中で主治医が述べることはないでしょう。

通われている病院の待合室の混み具合でお分かりかと思いますが、現実問題として、1人の患者様の診察にかけられる時間は5~10分程度であり、薬物療法が中心になってしまうのも仕方が無い側面もございます。

ただそれでも多くのうつ病患者様は治るわけですから、相談者様の場合、5年間も症状が持続していることはやはり問題です。

現在の処方の内容とそれぞれのお薬の1日量を教えていただけないでしょうか。
 
質問者: 返答済み 5 年 前.

心療内科   朝     サインバルタカプセル20㎎  3個

         朝昼晩  マグミット250㎎         1錠

          〃    ワイパックス0.5㎎       1錠

         就寝時  ロヒプノール2㎎         1錠

           〃   バレリン200㎎          1錠

           〃   デジレル25㎎          1錠

 

         頓服   アゾリタン0.4㎎

          〃    ヨーデルS糖衣錠

 

内科      朝     プラビックス75㎎        1錠

         〃     リポダウン            1錠

         〃     オメプラゾール20㎎       1錠

         〃     レバミピド100㎎         1錠

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
追加で質問させてください。

■サインバルタはいつからお飲みになられていますか? それ以前にはどのような抗うつ薬をお飲みになられていたでしょう?

■就寝時に服用されているバレリンの成分はバルプロ酸という物質ですが、血中濃度を測りながら用量を決めていくお薬です。通常は有効血中濃度に達するためには800mg程度を要しますが、現在の血中濃度はどれくらいなのでしょうか? 今後増量される予定はあるのでしょうか。
また、バレリンはうつ病ではなく躁うつ病のお薬ですが、なぜ相談者様に処方されているのでしょう?

■内科からプラビックスが処方されているのはなぜでしょう? 脳梗塞や心筋梗塞の既往がおありなのでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
 
質問者: 返答済み 5 年 前.

サインバルタは23年7月からです。

それまではパキシルを飲んでいました。

トレドミン・デプロメール・ルボックス・リスパダール等を試しましたが全く改善しませんでした。

 

2年半前に脳梗塞を起こし、早期発見で後遺症なくピラビックスを処方されています。

 

心療内科では、血中濃度などの検査はした事がありません。

 

今から出かけますので、追加質問に答えるのに夕方になるかと思います。

よろしくお願いいたします。

 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
たびたびのご返信ありがとうございました。
一応、私としては以下をもって回答とさせていただきたく存じます。

うつ病に対する抗うつ薬の使用法でもっとも大切な基本中の基本は、単剤を十分量・十分期間用いることです。
サインバルタを最高用量で用いている現在の処方はその意味では正しいのですが、十分期間といっても6~8週間ですから、効果が認められていない抗うつ薬を8か月漫然と使用しているのは不適切な対応だと言えるでしょう。

バレリンを血中濃度測定もせずに低用量で用いていることもあまり感心しません。

これまで用いられてきて抗うつ薬も同系列のものばかりで、これでは何種類用いても意味はないでしょう。ちなみにデプロメールとルボックスは商品名が違うだけで中身は一緒、パキシルの効き方はデプロメールと同じです。
トレドミンとサインバルタも同じ作用機序のお薬ですね。

また、脳梗塞の既往がおありとのことですから、それもうつ病の難治化と関係があるかもしれません。
社団法人日本脳卒中協会のサイトからの引用です。ご参考まで。
なぜうつになるのか
頻度と発症時期
症状と早期発見のための方法
治療方法とその効果


薬物療法に関してはまだまだ工夫の余地がございますので、もう少し積極的に治療を行ってくれる医療機関への転院も検討されるべきかもしれません(JustAnswerでは病院の紹介はしておりませんのでご了承ください)。
またその際、「認知療法」を行っている医療機関をみつけられれば、相談者が裡に溜めこまれている問題に対する向き合い方が変わってくるかもしれません。

認知療法という精神療法の根底にあるのは、周囲の環境を変えられなくとも、自分が周囲を理解する(認知する)方法を変えればストレスは軽減される、という思想ですので、相談者様の状況には合っているのではないかと思います(無理にポジティブシンキングをしろという意味ではありません。念のため)。


人間は世界のありのままを観ているのではなく、その一部を抽出し、解釈し、帰属させているなど 「認知」しているのであって、その認知には必ず個人差があり、客観的な世界そのものとは異なっています。
認知療法では、そのため、誤解や思い込み、拡大解 釈などが含まれた自らに不都合な認知をしてしまい、結果として様々な嫌な気分(怒り、悲しみ、混乱、抑うつ)が生じてくると仮定しています。
不快な気分や 不適切な行動の背景として「考え方」つまり「認知」に着目し、この不都合な認知⇒気分の流れを紙などに書いて把握すること、また、それらに別の観点を見つ けるべく紙に書いて修正を試みる事が認知療法の根幹になります。
ステレオタイプな認知を歪みと命名したりします。

認知療法では認知の歪みに対し、反証や多面的解釈を生み出す手助けをします。このように自らが認知を修正することによって、身体反応が軽減したり、苦しみの少ない方向に情動が変化したり、より建設的な方向に行動出来るようになったりするとの説があります。

認知療法を受けるには、インターネットなどで検索してこの治療法を行っている心療内科やカウンセラーを探す必要がありますが、昨年から認知療法は保険がきくようになりましたので、このスキルをもった医師を探すことが出来ればかなりお得です。

認知療法的な思考方法を身につけるためには、一般の方向けの書籍がたくさん出版されていますから、それを読み、独習するだけでも一定以上の効果が期待できます。

こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳
http://www.amazon.co.jp/gp/product/442211283X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&tag=polyhedron00-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=442211283X

心のつぶやきがあなたを変える―認知療法自習マニュアル
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あたりが推薦図書です。
人間、すぐに変われるものではもちろんありませんが、事態を好転させる努力は続ける必要があるでしょう。

本当は複数の選択肢が残されていることがほとんどです。
ただ、それをみつけるには、相談者様が新たな視点を手に入れる必要があるかもしれません。
認知療法的なアプローチはその一助になると思うのですが。

以上、ご参考になれば幸いです。
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