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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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始めて質問させて頂きます。私には、43歳の妻がいます。家族構成は、妻と息子と私の3人家族です。今、2世帯住宅に暮らし

解決済みの質問:

始めて質問させて頂きます。私には、43歳の妻がいます。家族構成は、妻と息子と私の3人家族です。今、2世帯住宅に暮らしていますが、その二世帯が特殊で台所他水周りなどは完全に分離していますが私の両親、私たちの世帯、私の弟が去年結婚してその夫婦世帯、独身の妹が住んでいます。事の始まりは、3年前に玄関が一つという所から始まりそれが妻には、ストレスになると言う事から始まりました。初めは、私も了承して来たのだから我慢する様に抑えていたのですがそれがだんだん抑えられなくなって来て、私に罵声を浴びせたり両親にも責任があるので謝罪する様に言ったり、弟夫婦はいつ出ていくのかと訴えたりと攻撃的になってきました。去年の秋頃から家事も 一切しなくなり、息子の面倒も見ないで食事もほとんどとらずに寝込む状態が続きました。その後、実家に帰ったりして起きれるまでにはなりました。実家へ帰っている時に役所の相談所へいった様で専門の先生のカウンセリングを受けた様なのですが、『神経症』と言われた様で治るには3年はかかると言われたそうです。その先生に治療をするかと聞かれたそうなのですが、『私は悪くないので治療はしないと断ったそうです。』今は、両親へ今回の事を謝罪する事と弟夫婦への生活音がうるさい事への謝罪を求めています。私が両親との間に入りそれは応じられないと話すと私に離婚すると脅してみたり罵声を浴びせたりこの家に火をつけたいくらいだと言ったり、両親はバチがあたって早く死ぬと言ってみたり、弟夫婦にも災いが起こるといってみたり挙句のはてにはこの家には悪魔ばかりが住んでいると言ったりしています。また、気がすまないと床やタンスを蹴ったりもします。そんな状態なので家事も育児もほとんどしません。私自身も両親の間に入ったり、妻の話を聞いたりしていますが、さすがに毎日の様にキツイ言葉を浴びせられると精神的にも疲労が出てきて夫婦共々共倒れになりそうです。また、息子の事も心配です。妻の症状は、どう対応していったら良いのでしょうか?これは、病気なのでしょうか?ちなみに、私も同席して去年カウンセリングの先生に見せた時は『現代型うつ病』ともいわれたのですが、専門外といわれカウンセリングを断られました。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

ご記載を拝読する限りは、奥様がもともとそういう方でなかったのであれば、私もうつ病という診断がもっとも当てはまりそうだと考えます。

『現代型うつ病』は専門外なのでカウンセリングを断る臨床心理士というのもまた楽な商売をしているものですが、現代型うつ病は非定型うつ病とも呼ばれ、現在臨床・研究でもっとも広く用いられている「精神障害の診断と統計の手引き(DSM)」では「大うつ病性障害、非定型の特徴と伴うもの」と分類されます。
うつ病の一亜型ですので、まずは精神科/心療内科で通常のうつ病と同様の治療は受ける必要があります。

非定型うつ病の特徴は、
1) 典型的なうつ病(定型うつ病)では変動はありながらも1日中気持ちが塞いでいるのに対して、楽しいことや自分の好きなことをしている限りは気分が明るくなります。これを「気分の反応性」と呼びます。

2) 典型的なうつ病(定型うつ病)では食欲低下・不眠が見られるのに対し、むしろ過食と過眠が認められます

3) 他者からの拒絶に敏感で、しばしば人間関係上のトラブルを起こします。定型うつ病が自責的になるのに対し、非定型うつ病では他罰的になると言われることもあります。

現代型うつ病とは呼ばれていますが、この亜型は、そもそもが1950年代に、「従来の抗うつ薬が効かないが、モノアミンキシダーゼ阻害薬というタイプの薬(現在日本にはありません)が効くうつ病の一群」として報告されたのが始まりです。

以後、非定型うつ病が定型うつ病と同じ病気なのかどうかは論争の的でしたが、現在に至るまでその結論は出ていません(現代型うつ病に関する最近の議論は、古くて新しい問題なわけです)。

ただ、臨床的にはやはり定型うつ病と同じ治療では十分な効果が上がらない印象はあります。
薬物療法にも工夫が必要であり、また、精神療法や環境調整が必要となる事例が大半です。

奥様に関して申し上げれば、できるだけ家事は行ってもらった方がよいですし、規則正しい生活を心がけることも重要です。定型うつ病では「励ましてはいけない」「頑張らせてはいけない」とよく言われますが、非定型うつ病の患者様に対しては叱咤激励が必要な場合が少なくありません。

精神療法としては認知療法が有用ですし、環境調整としては、仕事をされている方なら移動や転職が回復のきっかけとなることもあります。転居は女性におけるうつ病の発症・悪化要因のひとつですが、奥様の場合は考慮されても良い対応のひとつだと思います。

非定型うつ病の忘れてはならないもう一つの特徴が、負荷をかけられると衝動的に自殺行為に走ることがあることで、この点に対しては一定の注意が必要です。

敢えて誤解を恐れずに私見を申し上げるならば、治療が必要な「病気」であることは間違いないのだが、アメとムチを使って生活指導をしながら、結局は本人が好む方向に環境調整を図ることになることが多いという点で、釈然としない感触が残る疾患です。
ご家族や職場の方々にとってはストレスフルな人物になりうるでしょう。

一緒に暮らされるご家族のストレスは特に大きく、時にご家族に精神医学的なケアが必要となる場合もあります。うんざりしながらも、「うつ病」だからと、腫物を触るように患者様に接することを強いられる(感情と行動の不一致)からですが、これはご家族にとっても患者様ご本人にとってもいいことではありません。

ただ、アメを与えると言っても、ご本人が要求するようにご両親と弟さん夫婦に謝罪をさせることはお勧めできません。
上述したように、ご家族が患者様を叱咤激励してあげることも必要です。

上記のような接し方を心がけながらも、適切な医療機関を受診させて継続的な治療を受けていただくことが必要です。

以上、ご参考になれば幸いです。
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