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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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私の妹についてです。妹は40歳。子どもはいません。数年前から精神科に通い薬を服用しています。家族はどう対処したらいい

解決済みの質問:

私の妹につい てです。妹は40歳。子どもはいません。数年前から精神科に通い薬を服用しています。家族はどう対処したらいいのか教えて頂きたく質問します。

病院に通うようになったのは妹が結婚してから。朝起きられず、仕事に行けない日が続くようになったためです。当時、仕事が立て込んで忙しいのがストレスになっていたものと思われます。近所のクリニックに通っていたのですが「あなたはただのなまけ病」と医師に言われ、病院を変えました。現在通っている病院では「鬱ではない」「病名ははっきりつけられない」ようなことを言われているようです。

3~4年前に夫の両親と夫の姉がいる夫の実家で同居が始まり、症状はますますひどくなったようです。とにかく朝起きられず、仕事に行けない。家事ができない。もともとはとても美容に気を使う妹だったのに、ひどいときは3日風呂に入らずほとんど寝ていることもあるそうです。

2年ほど前に浮気が夫にばれ離婚の危機もありましたがなんとか乗り越えたのもつかの間、最近出会い系サイト詐欺に大金を騙し取られ、現在借金で首が回らなくなっている状況です。長期にわたり休職と復帰を繰り返してきたため、職場も3月いっぱいでクビになるそうです。

家族は気を使ってなるべく体調のことには触れないようにしてくれているようですが(夫からの話)、本人は義父からのおせっかい的なアドバイス(?)や態度が嫌なようです。義母や義姉は何も言わないようですが、「心の中ではろくでもない嫁を貰ってしまったと思われてるだろう」と言っています。

夫には浮気したこともあって負い目があり、挽回のために一獲千金を夢見ての援助サイト(?)でしたが結局は詐欺で借金するはめにもなり、今まで「死にたい」とは言ったことのなかった妹が「死んで保険金おりたら返せる」などというようになりました。

私は結婚して遠くに住んでいるため会って話をしたり直接何かをすることはなかなかできません。実の両親も80歳を迎える高齢ですし、普段は妹が様子を見に行ったり細々とした世話をしてくれていたくらいです。血縁では私のほかに姉がもう一人います。

妹の夫はもう耐えられないので離婚を考えているそうです。離婚後も金銭的に困らないように障害年金の手続きも考えているそうです。

ここに至るまでの道のりが長く、なかなか簡潔に書けず申し訳ありません。妹本人がしっかりと生きるためにはどうしたらよいか、周りの家族はどうしたらよいか、教えてください。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

おわかりの範囲でかまいませんので、少し補足情報を下さい。

■妹さんはおいくつの時に結婚されたのでしょうか。

■ご結婚してから病院に通うようになったとのことですが、何かきっかけがおありだったのでしょうか。また、かかられている病院は心療内科/精神科の病院ですか?

■現在処方されているお薬のお名前と1日量を教えて下さい。

■「3~4年前に症状はますますひどくなった」のにも関わらず「2年ほど前に浮気が夫にばれ」というのは違和感を感じますが、症状がひどい間に、それでも浮気をされたということでしょうか? それとも以前の浮気がたまたま2年前に発覚したということでしょうか。

■「一獲千金を夢見ての援助サイト」とのことですが、どういうサイトでどうやってお金をかせぐおつもりだったのでしょうか。

■「朝起きられず、仕事に行けない。家事ができない」以外のご本人の症状を教えて下さい。会社が無い休日や、会社を休んだ日の午後などは、家事はできないにせよ、普通に過ごせるのでしょうか。

■妹さんは外出などはできているようですか?

■妹さんは若い頃、例えば学生時代、どのような方だったのでしょう。対人トラブルを頻繁に起こすとか、ストレスがかかると体に症状が出るようなことは昔は無かったのでしょうか。

■「障害年金の手続きも考えている」とのことですが、「病名ははっきりつけられない」のに障害年金が受けられそうなのでしょうか。このあたりについては、妹さんやご主人は主治医とどのように話を進めているのでしょう。

以上、確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
  1. 結婚した年齢・・・30歳
  2. 病院に通うきっかけ・・・業務が忙しくなった・結婚して家事と仕事を両立しなければならなくなった(夫は家事には無関心・妹はなるべく尽くしたいタイプ)
  3. 病院・・・最初にかかったのは個人のクリニック(女医だったため)               現在は総合病院の精神科
  4. 浮気・・・いつからかははっきりしません。悪化したのは夫の実家に同居するようになってからです。浮気が発覚したのは2年ほど前だったと思います。
  5. サイト・・・『あなたは〇〇に当選しました』というメールが届き、登録するとプレゼントがもらえるとあり、登録すると社長とか大金持ちと名乗る人を紹介するメールが届いて、『話を聞いてくれたら〇〇円差し上げます』などと持ちかけられる。メールでやり取りするのに ポイントが必要であり、最初はお試しでいくらかポイントが付与されているが、お金をやり取りするくらいの段になると、『ポイントが足りないので振り込んで』となる。大金がもらえるまであと少しのところまで来ているのに・・・という思いからお金を振り込んでやり取りを続ける、それを繰り返すうちにクレジットカードを使ったり、あげくは夫の姉にまでお金を借りたといいます。
  6. 休日の過ごし方・・・だいたいはごろごろしていることが多いようです。特に最近は外出がおっくうで何もしたくないようです。テレビもそんなに見ないようです。夫によると、携帯ばかりいじっているようだとか。
  7. 少し前の休日の過ごし方・・・友人に会うために外出することはあったようです。その中には浮気相手に会う目的も含まれます。実家に行く。実家でもだいたい横になっていたようです。マンガを読む。テレビを見るなど。夫と外出したいが買い物などになかなか付き合ってもらえないと不満を言うことが多かったように思います。
  8. 外出・・・できます。外出そのものが怖くてできないということはありません。おっくうで外出しないようです。
  9. 妹の人柄・・・とても気を使うまじめな性格。見た目は華やかで一見派手そうに見えるけれど、自分に自信がなく、いつも誰かに頼りたいところがあります。子どもの頃は私がなんだかんだ世話してしまって過保護な姉でした(学年2つ上です)高校生になってからは友人も増え、私がいじめられっ子でクラスで無視されたり している中、同じ高校に通っている妹は私から少ずつ離れ自分の交友関係を広げていったように思います。私が県外の大学に進学してからは彼氏ができたり、私の知らない付き合いも広がって行ったようです。親の目を盗んでこっそり夜に遊びに行くようなこともしていたようです。ただ、私に「軽蔑されるかも・・・」と思うことは秘密にしておきたいようで、私が県外に出てからはどんなことがあったのかわからないことも多いです。
  10. 障害年金・・・妹の夫が離婚を視野に入れた上で、妹が働かなくても何とか生活していけるようにと調べて出てきた解決策の一つですが、病院を変えるなどの方法も考えているようです。妹は離婚を考えられているとか今後どうしたらいいかとか、筋道立てて考えられる状況にないと思います。以前はまめにメールや電話でやり取りしていたのに、気が付けばこの一年くらいはあまりちゃんとやり取りしていなかったかもしれないと思います。
  11. 補足・・・私たちの実家はキリスト教の教会です。父が牧師を務めています。が、父は厳しいを通り越して非常に乱暴なワンマンで、かっとなると手がつけられないほどの暴力を振るう人でした。父が嫌で県外で一人暮らしできた時は本当に幸せだと思うほど。母は耐える人、というイメージが強いです。子どもの頃主に暴力をふるわれたのは上の姉、次に私。妹はあまり手をあげられたことはありません。母にも手をあげたという記憶はありません。
  12. 薬・・・妹から返信がないので現在はわかりません
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございました。

最初のご質問ですが、妹さんがしっかりと生きるためには、まずはきちんとした治療を受けられるべきでしょう。
現在の妹さんのご様子は、本来の妹さんとはかなり違ってしまっているようですから、「なまけ病」や性格的な問題ではなく、やはり病気として捉えてあげるべきでしょう。

ご記載を拝読する限りでは、妹さんにはいわゆる「現代型うつ病、新型うつ病」の診断が当てはまる可能性が高いように思われます。

現代型うつ病は非定型うつ病とも呼ばれ、現在臨床・研究でもっとも広く用いられている「精神障害の診断と統計の手引き(DSM)」では「大うつ病性障害、非定型の特徴と伴うもの」と分類されます。
うつ病の一亜型ですので、まずは精神科/心療内科で通常のうつ病と同様の治療は受ける必要があります。

非定型うつ病の特徴は、
1) 典型的なうつ病(定型うつ病)では変動はありながらも1日中気持ちが塞いでいるのに対して、楽しいことや自分の好きなことをしている限りは気分が明るくなります。これを「気分の反応性」と呼びます。

2) 典型的なうつ病(定型うつ病)では食欲低下・不眠が見られるのに対し、むしろ過食と過眠が認められます

3) 他者からの拒絶に敏感で、しばしば人間関係上のトラブルを起こします。定型うつ病が自責的になるのに対し、非定型うつ病では他罰的になると言われることもあります。

ご記載を拝読する限りは、妹さんには上記3点すべてが当てはまるように思われます。

現代型うつ病とは呼ばれていますが、この亜型は、そもそもが1950年代に、「従来の抗うつ薬が効かないが、モノアミンキシダーゼ阻害薬というタイプの薬(現在日本にはありません)が効くうつ病の一群」として報告されたのが始まりです。

以後、非定型うつ病が定型うつ病と同じ病気なのかどうかは論争の的でしたが、現在に至るまでその結論は出ていません(現代型うつ病に関する最近の議論は、古くて新しい問題なわけです)。

ただ、臨床的にはやはり定型うつ病と同じ治療では十分な効果が上がらない印象はあります。
薬物療法にも工夫が必要であり、また、精神療法や環境調整が必要となる事例が大半です。

妹さんに関して申し上げれば、できるだけ家事は行ってもらった方がよいですし、規則正しい生活を心がけることも重要です。定型うつ病では「励ましてはいけな い」「頑張らせてはいけない」とよく言われますが、非定型うつ病の患者様に対しては叱咤激励が必要な場合が少なくありません。

精神療法としては認知療法が有用ですし、環境調整としては、仕事をされている方なら移動や転職が回復のきっかけとなることもあります。ただ、妹さんの場合は仕事は解雇されてしまうとのことで、これは回復には貢献しないでしょう。

非定型うつ病の忘れてはならないもう一つの特徴が、負荷をかけられると衝動的に自殺行為に走ることがあることで、この点に対しては一定の注意が必要です。

敢えて誤解を恐れずに私見を申し上げるならば、治療が必要な「病気」であることは間違いないのだが、アメとムチを使って生活指導をしながら、結局は本人が好む方向に環境調整を図ることになることが多いという点で、釈然としない感触が残る疾患です。

妹さんにははっきりとした診断が下されていないこともあって、ご家族や職場の方々にとってはストレスフルな人物になりえたでしょう。
その帰結が、解雇であり、離婚であったのだと思います。
アメを与えると言っても、妹さんの場合は既に職も家庭も失いそうな状況なわけで、あまりアメとして使える要素はなさそうなのは確かです。

ただ、まずは、適切な医療機関を受診させて、適切な診断を受け、継続的な治療を受けていただくことが必要でしょう(JustAnswerでは医療機関の紹介は行っていませんのでご了承ください)。

以上、ご参考になれば幸いです。
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