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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14294
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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社交不安障害と非定型うつであるか診断して欲しい。対人恐怖症の疑いもある。 22歳女性で信用組合に勤務して4年。性格

質問者の質問

社交不安障害と非定型うつであるか診断して欲しい。対人恐怖症の疑いもある。
22歳女性で信用組合に勤務して4年。性格は真面目でおとなしい。
普段の職場仲間でも注目されるのが苦手。勉強会で文章を2ページ程読むだけでも動悸と緊張で頭が真っ白になる。読んで行くうちに息が苦しくなり声が小さくなっていく。100人の前のスピーチなど考えられない。電話応対や窓口 応対もなるべくなら避ける。客に説明をしていても途中で緊張で何を話したのか分からなくなる。職場で大声で人を呼ぶ事が苦手。怒る人に異常に反応してしまって挙動不審になる。仕事が終わって趣味や遊びや楽しいことになると急に明るくなる。特定の友達とカラオケに行ったり食事をしたり家で一人でゲームをしたりする時間はとても元気になる。性格も少し明るく変わるような気がする。夕方仕事が終わって帰るくらいから気持ちがとても沈んで憂鬱な気分になる。初対面のグループの食事に参加したり話したりは苦手。なるべく行かない。でも本当は行きたい。でも変な人と思われたりするかもしれないから。自分はその場には必要ないだろうと考える。初対面の人と一対一で会話をするとき顔がこわばって赤くなったりする。仲良くなりたいと思っても話せない。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

ご記載を拝読するかぎりは社会不安障害(社交不安障害)で矛盾しない、もしくはその典型的な病状を示されていると考えます。

非定型うつ病の要素はご記載内には見受けません。

対人恐怖は日本の伝統診断における診断名です。近年にな ってアメリカの診断基準(DSM-IV-TR)が取り入れられ、対人恐怖は「社交不安障害」か「妄想性障害」に割り振られるようになっています。よって、対人恐怖と診断をしても矛盾はしません。

ご参考までに以下にSADのポータルサイトを2つお示しします。
両サイトとも、SADを診療可能な医療機関の検索が可能です。

【SAD(社会不安障害・社交不安障害)総合情報サイトSAD NET】
http://www.sad-net.jp/

【社交不安障害(SAD)情報サイト】
http://utsu.jp/sad/

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
非定型うつ病はなぜあてはまらなかったのですか?
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
非定型うつ病といってもうつ病の1タイプです。
非定型うつ病と診断するためにはうつ病の基準を満たしていなければなりませんが、少なくともその記載がありませんでした。

現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における大うつ病性障害(うつ病)の診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、うつ病の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

次の1)~9)のうち、基本症状である1)と2)の少なくとも一つを満たすことを必須として、他のよくある症状と併せて合計5つ以上の症状に当てはまり、これらの症状がほとんど1日中、ほとんど毎日あり、2週間にわたっていること、且つ1)~9)の症状がA~Dを満たす場合に、大うつ病性障害と診断されます。
1) 抑うつ気分:気分の落ち込みを感じる。
2) 興味、喜びの著しい減退:全ての活動に対して興味や喜びを感じない。
3) 体重減少か増加、または食欲減退か増加:この1ヶ月で5%以上の体重の減少か増加がある。
4) 不眠 または睡眠過多:不眠または過眠(10時間以上)がある。
5) 精神運動静止または焦燥:何をするにも億劫で辛く感じ、仕事をするのに時間がかかるようになった。または焦燥感でイライラしたりする。
6) 易疲労感または気力の減退:やる気が出ない、すぐに疲れてしまう。
7) 無価値感または罪責感:自分を無価値な存在と感じて自信がなかったり、過度に自分を責めることが多い。
8) 思考力や集中力の減退または決断困難:考えるのに時間がかかり、決断ができなくなった。
9) 自殺念慮等:生きるのが辛く、死について考えることがよくある。
A. 混合性エピソード(躁うつ)ではない。
B. 著しい苦痛を感じる、または社会的・職業的な機能障害がある(非常につらい、または日常生活に支障がある)
C. アルコールや薬物による作用や身体疾患によるものではない。
D. 死別反応ではない(愛する人を失った後、症状が2ヶ月以内ならば離別反応と考えられます)
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
追補 DSM-IV-TRの診断基準に従えば、非定型うつ病と社交不安障害は相互排他的な疾患とは設定されていないので、合併もありえますし、実際に合併例は少なくありません。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

ご参考まで。

「非定型うつ病 パニック障害・社交不安障害 よくわかる最新医学」

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