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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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始めまして訪問看護師です。訪問先の利用者で40歳女性についてご質問させていただきます。 ALSで呼吸器を24時間装

解決済みの質問:

始めまして訪問看護師です。訪問先の利用者で40歳女性についてご質問させていただきます。
ALSで呼吸器を24時間装着しています。昨年6月ころから午 後から夕方にかけて原因不明の微熱(37℃後半から38℃まで)がでるようになり、夜に時々ほてりや頬のピリピリ感を感じ、呼吸器をつけているのに息苦しさや動悸(頻脈)、吐気、特にエピソードもなく気管カニューレの刺激感等を感じます。この症状は1時間前後でで落ち着いてきます。病院で検査をしましたがこれと言った原因は見つかりません。ご本人は熱を下げたい一心で感染症の類を疑い原因究明に一生懸命です。
 以前パニック障害の利用者に訪問していましたがとても症状が似ています。
意識レベルが性状で呼吸器を装着していると、安定剤等服用される型が多い中、薬は好まないため睡眠薬以外は服用していません。パニック障害の場合の熱の上がり方など特徴はありますか?今後の対応などご教示頂けると幸いです。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

 

釈迦に説法ですが、ALSでは感覚障害や自律神経症状は起こりませんので、「頬のピリピリ感」や「動悸(頻脈)、吐気」についてはALSで説明がつくものではありません。

 

十分了解可能なことですが、ALSが進行して呼吸器筋麻痺にまで至った患者様でパニック障害を含む不安障害を併発される方は少なからずおられますので、この患者様もパニック発作を起こされている可能性はあると思います。

ただ、精神科疾患はあくまで身体疾患の除外によってなされますので、その検索は可能ならば行われるべきでしょう。

 

この患者様がパニック障害を患われているという前提で述べるならば、火照り感はともかく、実際に熱発にまで至る方は少数派であるように思います。ただ、不安障害やうつ病に共通して関与していると言われる脳内神経伝達物質であるセロトニンは体温中枢を司ってもいるので、このこととの関連で精神科疾患患者の体温調整の不安定さを説明しようとする研究者もいます。

 

パニック発作(らしき発作)や熱発の出現時間が決まっていることについては何とも説明しかねます。夜になると不安が増し、それが発作に繋がるということなのかもしれません。

 

対応という点では、お薬がお好きではないということですが、やはりこの身体状況ですと薬物療法に頼らざるをえないと考えます。

眠剤を飲むことには同意されているのであれば、寝前に眠剤と一緒にメイラックスのような長時間作用型の抗不安薬を服用していただき、1日を通じての不安の軽減を図るのが1つの方法でしょうし、発熱や発作が夕方から夜にかけて起こるのであれば、夕食前くらいに中時間作用型の安定剤(例えばワイパックス)を服用していただくのも効果がありそうに思います。

根本的には、いわゆるSSRIと呼ばれる抗不安薬/抗うつ薬による根治(に近い)治療がなされるべきでしょう。これは発熱にも効く可能性があります。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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