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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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精神科通院歴約20年です。 この間症状も診断名も全く安定せず、きまった病名がつくことなく、 対症療法的な治療ばか

解決済みの質問:

精神科通院歴約20年です。
この間症状も診断名も全く安定せず、きまった病名がつくことなく、
対症療法的な治療ばかりうけてきました。
最近知人の紹介でクリニックを移ったのですが、
「スペクトラム障害」と言われ、今まで飲んだことのない薬を出されました。
新しい先生によると、いろいろな症状が出ては消える状態を呼ぶようです。
最近の考え方、とのことでしたが、一般的な概念なのでしょうか。
詳しいことを教えて下さい。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

スペクトラム障害は、ここ10年くらいで少し有名になってきた概念ですね。
有名なのは双極スペクトラム障害と強迫スペクトラム障害、自閉症スペクトラム障害あたりでしょうか。

精神科の疾患の多くは血液検査や画像検査といった確立した診断方法がありませんから、表面に現れた症状をもとに診断が下されます。
このため、どうしても類似疾患の境目は曖昧になります。
このため、近縁(のように見える)精神疾患を同一の疾患の程度の違い、もしくは症状の発現の仕方の違いとして捉える概念として「スペクトラム障害」が考案されました。

たとえば自閉症スペクトラムでいえば「広汎性発達障害のうち、高機能自閉症、低機能自閉症、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などでみられる対人関係やコミュニケーションの発達障害が、それぞれ独立した障害ではなく、自閉を核とする連続的なものであるとする概念。1980年代に、イギリスの児童精神科医のローナ=ウィングが提案した。いずれの障害も、虹の光のように段階的に変化する連続体の中に包括されるとしている」といった具合です(引用:自閉症スペクトラムとは)。

双極スペクトラムはアキスカルという精神科医によって提唱されましたが、双極性障害(躁うつ病)を11種類に細分化して連続性を説くという、およそ実臨床にはそぐわない理論です(参考サイト:http://www.goto-c.com/blog/2011/04/akiscal.html

一般的な概念なのでしょうか、と問われると、一般的なのは自閉症スペクトラムくらいではないかと思います(自閉症スペクトラム学会という学会があるくらいです)。
他の疾患領域のスペクトラムは、提唱している人もいる、とか、そういう学説もある、といった程度で、治療や診断に直結するようなものではまだないという印象です。

以上、ご参考になれば幸いです。
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