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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14382
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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初めまして。 私ではないのですが、息子(高校三年生)が、中学生くらいのころからは、集中力がなく勉強するにも長続きせ

解決済みの質問:

初めまして。
私ではないのですが、息子(高校三年生)が、中学生くらいのころからは、集中力がなく勉強するにも長続きせず自分はADH Dであると言い続けておりました(特に賢い訳ではありませんが、PC、インターネット、カラテ等好きなことには集中できてはおります)。そんな中、昨年春からとのことですが、学校で人を見つめ過ぎてしまい、トラブル(本人曰く、女の子を見つめてしまうと好きだと勘違いされるとのこと)になることがあると言い出しました。これは見つめないようにすればするほど見つめてしまうとのことです。また昨年夏頃にADHDを直すために薬を飲めば治るおのでその為に心療内科に行き薬(抗不安剤)を2-3か月の間だけ飲んでおりました。その際の診断ではADHDではないが、不安症の疑いはあるとのことでした。その後11月くらいから、手足がピクツク(筋肉の震え程度。実際に震えているという際に見ても特に外観上は分かりません)とのことで、これはその薬の副作用だと言い出しました。それを直すためにまた別の薬(筋肉痛を直す薬と同じような薬との表現をしてました)をもらうと言い出して聞きません。そのピクツキが気になるようで、電車の中でそのピクツキを見た人がそれを変に思っている、嫌がっていてその車両から逃げていくと真顔で言い出して、われわれが見てもそのピクツキが分かるものではないので、そんなにピクツいてないから気にするなと言っても、電車の中の人が気にして嫌がっていると信じて疑いません。また寝る直前がその症状が激しいとのことです。これはおそらく精神的に弱っており、受験時のストレスも加わり視線恐怖症になったのではないかと考えております。カウンセリングを1-2回程受けましが、薬で治すといっております。幸い受験も受かり、4月からは大学生になりますので若干受験のストレスは解消できると思います。それ以外は特に精神的な暗さはなく、通常通り生活しておりますが、外面はよく、母親と妹にはキツく当たることもあります。私自身が単身赴任であることもあり、いつも見ていられるわけではないのですが、症状を見る限りでは視線恐怖症と呼ばれるものなのではないかと考えてますが、本人はADHDの治療薬の後遺症でピクツクのだから、薬で治すと言っております。カウンセリングにはこれからも月一で通う予定ですが、カウンセリング若しくは薬での治療等どのように対応すれば良いのかお教えいただきたくお願い申し上げます。ヒデ
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。
大学病院在籍時は思春期・青年期症例を診察するグループで臨床と研究に従事していました。

若干強迫的にこだわる傾向をもつご子息のようですね。
標準的な治療に導入できるかどうかは別として、ご子息の診断はADHDではなく、筋肉のピクツキも安定剤の副作用ではない(そもそも安定剤はADHDの治療薬ではありません)という前提で、視線恐怖とその治療について回答させていただきます。

多くの方が「視線恐怖」というと、他人の視線を怖がる病気だと考えがちなのですが(高所恐怖症は高所を怖がる病気なので文法的には正しい理解でしょう)、視線恐怖は自分の視線が他人に不快感を抱かせている、もしくは何らかの影響を及ぼしているのではないかと過剰に気にしてしまう病気、症状のことです。

日本では古来(?)から自己臭恐怖や赤面恐怖などとともに「対人恐怖」として扱われきました。
森田療法や精神分析的アプローチが試みられてきたものの著しい効果はなく、長く難治性の疾患として扱われてきましたが、近年にな ってアメリカの診断基準(DSM-IV-TR)が取り入れられ、対人恐怖が「社交不安障害」か「妄想性障害」に割り振られるようになるとともに(アメリカ人には対人恐怖は無いらしく、DSMに対人恐怖症に合致する診断項目が無いのです)、前者ならばSSRI(ルボックス/デプロメール、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロ)と呼ばれる抗うつ薬/抗不安薬が、後者であれば抗精神病薬が有効であることが分かってきました。
狭義のカウンセリングはあまり効果が無く、認知行動療法と呼ばれる精神療法が適用されます。

ご家族の対応としては、ご子息が思い込みに従って行動したり、引きこもったりしないように指示的に接するのがよいとされています。
ご子息が望むがままに行動させると病状は悪化の一途をたどるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

ご回答有難うございます。

 

以下の意味をもう少し詳しくお教えいただければ幸甚です。

 

1)狭義のカウンセリングはあまり効果が無く、認知行動療法と呼ばれる精神療法が適用されます。

⇒”狭義のカウンセリング”及び”認知行動療法”これらはどういうものでしょうか?

2)ご家族の対応としては、ご子息が思い込みに従って行動したり、引きこもったりしないように指示的に接するのがよいとされています。

⇒引きこもりは今のところありませんが、思い込みに従って行動するとはどのような行動が考えられますか?


3)ご子息が望むがままに行動させると病状は悪化の一途をたどるでしょう。

⇒悪化とは具体的にどのようになる場合がありますか?

 

4)手足のピクツキ(震え)も視線恐怖症の症状の一種として考えられますか?

 

最後に先生の経験上から言って、カウンセリング、薬物療法、認知療法等の的確な治療を施した場合でどのくらいのパーセンテージで完治するものでしょうか?またその期間はいろいろだと思いますが、どのくらいの期間になるであることが予想されるかお分かりになる範囲でお教えください。

 

宜しくお願い致します。

 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。

1) 広義のカウンセリングは、精神科医や心理士がクライアントの話を聞くこと、非薬物療法の全てを指すことが多いのですが、本来のカウンセリングとは、カウンセラーは指示的なアドバイスはせず、クライアントから話を引き出して、クライアントご自身の洞察を促して、クライアントがご自身で問題の解決方法をみつけだすことを促す精神療法のことを指します。
しかし容易に想像できるように、これはクライアント、患者様の精神的な健康度が高い場合ほど有効であって、一定以上の病理をもつ患者様にはあまり奏効しません。思い込みやら妄想やらが暴走して、むしろそれが強固になる可能性が高いからです。
従って、対人恐怖のような疾患の場合は、「それは違うんじゃないか」といったタイプの治療者側の介入が必要になってきます。認知療法は、症状のために問題が起こったエピソードとその時にどのように感じたかを患者様ご自身が日記に付け、それを治療者が一緒に見ながら、なぜそう思ったのか、それが客観的に見て正しいと思うかを話し合い、「認知の歪み」を修正していく治療法です。
その有効性はここ数年広く知られており、一昨年には気分障害に対する認知行動療法の保険適応が厚生労働省によって認められています。

2) ご記載を拝読してもっとも危惧されるのはドクター・ショッピングですね。自分をADHDと診断してくれる医師がみつかるまで色々な病院を受診する、「ADHDの薬の副作用」を改善する薬を要求し続ける、病院で埒があかないと感じたら、民間療法などに走る、といった行動です。

3) まず、視線や筋肉のピクツキが他人に影響を及ぼすと過剰に気にして行動が制限を受ける、サングラスをかける、ピクツキが目立たないようにだっぷりとした服を着る、最後は引きこもる、などです。そしてこれらの行動は自分の中での妄想的思い込みを強化し、さらなる悪化に繋がる、という悪循環につながります。

4) これは神経内科で筋電図をとってみなければ何とも申し上げられません。ミオクローヌスという筋肉の微細な震えである可能性もございます。であったとしても、対人恐怖的心性によって症状を拡大解釈はしているでしょう。テーマは視線であっても体臭であっても赤面であってもいいので、「体のピクツキ」がまったくの妄想的思い込みである可能性も確かにございます。

治るまでの期間については個人差がありますが、思春期心性と強く結びついた病態であるため、二十代前半までは症状が続くことが少なくありません。
経験的には、適切な治療が行われたとして、奇異な言動が目立たなくなるまでに3~6ヶ月、「完治」までには年単位の期間がかかると思います。
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