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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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娘(34才・独身)の治療についてお尋ねします。 10年前にパニック障害とうつ病(現在、お医者さんからは「難治性うつ

解決済みの質問:

娘(34才・独身)の治療についてお尋ねします。
10年前にパニック障害とうつ病(現在、お医者さんからは「難治性うつ病」と診断されています)を発症し、勤めも辞め、以降自宅療養を続けています。
発症当初は自殺願望が強く、そ れが治まってからも自傷行為(リストカット)が数年間続きました。
現在は自殺願望、自傷行為とも(完全とはいえませんが)ありません。
その意味では、10年前から診ていただいているクリニックに感謝しています。
※クリニックは精神科のお医者さん一人が経営、診察しています。発症から数年間は2~3日に一度の割合で通い、その度に数時間そのお医者さんのカウンセリングを受けていました。現在は2週間に一度の通院で、服用する薬の適合状態を中心に診察を受けております。

以上の状況を踏まえ、次の点につきお尋ねいたします。

発症以来そのお医者さんから処方される薬の種類が極めて多く、平均して10種類ほどの薬を服用して今日に至っております。
(現在服用中の薬は、デパス・レンドルミン・レキソタン・ラミクタール・レクサプロ・リスペリトンの6種)
①娘の症状からして、この薬の量は致し方のないものなのでしょうか? それとも「薬漬け」に近いものでしょうか?
②パニック障害および難治性うつ病の治療期間として、10年という期間を要してもまだ治らずこの量の薬を服用していることに妥当性はあるのでしょうか?

家族としては一度ほかの医療機関をセカンドオピニオン的に利用する必要があるのではとも考えているのですが、娘がそのお医者さんに絶対の信頼を寄せており、強くは薦められず、思い余ってご相談に及んだ次第です。
ご意見頂戴できれば幸甚です。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。少し補足情報を下さい。■それぞれのお薬の1日量と服薬タイミングを教えていただけますか?■激しい症状があった時期がおありのようですが、うつではなく躁うつ病と診断されたことはないのでしょうか。■お嬢様の典型的な1日の過ごし方を教えてください。以上、確認させていただけますと幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

4日ぶりになりますが、ご返信がいただけなかったので、いただけている限りの情報に基づいて回答させていただきます。

 

用量が分からないので「過量」かどうかまではわかりかねますが、薬の種類は多い印象があります。

難治性うつ病とのことですから、レクサプロ(抗うつ薬)が主剤で、その効果増強のためにラミクタールが用いられているのだと推察します。

リスぺリドンは抗精神病薬ですが、鎮静作用が強いので、恐らく、自傷行為のような衝動性を抑えるために用いているのだと思われます。副作用も強いお薬ですから、現時点でもこれは必要かどうかは慎重な検討が必要です。

 

デパスとレキソタンはともに脳の同じ部位で同じように聞く精神安定剤で、この両者を併用する理由はあまりないと思います。

この2剤とレンドルミン(眠剤)は依存性が強いので、長期連要は避けたいところですね。

 

薬物療法以上に私が問題だと考えるのは、この主治医が、確信犯的にお嬢様に陽性転移をさせ、自分の治療に縛り付けているように思われることです。

もちろん、情緒不安定な患者様に治療を継続していただくために努力を払うのは当然ですが、「発症から数年間は2~3日に一度の割合で通い、その度に数時間そのお医者さんのカウンセリングを受けて」いたというのは、度を越しているように思われます。

この医師が他の患者様に対しても同じように時間を割いているのであれば、そういうスタイルの医師なのだと解釈できますが、それは考えにくいように思われます。

 

ご質問に対する回答は以下のようになります。

> ①娘の症状からして、この薬の量は致し方のないものなのでしょうか? それとも「薬漬け」に近いものでしょうか?

少なくとも種類だけを拝見する限り、最適とは言い難く、量次第では「薬漬け」と考えられます。特に、依存性の強いお薬が連用されていることが気になります。

 

> ②パニック障害および難治性うつ病の治療期間として、10年という期間を要してもまだ治らずこの量の薬を服用していることに妥当性はあるのでしょうか?

難治の患者様はおられるので、10年という期間だけをもって妥当性を問うことはできませんが、「難治性」とは、十分な治療を行った上で治らない症例に付ける診断であって、この主治医が十分な治療を行ったかどうかは処方内容を拝見する限りは疑問符を付けざるをえません。

さらには、お嬢様が「医者さんに絶対の信頼を寄せて」いるために、ご家族もセカンドオピニオンを「強くは薦められ」ない状況を作り出してしまった(依存させてしまった、より良い治療を受けられるかもしれない機会を奪ってしまった)という点で、治療者としての態度にも疑問符を付けざるをえません。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

 

転移については以下のサイトをご参照ください。

http://www.f5.dion.ne.jp/~with/teni.htm

http://healtymind.seesaa.net/article/20124010.html

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