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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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処方を変えるか、入院をするかまよっています

質問者の質問

精神科・心療内科通院歴10年の女性(29歳)、一人暮らしです。


 


症状; 摂食障害とリストカット、過呼吸、動悸、鬱状態が現在の症状としてあります 。


 


処方薬; トレドミン25m×2、デプロメールト25m×2、ソラナックス(頓服)、レンドルミン、ハルシオンです。


 


社会生活は、フルタイムの仕事です。


 


最近、気分的な落ち込みがひどくなり、仕事場にも家族にも迷惑をかけたくないという思いから、入院を検討しています。


 


毎日、手首を切ることしか考えられない状態です。 10年間デプロメールは飲み続けています。


 


 


処方を変えて様子をみたほうがいいのでしょうか? それとも、入院して静養をしたほうがいいのか、アドバイスをお願いします。


 


 


もし、処方を変えるということになったら、抗鬱薬はどのようなものがいいでしょうか?


最近は、10年前より良いお薬が出ていると聞きます。


 


よろしくおねがいたします。

投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

率直に申し上げて、ぱっとしない処方ですね。
ご相談の症状に対して魔法のように効く薬がこの10年の間に発売されたわけではありません。もちろん新しいお薬は出ていますが。
しかし10年以上前には相談者様のような患者様は治らなかったのかというと、必ずしもそうではありません。

要は使い方なのです。
トレドミンは1日量100mgまで、デプロメールは150㎎まで使えるお薬です。
それを、なぜこんな中途半端な量で2剤併用しているのでしょう?

どちらも、相談者様の訴えられている症状の全てに、多かれ少なかれ有効なお薬です。適正に使用すれば。
私ならトレドミンを止めてデプロメール(1996年発売)を150㎎まで増やします。

リストカットの衝動を抑えるために、寝前にリスパダール(1996年発売)を1~2㎎。
代わりにハルシオンを止めますね。
今の寝前薬だと、飲んだ後に過食衝動やリストカットの衝動が起きたりしませんか?

もし主治医が、相談者様のご希望通りに処方を調整してくれるのなら、まずこの処方内容で、外来で様子を見てみてもよいのではないかと考えます。
15年前の薬のコンビネーションですが。

これでぱっとしなかったら、処方変更や入院を考えてもいいのではないかと愚考いたします。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
再投稿:回答の質.
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
新薬に拘られるのでしたら、トレドミンとデプロメールを止めてレクサプロ20mgを1錠。
この抗うつ薬は用量調節不要、1日1回投与という特徴を備えています。力価はデプロメール150㎎と同じくらいだと思いますが、副作用は少ないでしょう。

眠剤は、レンドルミンもハルシオンも止めて、セロクエル25mg+マイスリー10mg。
レンドルミンもハルシオンも依存性が生じやすいいお薬なので年余に渡って服用するのは好ましくありません。

抑うつ症状については上記処方で改善が期待できると思います。

リストカットの衝動に対しては、少なくともソラナックスは効かないのではないでしょうか。
衝動を抑えるにはmajor tranquilizer――この場合は即効性のあるリスパダールがセロクエルがよろしいかと存じます。

すっきりお薬を入れ替えようとするならばこのような内容が望ましいと考えます。
繰り返しになりますが、現行の処方で効果が得られないのは必然だと思われます。
質問者: 返答済み 5 年 前.

初めて使用するため、リクエスト取り消し(回答の質)というステップに進んでしまい、もうしわけありませんでした。ただ、いろんな先生方の意見を聞いてみたかったのです。

 

 

新薬にこだわるわけではないのですが、

 

現在使っているSSRIとSNRIだとセロトニン症候群が(近年)現れるようになり、増量することに不安を覚えているのです。

 

 

また、断薬の際の禁断症状もすさまじく、依存性の強さ もきになるので、ほかのお薬へ移行することも不安という板挟み状態です。

 

 

レクサプロだと、セロトニン症候群の心配が上がるのではないでしょうか?

また、トレドミンとルボックスを切ることで起きる禁断症状はどうでしょう?

 

すみませんがよろしくお願いいたします。

 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信ありがとうございます。

「いろんな先生方の意見を聞いてみたかった」というのは、是非このサイトのサポートデスクにご意見として投稿してください。
私もそう思うのです。
しかし現在、JustAnswerでは、複数の専門家から回答が寄せられるとユーザー(質問者様)が混乱する、という理由で、誰かが回答した質問スレッドには他の専門家は回答を投稿できないルールになっているのです。なので、質問された側からすれば、最初に回答してきた専門家を最後まで付き合わなければなりません。「オプトアウト」という方法もありますが、今度はそれをすると、2番目の回答者とずっと付き合わなければならなくなります。

話しが逸れました。
セロトニン症候群は、SSRIやSNRIならばどの薬でも起こりうる副作用です。
前述したようにレクサプロ1錠がルボックスの最高用量とほぼ等価のはずですから、現在の量のデプロメールでセロトニン症候群が起きるのであればレクサプロでも起こる可能性は高いです。

ちなみにどんな症状が起こるのでしょうか?
質問者: 返答済み 5 年 前.

症状としては、

 

体温の上昇(8度前後)、特に寝ているときの発汗、頭痛、眩暈、倦怠感です。

 

よろしくおねがいします。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信ありがとうございます。

確かにそれはセロトニン症候群らしい症状ですね。
SSRI、SNRIが十分量使えず、効果も無いのであれば、それ以外の作用機序の抗うつ薬での治療を目指すべきかもしれません。
筆頭候補はリフレックスですかね。新薬だからというわけではなく、日本で初めてプラセボ対照試験で有意差を出して承認されただけあって、たしかにうつを持ち上げるパワーはあります。
眠気さえ忍容できれば、効果は期待できると思います。

問題はトレドミンとルボックスをどのように止めていくかです。
経験的には、セロトニン症候群を起こしやすい患者様は離脱症状も出やすい傾向があります。おそらく脳のセロトニン感受性が高いのだと思いますが……。
症状としては不安感とめまいが一番多いですね。

どちらのお薬も1日複数回の服用を要することからわかるように、作用時間が短く、それ故に離脱症状は出やすいお薬です。
離脱症状を最小限にして止めるには、どちらか一方ずつ、時間をかけて1週間に0.5錠程度のペースで減らしていくか、一度半減期の長いSSRIもしくはSNRIに置き換えてから止めるのがよろしいかと思います。

私ならば、デプロメールを止めて、同時にジェイゾロフト25㎎ 1錠を開始(SSRI⇒SSRIの置換をすれば離脱症状は起きません)、しばらく待ってトレドミンを0.5錠/週のペースで減量、中止。ジェイゾロフト単剤になってセロトニン症候群が起こらなければこれを50㎎にまで増やします。もしかしたら副作用なく効くかもしれないので。
無効または副作用のために増量が出来なければリフレックスを開始して、ジェイゾロフトは減量・中止、という順で調整を進めます。

リストカットの衝動に対してはやはりリスパダールやセロクエルのような鎮静系の薬を使うのがよろしいかと存じます。

外来で出来る処方調整ではありますが、副作用の出やすさを考えると、たしかに入院して処方を変えていった方が安心かもしれませんね。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
拙回答をご閲覧いただきありがとうございました。
もし、回答の内容に不足な点がございましたら、可能な範囲で対応いたしますのでご質問をご追加いただけますと幸いです。

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