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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14356
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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解決済みの質問:

母が躁状態で2ヶ月半前に精神科に入院し、現在、以下の薬を服用しています。
躁状態 は落ち着いたのですが、逆に食欲不振・意欲低下・倦怠感が現れました。
足元・手元がおぼつかない、言葉が出てきにくいこともあります。
薬の量が非常に多いように思うのですが、飲み合わせ等、問題はないのでしょうか。

タスモリン錠1mg×3
ランドセン錠0.5mg×6
グラマリール錠25mg×2
ホリゾン錠5mg×1
パキシル錠20mg×1
マイスリー錠5mg×1
ビビットエース錠1mg×1
ガスモチン錠5mg×3
ドンペリドン錠10mg×3
アズクレニンS配合顆粒0.67g×2
タケプロンOD錠15×1
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

結論から申し上げると、典型的な駄目処方です。0点。
入院とか外来とかいう次元ではなく、この病院での治療を止めて転院されることをお勧めします。

まずうつ病から躁うつ病(双極性障害)に診断が切り替わったのですから(躁状態になったというのはそういうことです。うつ病と躁うつ病はまったく別の病気です)、処方の思想も変える必要があります。
単純に申し上げれば抗うつ薬をやめ、気分安定薬中心の処方に組みなおす必要があります。

お母様の処方には気分安定薬(炭酸リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピン、ラモトリギンのいずれか(すべて物質名))が含まれておらず、ただその一点をもって、現在のお母様が服用しなければならない処方の必要条件を満たしません。

タスモリンは抗パーキンソン病薬です。躁状態を抑えるのに使う抗精神病薬の副作用としてパーキンソン症状が出るのでその対策でしょうが、現時点では強い抗精神病薬は処方されておらず、この薬を飲んでいる意義はありません。口の渇き、便秘、認知症様症状といった副作用があります。

ランドセンはまあ飲んでいてもいいでしょう。強めの精神安定剤で、気分安定作用もあると言われています(気分安定薬と精神安定剤は違う薬のカテゴリーですのでご注意ください)。

グラマリールはきわめて弱い抗精神病薬で、もしかしたら躁状態に対して使用されているのかもしれませんが、現在の状態では必要が無いと思います。

ホリゾンは精神安定剤ですが、ランドセンが使用されているので効果も副作用も重複します。不要でしょう。副作用は眠気、だるさ、脱力、等々。

パキシルはこの処方の最大の問題点です。躁状態が治まってうつ気味になってしまったから入っているのかもしれませんが、気分安定薬が使われていない状態での躁うつ病患者様に対する抗うつ薬の投与は百害あって一利なし無しであることが広く知られています。
また躁転するかもしれませんし、長期的には急速交代化や難治化につながり、最終的な予後も不良になる可能性が高まります。

マイスリーとビビットエースは眠剤ですから、不眠があるのなら飲んでいてもいいでしょう。長期漫然投与は望ましくありませんが。

お母様の主治医は、躁うつ病の治療の仕方を知らない方なのですね。

ガスモチン以下4剤は胃腸薬ですが、これだけの種類が処方されるということはお母様はさぞかし胃がお悪いのでしょうが、とりあえず躁うつ病には悪さはしないのでここで言及はしません。

以上、ご参考になれば幸いです。
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専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。拙回答をご一読いただけますと幸いです。

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