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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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ヒステリー(解離性障害)とセネストパチーの関連について、興味があります。私は、突然ショック(心的外傷)を受けた時、い

解決済みの質問:

ヒステリ ー(解離性障害)とセネストパチーの関連について、興味があります。私は、突然ショック(心的外傷)を受けた時、いつもの自分じゃない声が出て、(人格は統一されていますが)悪魔のような恐ろしい声で唸るのです。でお決まりのセネストパチーの憎悪。ネットで、セネストパチーと解離性障害の関連性を調べてみましたが、よくわかりませんでした。また、強迫性障害になったことがあり、始まりはそれが背景にあったことは考えられます。きっかけはとてつもない精神的ダメージでしたが、ヒステリーとセネストパチーとの繋がりをできましたら、何か教えて頂ければ幸いです。
投稿: 6 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.

ご指名ありがとうございます。

そして難しいご質問ありがとうございます(笑)。

 

明確に根拠をお示しして回答さしあげるのは困難です。

私の印象としては、セネストパチーが「中枢神経系の混線」であるなら、ヒステリーは「中枢神経系の一時的な断線(ブレーカーが落ちるようなもの)」であると思っています。

 

ヒステリーに関しては、精神医学の領域では「精神分析最後の牙城」と呼ばれることもある疾患で、それは要するに脳科学としての研究が進んでおらず、生物学的な治療(≒薬物療法)の有効性が見出されていない病態であるということです。

古典的な精神分析が一定の効果を上げることから、心理的な要素が色濃い疾患なのだと見出されていますが、「心」さえ脳の活動の産物であるという脳科学研究の流れからすれば将来的には「脳の病気としてのヒステリー」として概念化はされるでしょう。

しかしながら現在までのところ、生物学的精神医学の立場からヒステリーの研究を進めている個人やグループの存在は寡聞にして存じません。

 

セネストパチーもまた、脳の病気として認識されつつあり、精神療法とともに薬物療法の有効性も報告されるようになってきていますが、標準化された治療は無く、良く言えば患者様ごとに個別化された治療が、悪く言えば手探りの試行錯誤的治療が、臨床では行われているのが実情です。語源からして幻覚の一種として認識されており抗精神病薬中心の治療が行われているように思いますが、必ずしも有効ではなく、抗うつ薬が有効なことが多いような気がします(特に痛みが強い患者様の場合)。

 

相談者様の場合、「精神的ダメージ」が両疾患の発症契機だったと思われますが、セネストパチーとヒステリー(こちらは断線まではいっていないようですが)は現時点の私の知識で説明しうるかぎりでは、別個の疾患が、偶発的にほぼ同時に発症したと考えるのがリーズナブルだと思われます。

かつて両者が混同されていたことは前回お話しましたが、現在は、例えばヒステリーからセネストパチーの移行が多いとか、セネストパチーをお持ちの患者様にヒステリーの合併が多いといった、両者の類縁関係を示唆するような状況証拠はありません。

 

ごめんなさい。ご期待されている回答にはなっていないと思いますが、このあたりが私の限界です。

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