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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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質問者の質問

15年ほど前に自分で抑うつと感じ、虎の門病院の診療で、「両親との共依存症」と診断されました。その時は、カウンセラーと毎週1時間、別の日に精神科医師に薬を処方してもらうという形でした。カウンセリングは夜間も対応してくれたので通えましたが、精神科医師に薬をもらうのに、平日半日以上かかり、両親と離れて一人暮らしを始めた私には、毎月病院に行くことで派遣で雇ってもらえなかったため、自宅近くの土曜日も診察するクリニックに転院しました。

両親と離れて、両親との共依存はなくなりましたが、結局、結婚した主人と共依存し、失業した主人は私にモラルハラスメントを行うようになり、離婚協議の最中に昨年、自殺に至りました。

現在の私は、前向きに生活をしようと努力しているものの、新しい職場でも同じようにモラルハラスメントを受け、産業医に初めて「アサーション」を教わりました。まだ、本を手にして読み始めたばかりですが、何度も繰り返されるモラハラに対処できない自分も変えなくちゃと思ってます。
ただ、インターネットで、共依存症の経験者は非主張的で、抑うつに陥りやすいの、アサーションを行 う前に主治医に相談を、とあったので、今日主治医に相談しました。

主治医は、その本を読んでみたらどうですか?とうだけで、詳しい説明もなく、前回と同じ処方箋を書いて終わりました。主人の時も、自殺するという危機感を持っていなかったようで、自殺当日から2日後まで連絡がとれませんでした。

私は長年続いている睡眠剤の処方を受けていますが、この先生で本当にいいのか疑問に思っています。「そうですね、そうですね。はい、来週は何時にしますか?」で診察は終わりです。

一人暮らしを変えることはできませんが、直していきたいという気持ちは本物です。

クリニック、カウンセラーのいるクリニック、処方箋を書いてくれる先生、大きな病院、
この大きな違いを教えていただけませんか?

共依存症、モラルハラスメント、主人の自殺。自分でも抱えきれなくなってきている感じがします。

カウンセリングがあるところ、それに付随して薬を処方してくれるところ、
今の主治医のように、全然カウンセリングをせず、日々あった話を処方箋を書きながらうなずいているだけのところ。

どこに行けば一番良いのでしょう?
私の希望としては、カウンセリング、共依存症、トラウマ克服、アサーションの訓練、薬の処方、東京都の自立支援がうけられるところがいいのですが、
町中に乱立する「メンタルクリニック」の名前に騙されそうで、悩んでいます。

今回は主人の自殺という、考えもしなかった自責の念も残っていて、もやもやするばかりです。

精神科の種類(メンタルクリニック、カウンセリングルーム、大きな病院、アサーショントレーニングだけをやっているセミナー)はどう選べばいいのでしょうか?

アドバイスをいただけると嬉しいです。
投稿: 6 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

患者様からは分かりにくいのですが、軸が異なる問題を同一軸上のものとして捉えることで混乱されているところがあるように思われますので、まずそこから整理してい行きましょう。

> クリニック、カウンセラーのいるクリニック、処方箋を書いてくれる先生、大きな病院、この大きな違いを教えていただけませんか?
まずここからです。
クリニックとは「医院」「診療所」と同義で、19床未満の入院病床をもつ医療機関、ということになります。大多数のクリニックは無床(入院施設が無い)ですが、法律上は19床までは持てる理屈になります。
逆に病院とは20床以上の入院病床を持つ医療機関ということになります。
この区別は医療法によるものですが、最近はさらに厚生労働省によって、200床以上の病院と未満の病院とで、初診時の紹介状または特定療養費の必要性の有無という区別がなされるようになっています。

カウンセラーの有無に関しては医療機関側の治療方針・経営方針の問題であって、クリニックや病院といった区別とは違った次元のお話になります。
カウンセラーを置くことで経済的・非経済的なメリットがあると判断すればカウンセラーを雇うでしょうし、医療機関の経営者がそう思わなければ雇わないというだけのことです。
カウンセラーは多くの場合は臨床心理士という資格をもつ臨床心理士ですが、これは国家資格ではなく、またカウンセラーを名乗るのに臨床心理士の資格が必要というわけでもありません(このため事務員やケースワーカーに「カウンセリング」を行わせている医療機関もあります)。
保険制度上、診療報酬が算定できるのは臨床心理士の専門業務の一部のみであるため、経営的観点から雇用形態は非常勤であることが多く、いくつかの病院・クリニックで日替わり・掛け持ちで働いている心理士も少なくありません。

整理のために、ここで一度回答を区切りましょう。
専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
次に、
> 私の希望としては、カウンセリング、共依存症、トラウマ克服、アサーションの訓練、薬の処方、東京都の自立支援がうけられるところがいいのですが、
という部分に対する回答です。

まず、カウンセリングやアサーション(アサーティブネス)の訓練を、精神科医が行うことは現在の保険診療上はほぼ不可能です。これは厚生労働省が定めた診療報酬のしからしむるところで、大雑把にいえば、午前と午後、それぞれの外来患者診察数が30人であることが精神科のクリニック、病院外来の損益分岐点であると言われています。
実際には利益を出すためにもっとたくさんの患者様を診なければならないわけですから、1人の患者様にかけられる時間は5~10分にならざるをえません。「そうですね、そうですね。はい、来週は何時にしますか?」という対応は、定期的に通われている患者さんに対するものとしては、残念ながら標準的なところでしょう。
短い時間でうまく必要な情報のやり取りをできる技量をもった精神科医はいますが、時間をかけてじっくりと話を聞いてほしい、というご希望に添える医師は少ないと思います。

従って、話しを効くタイプの治療は保険診療外のカウンセリングで、という方針をとる医療機関が多く、その場合はカウンセラーを非常勤で雇用しているわけです。

また、精神医学と心理学は全く異なる学問体系なので(それぞれ理系と文系です)、特別に訓練を積んだごく少数の精神科医を除いては、時間があったとしても、技術的な理由から狭義のカウンセリングやアサーティブネスの訓練を患者様に施すことはできません。

カウンセラーと名乗っている人が臨床心理士の資格を持っている場合はカウンセリングは間違いなくできます。しかし心理学にもいくつもの学派があって、アサーティブネスはその一学派の理論に基づくものなので、すべての臨床心理士がその指導をできるわけではありません。細かいことを言えば、カウンセリングにも学派ごとの違いがあり、それぞれやり方が異なります。

共依存症、トラウマ克服ということになると対症的な薬物療法以外は精神科医がタッチできる部分は多くはありませんから、心理士によるカウンセリングなり、その他の精神療法を受けることが必要になるでしょう。

自立支援はメンタルクリニックを標榜している医療機関ならばどこででも受けられます。ただし、臨床心理士による精神療法は自立支援によってはカバーされない場合が大多数です。

従って、相談者様のご要望を1つの医療機関を受診するだけで満たすことはきわめて困難でしょう。
医師、カウンセラー、アサーティブネスの指導者それぞれ相性がいい人物を選ぼうとするならば、薬の処方は医療機関で受け、カウンセリング(共依存症、トラウマ克服)はカウンセリングルーム(開業した臨床心理士の相談所で、保険もききませんし、自立支援の対象にもなりません)、アサーティブネスはセミナー(実費)で、ということにする必要があるのではないでしょうか。

「どう選べばいいのでしょうか?」とうご質問に関しては、1つの医療機関ではカバーできないので、希望に応じた治療、訓練をしてくれる機関を個別に探す、というのが回答になるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
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