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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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神経科か精神科かどちらの領域かはわかりませんが 総合病院の精神・神経科に通院し、うつ状態・適応障害との 病名をい

解決済みの質問:

神経科か精神科かどちらの領域かはわかりませんが
総合病院の精神・神経科に通院し、うつ状態・適応障害との
病名をいただいております
自分の建てた家に嫁の親の父親が経営する会社が連鎖倒産したことから
同居をしはじめたころから、過食症か買い物依存症のどちらかの症状が
交互にくるようになり、体重は7kg贈 ・借金とうは親の親戚が都合をつけてくれ
こずかいまでだんどりしてもらってます。あまえてばかりいられないのですが
嫁と親とが一体で僕を責めてくる(言葉)状態で、仕事でも怒られ家でもせめられ
こどもも嫁と嫁の親と一体化しなついてきません。
頭の中は、自殺願望が出たり消えたりしています。
どうしたらいいでしょうか
投稿: 6 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。
ちなみに精神科と神経科は同じ科だと考えていただいて問題ありません。

抗うつ薬、安定剤の処方を受けておられますが、明らかな効果は現れていないのではないでしょうか? 相談者様の場合、問題が複雑化しているので、薬物療法は一定の助けにはなりますが、根本的な解決にはならなさそうです。

適応障害の根本的な治療は環境を変えるかご自分が変わるか、なので。

ただ、相談者様の場合、お義父様との同居にしても、奥様との関係にしても、職場環境にしても、変えようとして変えられるものではありません。

であるならば、相談者様の方が変わっていく必要があります。

お勧めなのは、相談者様が認知療法を受けられることです。独習でもかまいません。

認知療法という精神療法の根底にあるのは、周囲の環境を変えられなくとも、自分が周囲を理解する(認知する)方法を変えればストレスは軽減される、という思想ですので、相談者様の状況には合っているのではないかと思います(無理にポジティブシンキングをしろという意味ではありません。念のため)。

認知療法は精神科医の間では定評がある治療法ですが、一般の方々に広くその名が知られるようになったのは「雅子様」が適応障害の治療として認知療法を受けられるようになってからですね。あそこの家庭は変えようがありませんから……。

人間は世界のありのままを観ているのではなく、その一部を抽出し、解釈し、帰属させているなど 「認知」しているのであって、その認知には必ず個人差があり、客観的な世界そのものとは異なっています。認知療法では、そのため、誤解や思い込み、拡大解 釈などが含まれた自らに不都合な認知をしてしまい、結果として様々な嫌な気分(怒り、悲しみ、混乱、抑うつ)が生じてくると仮定しています。不快な気分や 不適切な行動の背景として「考え方」つまり「認知」に着目し、この不都合な認知⇒気分の流れを紙などに書いて把握すること、また、それらに別の観点を見つ けるべく紙に書いて修正を試みる事が認知療法の根幹になります。ステレオタイプな認知を歪みと命名したりします。

認知療法では認知の歪みに対し、反証や多面的解釈を生み出す手助けをします。このように自らが認知を修正することによって、身体反応が軽減したり、苦しみの少ない方向に情動が変化したり、より建設的な方向に行動出来るようになったりするとの説があります。

いかがでしょうか? 相談者様のおかれている状況にそぐう「治療」方法だと思うのですが。

認知療法を受けるには、インターネットなどで検索してこの治療法を行っている心療内科やカウンセラーを探す必要がありますが、昨年から認知療法は保険がきく ようになりましたので、このスキルをもった医師を探すことが出来ればかなりお得です(ただ、保険がきくのはうつ病など気分障害の患者様なので、相談者様の場合は難しいかもしれません)。

相談者様のように健常に近い方が認知療法的な思考方法を身につけるためには、一般の方向けの書籍がたくさん出版されていますから、それを読み、独習するだけでも一定以上の効果が期待できます。

こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳

心のつぶやきがあなたを変える―認知療法自習マニュアル

あたりが推薦図書です。「こころが晴れるノート」は雅子様の主治医の大野裕医師の著作です。

人間、すぐに変われるものではもちろんありませんが、事態を好転させる努力は続ける必要があるでしょう。

奥様、お義父様との関係にしても、お仕事のやり方にしても、最終的には相談者様ご自身で解決しなければならない問題です。

ただ、その解決法をみつけるには、相談者様が新たな視点を手に入れる必要があるかもしれません。

認知療法的なアプローチはその一助になると思うのですが。

以上、ご参考になれば幸いです。
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