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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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現在双極性障害2型と診断され6月から一人暮らしをしている33歳の息子のことです。初めは鬱病と診断され病院も何軒か変わ

解決済みの質問:

現在双極性障害2型と診断され6月から一人暮らしをしている33歳の息子のことです。初めは鬱病と診断され病院も何軒か変わり症状もいろいろあって6年を経て、今の診断になってからぐらいから薬も変わり症状も変わ り、当人は国や市の福祉に頼るしかないと考え、就労支援の作業場に週3回午前だけ通っていますがなかなかまともに行けないようで月2万5千円ほどの収入しかないようです。以前より22キロも太って別人のようで、そのわりに全然緊迫感もなく、福祉に頼って行くしかないんだという甘えや依存の塊のようになってしまいました。カウンセリングもやめて今は薬物治療のみです。生活習慣病の悪循環の太り方で、生活リズムの整え、歩くことをいくら言っても実行できません。このまま太っていけば糖尿病、足の痛みも訴えておりどうしたらいいのかわかりません。どうぞ良いアドバイスをお願いします。
投稿: 6 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

ひとつ確認させてください。
ご子息はお一人暮らしで月25,000円の収入しかないとのことですが、生活保護を受給して生活されているのでしょうか?
質問者: 返答済み 6 年 前.

アパート代35000円だけ息子の通帳に振り込んでいます。後は自分の通帳からおろしているようです。でもそれもつきて先日家に帰ってきた時には生活保護のことか手続きをとるしかないようなことを言っておりました。6月から一人暮らしをしていて月一回病院に行くため帰ってきます。地下鉄や公共施設入館などは無料のようです。帰ってきた時によっぽどこづかいを渡そうか、彼もそれを待っているのかわかりませんが、でもそおしたら家にいた時と同じ依頼心の塊でよくないのか・・・わかりません。どうぞよろしくお願いします。

専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
ご返信ありがとうございます。

お小遣いは渡さない方が良いだろうと思います。アパート代分を払っているのも感心しません。

金銭的に窮しているのなら、幸い一人暮らしをされているので生活保護を受けていただくべきでしょう。

双極Ⅱ型障害の症状が悪くて仕事に就けないのであれば考慮する余地はありますが、躁打者さんのご相談分を拝見する限りはそれほどでもないようですし、病状が不安定ならそもそもカウンセラーが課題(宿題)を出して生活リズムを立て直させようなどという負荷をかけることはしないでしょう。

ご子息が「甘えや依存の塊」であるのは、病気というよりもご自身の考え方による部分が大きいのではないでしょか。
むろん病気のために人生が変えられてしまったとご本人は考えられておられるかもしれず、そしてそれはある一面間違ってはいないのですが、同じ境遇で前向きに生活されている患者さんもたくさんおられます。

失敗⇒挫折感⇒自信喪失⇒失敗……という悪循環に陥っているのかもしれませんが、そこから抜け出す意志がご自身にないのに親御さんや医療者がいくら働きかけても結果は得られません。

ご子息の「甘えや依存」をさらに助長するような行為は慎まれるべきかと愚考いたします。
質問者: 返答済み 6 年 前.

アパート代も打ち切って、又それをどう息子に切り出すか、親からも見捨てられたように感じやしないか、やけになりやしないか心配です。自分は双極Ⅱ型障害でこんなに具合が悪い、薬をかえかえしても治らない、自分は病院から出される薬のモルモットだと思っています。今後どう見守っていいか、当人は今の生活、思いからどう打破していけれるか、

病気よりもやはり甘え依存が強い生活習慣病から来る症状ということはわかりましたが

これからのことが 心配です。もう少しこれからのことで掘り下げた回答をお願いします。

専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
アパートの家賃に関しては「感心しない」と申し上げました。
生活保護になれば家賃も出るので親御さんが負担してあげる必要はどのみちなくなります。逆に金銭的支援を定期的に受けていると収入があると見なされて生活保護が受けられなくなるリスクがあります。

急患が入りましたので、疾患受容に関しては後ほど。
専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.

疾患重要のお話をします。

 

疾患受容とはこの場合、ご子息が「双極性障害になった自分を受け入れる」ということを意味します。

 

自分が精神疾患の患者、精神障害者であるという現実を受け入れることが全ての出発点です。

自分に何が出来て、何が出来ないかを学びながら、出来ることはベストを尽くしつつ治療を受け、日々の生活を送れるようになることがゴールです。良い意味での「開き直り」と言ってもいいかもしれません。

自分や他人を責めたり、運命を呪っていては疾患受容は進みません。

ご子息のように、自尊心を低くするような言動、行動を繰り返していても、治療上プラスに働くことはありません。

疾患受容ができない(しない)人は自分の病気について学んだり、治療と正面から向き合うことができません(例えば、「自分は病院から出される薬のモルモットだと思っ」たりします)。これはその人の個性の問題もあるかもしれませんが、自分の病気やその治療を良く知らなければ、療養の為の良い環境を作り出すことも、能動的にその環境を作り出していくことも出できません。

ご子息は現在、自分の現実課題から「逃げる」「誤魔化す」ことで現実から目を背け、病気と向き合うことができていないように拝察いたします。

医療者が指導・助言を行ってきたにもかかわらず対処を改められていないのは残念です。

 

これは推論ですが、ご子息は甘え、依存が強いというよりも、「全か無か」という思考法をとりがちな方なのではないでしょうか。

すっかり健康にならない限りは治ったとは言えない。すっかり治らないのなら生きていても無駄だ――そういった考え方のことです。

ご家族が疾患について学び、ご家族がまず疾患を――精神障害者になってしまった家族を受容するのはご本人の疾患受容の助けになることが知られています。

この場合は相談者様が双極性障害について学び、日常生活のなかで折に触れてご子息を「教育する」のです。

病院によっては家族向けの「心理教育(サイコエデュケーション)」を実施している施設もあります。最近はうつ病などの講演会が増えていますから、それに足を運ぶのも良い方法だと思います(疾患受容のプロセスはどの精神疾患でも大きく変わらないので、統合失調症や他の精神疾患に関する講演会でもかまいません)。


双極性障害は再発の可能性が高いため、疾患知識を持って、生活をコントロールする必要があると認識されています。

頑張りすぎも良くありませんし、さぼり過ぎも良くありません。ほど良い努力が必要なのです。不規則な生活を送り、できる課題もやらずにいると能力は衰えるばかりです。

病気を改善させ、「完治」や「克服」への拘りを捨てて(残念ながらそれは不可能時です)、病気との付き合い方を発見・工夫することがその人の生活ほ質を高めることになると言われています。

 

ご子息が病気をなかなか受け入れられずに斜に構え続けているのであれば、まずは相談者様が疾患と治療について学び、ご子息が精神障害者になってしまったことを受容し、しかる後にご子息に働きかけるべきではないでしょうか。

それなくして色々と助言をしても、ご子息は「なにもわかっていないくせに」と感じてしまわれるでしょう。

 

相談者様は、双極性障害とその治療について、どれくらいご存知ですか?

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