JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。
    必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
猫山司に今すぐ質問する
猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14294
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
ここに 精神科 に関する質問を入力してください。
猫山司がオンラインで質問受付中

4 1

解決済みの質問:

はじめまして。 4年生の息子が1年生の時より、チック症です。いままであった症状は、黒目が動く、首を回す、「ん、ん、」と小さな声、などです。頻度は、他人が気が付かない程度。3年生の間は、あまり症状もなく、収束したと思っていましたが、ここにきて、首を振る(目に髪の毛が入りそうなと きに普通のひとがやるような動作)口を尖らす、咳払いがでています。頻度は、家族は気が付きますが友達は気が付いていないようで、本人も元気に登校しています。 いろいろ調べると、頻度はすくないですが、トゥレットではないかと思います。かなり重症で生活に支障がきたす方もいらっしゃるようですが、トゥレットだと必ず重症になるのでしょうか?トゥレットでも軽度の方はいらっしゃいますか?また、病院にかかるタイミングはどのような場合でしょうか?正直、息子より私が参っています。よろしくおねがいいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。
現在は一般病院で「普通の」精神科医をやっていますが、大学病院在籍時は児童・思春期症例を診察するグループで臨床と研究に従事していました。

ご記載を拝察するところ、ご子息にはトゥレット障害の診断がつ く可能性が高いと考えます。
診断基準は運動性チックと音声チックの共存であって、重症度は関係ありません。つまり重症のチック症をトゥレットと呼ぶわけでもありませんし、トゥレットだから重症というわけでもありません。

予後については諸説ありますが、最近の研究では成人以降60%の症例では症状が無くなるか目立たなくなるとされています。つまり40%では何らかの症状が残るわけですが。

治療は主に薬物療法で、抗精神病薬(トゥレットが精神病というわけでは決してありません)や降圧薬などが使われますが、副作用はありますので、薬物治療をするかしないかも含めて
猫山司をはじめその他名の精神科カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
慎重に検討がなされるべきです。
普通の心療内科の手には余る疾患ですので、児童精神医学の専門施設の受診をお勧めします。

ご本人はもとより、ご家族の方々も大変な状況にあると改めてお見舞い申し上げます。状況に応じては、「ご家族の方々の心身の治療」も必要になります。どうぞお大事にして下さい。
猫山司をはじめその他名の精神科カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
慎重に検討がなされるべきです。
普通の心療内科の手には余る疾患ですので、児童精神医学の専門施設の受診をお勧めします。

ご本人はもとより、ご家族の方々も大変な状況にあると改めてお見舞い申し上げます。状況に応じては、「ご家族の方々の心身の治療」も必要になります。どうぞお大事にして下さい。
質問者: 返答済み 5 年 前.

ありがとうございます。

トゥレットが軽度のまま収束することもあるのですね。4年なので、これから悪化もあるでしょうが。。

周りに指摘されるわけでもなく、本人は疲れたらなるくせとおもっていますが、そのような状態でも児童精神科につれていくべきでしょうか?

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
込み入った説明になりますので、夕方以降に回答させていただいてもよろしいでしょうか?
質問者: 返答済み 5 年 前.

わかりました。

ちなみに息子は、大学病院の赤ちゃん追跡調査に7歳半まで参加しており、7歳半の時に血圧、語彙検査、心理検査、知能検査wisk、、脳波検査、身体重心動揺検査、などを

受けすべて正常。知能指数109、言語性106、動作性106です。学校の先生、係り付けの小児科医に発達障害を疑われたことはないです。性格は、慎重型で、おとなしいタイプです。勉強の遅れはありません。

小学校入学時 心因性腹痛、 今回のチックがでてきたころ、帯状疱疹になり、ストレスは体にためやすいほうです。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
お待たせしました。

受診の必要性に関する見解を述べさせていただく前に、ご参考までにDMS(精神疾患の診断・統計 マニュアル)におけるトゥレット障害の診断基準をお示しします。

A. 多様性の運動チックと1つあるいはそれ以上の音声チックが疾患の経過中のある時期に存在したことがあるが、同時に存在するものとは限らない(チックとは、突然で、急速な、反復する、非律動的で常同的な運動あるいは音声である)。
B. チックは、1年間以上にわたってほとんど毎日あるいは間をおいて、1日に何回も(通常はまとまって)起こり、この期間において3か月以上続く寛解期はない。
C. 障害によって、著しい苦痛あるいは、社会的、職業的またはその他の重要な機能における重大な障害が引き起こされる。
D. 発症は18歳以前である。
E. 障害は、物質(例えば、中枢刺激薬)や全般的な医学的状態(例えば、ハンチントン舞踏病やウイルス感染後脳炎)の直接的な生理的結果によるものではない。

19世紀にこの疾患が報告された際には、コプロラリア(汚言症)が特徴的症状であり、最終的には精神的荒廃に陥るとされていましたが、現在では、前述の通り、青年期・成人期に入って軽症化もしくは自然治癒することもある、予後は比較的良好な疾患と考えられるようになっています。

かつては親の養育や家庭環境が原因とされていましたが、現在はその説は否定され、トゥレット障害は「脳の病気」として認識されています。しかし精神的ストレスで悪化するなど、症状の変動に環境要因が関与しているのは事実です。
ただし、ご子息の場合、追加情報から判断するに、脳器質的な要因は希薄で、年齢を重ねて脳が成熟するとともに症状が改善していく可能性が高いと思います。

気にしなくてはならないのは経過のなかで寛解と軽快、増悪を繰り返すのがこの病気の特徴であること、チックが起こる部位、頻度、複雑性、重症度が時と共に変動します。
経験的には、小学校高学年から中学生あたりで症状がもっとも強く現れる傾向があります。

現時点でご子息に薬物治療が必要だとは思いませんし、予後良好な症例だとは予想しますが、例えば今後(縁起でもありませんが)チックが理由でいじめられたり、思春期を迎えて症状が悪化する可能性も否定できません。

本人やご家族、周囲の人々に対して、障害の特性を正しく理解してもらう疾患教育や環境調整は重要で、軽症例ではこのようなアプローチだけで改善が得られることも少なくありません。また、本人がそういう心構えをもつことで、時々の対処が上手くいく可能性があります。
何より、万が一の症状増悪の際に、トゥレット障害に造詣が深く、ご子息の経過を把握している主治医がいることは計り知れない利点になります。

ただちに受診が必要とは思いませんが、いちど児童精神医学の専門施設を受診されておくことをお勧めしたのはそのような背景がございます。
ご判断の一助となれば幸いです。
猫山司をはじめその他名の精神科カテゴリの専門家が質問受付中

精神科 についての関連する質問