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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14381
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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昨年父が突然死し、同時に母が認知症だとわかり、一人で全部世話をしてきましたが、徘徊が始まり、警察が保護してくれた連絡

質問者の質問

昨年父が突然死し、同時に母が認知症だとわかり、一人で全部世話をしてきましたが、徘徊が始まり、警察が保護してくれた連絡があって、そこからパニック症状で鬱状態が始まりました。

昨年11月から心療内科に通院し、最初はデパス、ジェイゾロフトなどに助けられ ていましたが、途中で治験に参加し、都内の有名な病院に今年1月から7月まで通院していましたが、先生がただ薬だけ処方するような毎回の診察に絶望しました。

幸い母は施設に入ることができたのですが、それまで様々な施設を9か所もたらいまわしにされ、母も私もぐったり疲れました。今は母は病院で、介護問題は多少解決したのですが、私自身、更年期もあるのか、ずっと睡眠障害が続き、朝まで眠れないことがほぼ毎日。酷い時は3日位眠れないで、身体だけが疲れているような状態。そのせいで身体もずっと怠くて何もやる気が起こらない症状になってしまいました。たまにまた眠剤を使いますが、散々薬漬けになっていた時は一日中頭がぼーっとしてちゃんと思考が働かなかったり、足がもたついて壁に顔をぶつけたり、嫌気がして8月に勝手に薬を中断してしまいました。レメロンパキシル、ハルシオンンの3種です。

今は頭はクリアになって気分は悪くはないのですが、相変わらずやる気が出ないで不安が続いています。電車に乗るとイライラして、人ごみとかが苦手になってしまいました。

こういうことがある前に、パソコンに長時間座って10時間以上(繁忙期は16時間)も仕事をしていたので、そのせいでかなり脱力感が出てしまいました。でも、原因は家族の不幸などもあったと思うのですが、日々のストレスと会社のパワハラの蓄積が大きな要因だったように思います。

今後はどのように過ごしたら良いでしょうか。仕事を辞めて1年2か月経過しました。
投稿: 6 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
おはようございます。
精神科医の猫山と申します。

職場のストレス、お母様の介護、それに年齢的なものが重なってしまい、パニック障害とうつ病を発症したということでしょうね。
間が悪かったとしか言いようがありませんが、ご記載を拝読する限りはいちばん深刻な状況は脱したようで何よりです。

目下の問題ですが、「頭はクリアになって気分は悪くはない」が、「やる気が出ない」「不安」「電車に乗るとイライラして、人ごみとかが苦手」なことでお困りと考えてよろしいでしょうか?

1) 睡眠-覚醒のリズムは保たれていますか?
2) 食欲はいかがでしょう? 体重の変動は?
3) 趣味は楽しめますか? お友達と外出したりする機会はおありでしょうか? そういった機会を楽しめますか?
4) テレビを観たり読書をしたりした場合、面白いとかんじますか?
5) 産婦人科で更年期障害の検査を受けたり、内科で甲状腺機能低下症などの検査を受けたことがおありでしょうか。
6) もう一度精神科や心療内科の治療を受けられる意向はおありですか?

以上、回答の一助とさせていただきたく、ご返信いただけると幸いです。
質問者: 返答済み 6 年 前.

ご回答ありがとうございます。

 

目下の問題ですが、「頭はクリアになって気分は悪くはない」が、「やる気が出ない」「不安」「電車に乗るとイライラして、人ごみとかが苦手」なことでお困りと考えてよろしいでしょうか?

 

はい。そう感じます。ただ、最近はそれほど重症な自覚はありませんが

やはりそのような気持ちであるのは変わりありません。

9月に入って、母が脳梗塞で病院に搬送され、さらに癌であるということが

発覚しました。結腸癌で肝臓などにも転移しており、79歳で、体力的にも

手術をしても無理であり、もっても年内であり、手の施しようがないと

医師に言われました。

毎年、大腸癌の検査をしていたのに、5年ほどある癌だと言われ、

ただ驚くばかりでした。

母の事に関してはもう諦める覚悟を決めるしかないものと認めざるを

得ないのですが、そんな事も重なり、毎日通院して面会に行っているので

正直2週間以上連続でそのようなパターンは肉体的にもきつくなって

きました(通院には45分程度の距離ですが)、私自身、1年2か月前に

通勤していた頃に比べると、大分体力の低下もあるようで、1日1日を

生きるのがやっとという感覚です。

1) 睡眠-覚醒のリズムは保たれていますか?

 

● リズムは殆どとれていません。睡眠障害のようです。

3日眠れない時もあれば、眠気を感じるのに朝方まで起きていて、

昼くらいには起きてしまうとか、まちまちです。

インターネットをしながら起きている・・・という時間の過ごし方が

脳を覚醒して悪循環に感じます。

 

2) 食欲はいかがでしょう? 体重の変動は?

●母が徘徊した直後は心配で食べれず、45キロの体重が39キロに

なりましたが、今年の地震の直後にストレスで食べ続けて53キロに。

しかし、レメロンを始めたことも大きな要因だと感じています。

食欲が半端でなかったのですが医師は「そうですか・・・」しか

反応してくれませんでした。レメロン常用者の多くは体重増加の

傾向があるようです。

現在は51キロくらいに抑えていますが、簡単に痩せれません。

それ自体もストレスです。ただ、運動はなかなかできません。

自転車に乗るくらいです。


3) 趣味は楽しめますか? お友達と外出したりする機会はおありでしょうか? そういった機会を楽しめますか?

●一旦、なにも楽しめない時期がありましたが、夏前から何とかまた趣味を

見つけました。殆どはTVやビデオ、インターネットで鑑賞するといった事

ばかりなので、動いてはいませんが、気分が晴れて救われてはいます。

友人は仕事でみな忙しいので殆ど会えませんが、月に1~2度出かけたりする

機会を作るようにしています。その時は誰も鬱だと思わないくらい、むしろ

人を楽しませたり、有意義な時間をいつも通り過ごせます。

これは自分でも感心するくらいのパワーなのですが、翌日はぐったりします。

 

4) テレビを観たり読書をしたりした場合、面白いとかんじますか?
●CMなどはイライラしますが、お陰様でTVやビデオは楽しめています。

それは以前からの趣味なので。読書は余りしません。文字に関しては

集中できないのです。

 

5) 産婦人科で更年期障害の検査を受けたり、内科で甲状腺機能低下症などの検査を受けたことがおありでしょうか。

●2年前にあります。漢方薬、ツムラ23番を処方されました。

甲状腺機能の検査はありません。


6) もう一度精神科や心療内科の治療を受けられる意向はおありですか?

●身体的な変化に関して医師は全く何もアドバイスをくれませんでした。

事情が事情なので親の問題が解決すること、自分自身が新しい

目標を持っていく必要がある、疲れているならひたすら休む、何もしない、

何も考えない、としか言われませんで、理屈はわかるのですが、それで

抗鬱剤と睡眠導入剤の処方では思考力が低下し、やる気も起きませんでした。

従って、受けてみたい、ものの、変化に期待できないというのが正直な

気持ちです。

専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
おはようございます。詳細なご返信をありがとうございました。

うつ病の回復過程としては悪くないところまで来ている印象を受けました。本当に印象ですが、7合目までは来ている感じです。
ただし、何%達成という言い方をするためには治療ゴールを設定することが必要です。ここでは勝手に、またお仕事をされるようになるところを目標と考えてみました。その前提で7合目ということです。
自宅内適応がゴールならば現状それは果たせているようなので、これ以上はすることが無いということになります。
個々の患者様の治療目標を設定、合意して、そこに向けて治療を進めるという発想をもっていない精神科医が多いのですが、あまり良くない傾向だと思っています。

その点で言えば、「事情が事情なので親の問題が解決すること、自分自身が新しい目標を持っていく必要がある、疲れているならひたすら休む、何もしない、何も考えない」という一応の初期方針を示したその医師は、方向性として間違ってはいなかったかもしれません。
ただ、具体性がなかったのと、目標にせよ病気との付き合い方にせよ、病状の変化に応じて微修正を加えていかなければならないので、そのあたりが不十分だった点で相談者様には物足りない印象を持たせてしまったのかもしれません。

一番初めの「今後はどのように過ごしたら良いでしょうか」という質問に関してですが、端的な回答は、来春くらいの「社会復帰」を目指してリハビリテーションを開始すべきでしょう、ということになります。
休養をとる、重大な決断をしない、頑張らない、というのはうつ病急性期における教科書的な対応ですが、相談者様の場合はそろそろ動き始め、いくつかの決断をし、そのために頑張る時期にあると思います。
うつ病が良くなったということになりますが、それが休養のためなのか、お母様の施設入所で介護の負荷が無くなったせいなのか、単なる時間経過によるものなのかはわかりません。おそらくその全てでしょう。

まず第一にやらなければならないのは体力の回復です。
別にスポーツ選手でなくとも、お勤めの方がうつ病治療のために会社を休職したり辞められて自宅療養された場合、驚くほど体力が低下します。これは相談者様もご自覚されている通りで、1年余のブランクというのは元に戻すのに相応のリハビリテーションを必要とします。
現在でも一定の運動量は保たれているようですが、これはもう運動記録を付けるなりして少しずつ量を増やしていくなどして、疲労からの回復能力なども再獲得していくことを意識すべきでしょう。ただ、うつ病が再燃するような無理は禁物なので、そのあたりのさじ加減は難しいところです。

「精神的な体力」も再獲得しなければならない能力の一つです。社会人をやっていると、ご注人や、同僚 、部下・上司とのやりとり、顧客との対応などで、それとは気づいていない場合であっても我々はかなりの気遣いをしています。空気を読み、言葉を選び、態度の強弱を決めて、人間関係が円滑に運ぶように振る舞っているわけですが、この能力も社会生活のブランクがあると衰えます。肉体的な体力の低下は自覚される患者様が多いのですが、こちらの能力低下はなかなか意識されないので、復職後に「妙に気疲れして、帰宅するとへとへと」になるという患者様も少なくありません。
相談者様がご友人と「月に1~2度出かけたりする機会を作るようにしてい」るのは、だから、とても良い試みだと思います。誰も鬱だと思わないくらいの有意義な時間を過ごるということはうつ病の病状は回復してきていることを意味しますが、「翌日はぐったり」してしまうのは、肉体的な体力低下とともに、精神的な体力の低下のためも多分にあるでしょう。これは人と接することでしか回復しない能力なので、そのチャンネルは開いておく必要があります。

肉体的・精神的体力がある程度まで回復したと自覚できたら職探しを始めるべきでしょう。
ただ、これは予め申し上げておきますが、非常な困難を伴います。
病状云々ではなく、景気が悪いので。なかなか良い就職先がみつかりません。
以前はリハビリ的にパートタイムの仕事⇒フルタイムというコースをお勧めすることが多かったのですが、私の受け持ち患者様たちのお話を聞いてもなかなかそうはうまくいきません。
色々な意味で妥協する必要があることは覚悟されていた方がいいでしょう。

そして再就職を意識するなら生活リズムの改善は必修科目です。現在の相談者様の睡眠-覚醒リズムの乱れはうつ病の症状ではないようなので、努力によって改善することは可能なのではないでしょうか。

ただ、これらすべて、精神科的治療、最低限一定の薬物療法を受けた上で行われることが望ましい、というかほぼ必須です。精神的、肉体的負荷をかけるわけですから、うつ再燃の危険と隣り合わせの作業になりますし、その場合はリハビリにブレーキをかけたり、薬の調整を行ったりという医学的なケアが必要です。

一方で、2008年に日本うつ病学会が行った調査によると、うつ病をちゃんと診られる精神科医は全体の25%にすぎないという悲惨な結果が出ています。
ざっくり言うと、8割の精神科医は薮なわけです。
しかし精神科に繋がっていることは必要ですから、2割の良医を探すか、あるレベルの精神科医を、処方機械と割り切って「利用」するか、このあたりも腹をくくられるべきかと思います。
ひとつだけ、精神科医側から言い訳じみたことを申し上げておくと、厚生労働省が定めた現在の診療報酬体系では、外来では患者様ひとりを平均5分で病院経営が立ち行かないので、個々の患者様のお話をじっくりと聞く時間を持てないのが現実です。

以上の方針も、お母様の病状や相談者様の経済事情(来春まで就職を待てるのか?ということですが)で変わってくるでしょうから、目標を持ちつつ、周辺事情に合わせて振る舞いを修正し、医療もうまく利用するという姿勢が必要になってまいります。

ご参考になれば幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 6 年 前.
拙回答をご閲覧いただきありがとうございました。
もし、回答の内容に不足な点がございましたら、可能な範囲で対応いたしますのでご質問をご追加いただけますと幸いです。

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