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dr-yamamoto
dr-yamamoto, 医師
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 407
経験:  国立大学病院や総合病院の勤務経験あり
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78歳の母の慢性膵炎が改善しないことについての悩みです。 6月に激痛が走り、検査入院をしたのですが、検査(含

解決済みの質問:

78歳の母の慢性膵炎が改善しないことについての悩みです。
6月に激痛が走り、検査入院をしたのですが、検査(含 内視鏡)結果は悪性腫瘍はなく、
投薬と定期的な通院で様子見となりました。
直近の所見でも「膵臓は相変わらずパンパンに腫れているが、数値に異常はないので、日常生活を気をつけていく他ない」と言われたそうです。
しかしこの週末も激痛が走り、再び救急外来で受診、といった状態で、今後もこの繰り返しかと思うと本人が気の毒です。
高齢者の病とはこういうものなのでしょうか。
少しでも快方すれば、日常生活も楽しめるかと思うのですが。。
他医療機関で再検査を受けるべきか助言お願いいたします。
投稿: 2 ヶ月 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  dr-yamamoto 返答済み 2 ヶ月 前.

質問ありがとうございます。

医師の山本と申します。

【情報リクエスト】

①お母様はお酒は飲まれますか?

②お母様の持病と現在持病で内服されているお薬、既往歴を分かる範囲で教えてください。

質問者: 返答済み 2 ヶ月 前.
23665;本先生こんばんは。宜しくお願いいたします。①元々、若い時からアルコールは好きで適度に飲んでいたようです。
高齢になってからは暴飲暴食をすることはありません。2.これまで大きな病気をしたことや入院歴 はありません。
 最近は血圧を下げる薬だけ処方されているようですが、薬の名前は把握していません。すみません。
その薬の効果か、最近血圧は正常範囲内に安定しているようです。必要であれば、明朝本人に連絡し、服用中の薬を聞いてみますが??
専門家:  dr-yamamoto 返答済み 2 ヶ月 前.

返信ありがとうございます。

>必要であれば、明朝本人に連絡し、服用中の薬を聞いてみますが??

→それはして頂かなくて大丈夫です。今の情報のみでお答えさせて頂きます。

お母様の慢性膵炎の経過については、典型的な慢性膵炎の経過かと思われます。

典型的と言いますのは、慢性膵炎を発症して最初の5年くらいは、腹痛発作を繰り返しやすい時期だからです。

高齢者の病とはこういうものなのでしょうか、とありますが、そうではなく、慢性膵炎というのがこういうものなのだとご理解ください。

慢性膵炎は残念ながら完治する病気ではなく、徐々に進行し、一生付き合っていかなければならない病気です。

一般的にどのような経過をたどるかといいますと、代償期といって、すい臓の消化酵素やインスリンなどの物質の分泌機能が保たれている時期が5~20年ほど続き、その後、非代償期というすい臓の分泌機能が傷害された時期に進みます。

代償期は、お母様のように、頻回に腹痛発作や急性膵炎を繰り返す事が多いです。そのような腹痛発作をなるべく減らすためには、禁酒、禁煙、食事療法(脂肪の摂取を減らす、コーヒーを避ける)などの生活指導や、タンパク分解酵素阻害薬という種類のお薬を内服したりします。

腹痛発作は病気の進行を早めますので、そうして、なるべく病気の進行をゆっくりにさせることが治療の主目的となります。

非代償期になりますと、すい臓の細胞が死んでしまい線維で置き換えられるため腹痛はなくなります。しかし、必要な消化酵素やインスリンが分泌されなくなりますので、内服や注射で補ったり、栄養摂取を工夫したりします。

>、日常生活を気をつけていく他ない」と言われたそうです。
→これはその通りで、現在の代償期の状態では、日常生活に気を付けることが最も大事な治療になります。

アルコール性膵炎の場合はアルコールを辞めることは必須ですが、女性は非アルコール性の膵炎の方も多くおられます。

そのような方は、日常生活の精神的ストレスも発症や悪化に関係していると言われており、なるべくストレスをためないようにすることも大事です。

>他医療機関で再検査を受けるべきか助言お願いいたします。

→、他の病院にかかっても、恐らく今と同じ事を言われると思います。

それよりは、今の病院で栄養指導を受けられてみてはいかがでしょうか?

栄養士さんから具体的に食事指導を受け、実践することは、発作の回数の軽減に役立ちます。

他の病院にかかるかどうかという質問に対しては、もし今の病院が具体的に生活指導をしてくれないであるとかいうことであれば、慢性膵炎を多く扱っている病院に受診先を変更するのもありかと思います。

専門家:  dr-yamamoto 返答済み 2 ヶ月 前.

補足です。

腹痛を軽減する方法として、内服や食事療法以外ですと、内視鏡的膵石除去術、内視鏡的膵管拡張術という内視鏡の治療や、手術療法があります。

慢性膵炎の患者様には膵石という物質が膵臓にできます。この石が、膵管という膵液の流れる管を塞ぎ、膵管の圧力を上げることで腹痛や急性膵炎が起こりやすくなりますので、そのように膵石が多くできて症状のある方には、内視鏡でこれを取り除いたり、膵管にチューブを入れて膵液を流れやすくさせる処置を内視鏡で行うことがあります。

そのような内視鏡の処置では効果がなく、痛みが激しかったり、1年の内に何度も腹痛で入院するような方は、痛みをとるために手術を行うことがあります。手術では、膵液の流れる道を作ったり、傷みが酷い部分の膵臓を一部切り取ったりします。

このような処置をしてみたいと言うことであれば、今の病院で相談されてみてはいかがでしょうか。

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質問者: 返答済み 2 ヶ月 前.
35443;細ご説明ありがとうございました。
良く理解できました。痛み止めの薬も効かない時があるのですが、代償期の間は我慢する他ないのですね。細かい栄養指導は受けておらず、一般的な知識のみで日常生活を過ごしているようですので、今度病院に聞いてみます。内視鏡検査だけでもうめき声が廊下に聞こえるほど本人は苦しかったようですし、主治医からも取り急ぎ手術の必要性はないと言われているようですが、様子をみて参ります。
専門家:  dr-yamamoto 返答済み 2 ヶ月 前.

返信と評価ありがとうございます。

痛みは我慢するしかないというものではなく、確かに、慢性膵炎の痛みは鎮痛剤が効きにくいのですが、胃酸を抑える薬や、抗コリン薬というお薬、麻薬成分の入った痛み止め、などいくつか手はあります。

また、膵石除去の内視鏡の場合は、時間が長くなるので鎮静剤を使用することも多くありますので、その場合は、ご本人は意識がもうろうとしますので、うめき声をあげるような苦しさはない可能性があります。ただ、ご高齢ですので鎮静剤を使用するリスクもありますので、主治医との相談になるかとも思います。

容量がかなり多いのですが、患者さんと家族のための慢性膵炎ガイドブックというものがネットで閲覧可能となっています。

かなり詳しいので全部読むのは大変かと思いますが、とても詳しくわかりやすく書かれており、QアンドA方式なので、ご自身の知りたいところだけ読まれてはいかがでしょうか。

痛みについては、よくある質問16というところに、詳しく記載されておりました。

https://www.jsge.or.jp/files/uploads/06_suien.pdf

お大事にされてくださいませ。

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