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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14345
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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84 歳になる母のことでご相談があります。息子たちが就職により家を離れ、ずっと父と二人で暮らしておりました。その父も

解決済みの質問:

84 歳になる母のことでご相談があります。息子たちが就職により家を離れ、ずっと父と二人で暮らしておりました。その父も 9 年前に他界し、以降現在まで一人暮らしをしております。父の死後しばらくしてから母の言動に異常が見られるようになりました。「電波で襲われている」と言うのです。その内容が「家を持ち上げてドンと落とす」とか、「家の中の様子をがらっと変えてすぐ元に戻す」とか、常識では有り得ない事を言うのです。たとえ電波を使ってもそんなことできないといくら説明しても「できます!」の一点張りで納得してくれません。一度内緒で家の様子を見に行ったことがあったのですが、ホームヘルパーさんに手伝ってもらっていることもあり、家の中は整然としていて正常な日常生活をい送っているようでした。ところがその後も言動の異常はエスカレートして行き、何故かお隣をターゲットにし始めました。「隣に電話を盗聴されている」、「××が無くなった、隣が盗んだ」とずっと電話で主張しています。電波も隣から出ていると思っているようです。当然のことですがそんなこと誰に話しても同意する訳がありません。そんなある日、母は包丁を持ってタクシーで警察に駆け込みました。自殺を覚悟で今までのことをすべて警察に信じてもらうつもりだったようです。幸いなことに家を巡回している知り合いの警察官が同席していたので、刑事事件にはならずに済みました。その際別の警察官が機転を利かせて、隣の市にある特別医療施設に強制入院させてくれました。慌てて病院を訪れたところ、会話の内容は普通で、包丁を持って行ったことを失敗したと悔んでいました。病院側はすでにいくつか精神的なテストをしており、認知症の傾向は見られないとのことでした。母は「ここまでは電波が届かないからよく眠れる」と言っていました。その後退院して家に戻ったのですが、「夜になるとバチッ、バチッと電波の音がして眠れない」と相変わらずの主張を繰り返します。先日私が誕生日を迎えた日、兄の電話経由で母からお祝いの電話が届き、「お前の電話番号何番だっけ?」と言いだしました。「なに言ってるの、今まで何回も電話してきたじゃない、電話帳どうしたの」と言うと、「全部隣が持って行くんだって」と相変わらずの答えです。さすがに私も絶句してしまいました。壁に盗聴器が埋め込まれていると思い込み、大工さんを呼んで壁を壊させたら針金が出てきて、それが盗聴の証拠だと自信たっぷりに主張します。お隣にも「何が気にいらなくて私を攻撃するの?」と言ったらしいです。お隣は「いや、別に・・・」と困惑していたとのことでした。家を離れて施設に入居させるという手段も考えましたが、既入居者が認知症だらけでわーわー騒いでいるのを見て、とても人間のクラスところじゃない、父さんと一緒に暮らしていた家が一番だと言い離れようとしません。
私が心配しているのは、いつかお隣に危害を加えるのではないかということです。何しろ包丁を持ち出したという前科がありますから。私は製薬会社の研究所で中枢神経系の研究をしていました。そのとき培った基礎知識から推察すると、幻覚・幻聴・被害妄想を伴っており、統合失調症の症状に極めて近いのではないかと考えます。ただ特別医療施設に入院中の母に処方された薬剤には統合失調症治療薬は含まれていませんでしたので、当時担当の医師はそう判断しなかったようです。テレビやネットで集めた情報によれば、何故か「電波」あるいは「電磁波」に襲われていると主張する人間が少なくないようです。どうしてこれらがキーワードになっているのかわかりませんが、間違いなく母もそうした人間の一人であると思います。母の病的行動の実態はどういう疾患に起因するもので、どのような治療が可能なのでしょうか。お忙しいところお手数をお掛けいたしますが、ご回答いただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.

こんにちは。猫山と申します。
精神科医です。かつては老人率が日本一の市の市立病院で神経内科兼任で3年間勤務し、ご高齢の患者様をたくさん診てきた経験があります。

ご心労はお察ししますが、しばしば起きている問題であるとも言えます。
本サイトでも類似の質問はしばしばお受けします。例えば、昨夜もこのようなやりとりをしたばかりです。
http://www.justanswer.jp/mental-health/92pfo-65.html

実際にお母様をを診察・検査できないインターネット相談では診断行為は行えません。

従いましてお母様の「病的行動の実態はどういう疾患に起因するもの」かというご質問にお答えすることはできません。

診断あっての治療ですから(薬剤開発時にも、まず適応疾患名をPMDAとすり合わせるはずです)、「どのような治療が可能なのでしょうか」というご質問にも、具体的にはお答えできません。

回答できるとすれば、一般論になると思います。
それでもよろしいでしょうか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。

【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】

質問者: 返答済み 2 年 前.

早速のご対応ありがとうございます。ご回答は一般論で結構です。もし可能であれば、何故「電波」や「電磁波」がトレンドになっているのか、ご意見をお聞かせください。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

> 何故「電波」や「電磁波」がトレンドになっているのか、ご意見をお聞かせください。
特にこれに関して見解はありません。

お母様の診断については、いわゆる「老年期精神病」という診断がもっともしっくりくるであろうと思われます。
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10210200.html
↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

これは単独の疾患ではなく、認知症とまったく関係がない妄想性障害の場合もありますし、認知症の初期症状である場合もあります。
お母様の場合は「認知症の傾向は見られない」とのことですから、妄想性障害の可能性が高いと考えられておくべきでしょう。
他にもいくつもの可能性がありますが、お母様のご年齢で新たに統合失調症を発症することは極めて稀です。

まずは診断を確定したうえで、それに即した治療を行っていく必要がございます。

老年期の精神疾患は、「老化」を抜きに考えることはできません。
第一に、脳の器質的な変化による心身の機能低下は、ストレスに対する耐性の低下につながり、小さな変化や刺激でバランスを崩しやすくなります。
第二に、社会生活の面では「喪失」を余儀なくされる年代にあたり、退職、重要なポスト(役職)からの引退、収入減少、配偶者や友人の死など、失うもの の多さ、大きさに愕然となることが多くなります。
一方、治療する側からみれば、老化の程度は人によってさまざまだということが診断や治療を難しくしています。
こうした患者様では、症状の現れ方も多様なものとなり、薬物療法、精神療法も個々のケースごとに異なる対応が求められます。
身体機能の低下に伴う副作用の現れやすさも、高齢者の治療を難しくする要素の一つです(恐らく、お母様を入院させた施設の主治医が抗精神病薬を使用しなかったのは、副作用で身体合併症が起きて退院させられなくなることを危惧したためではないかと愚考します)。

こうした側面があるために、一般の精神科・心療内科では、一定以上の年齢の患者様には十分な対処ができない場合が少なくありません。
老年精神医学の専門医療機関を受診されることをお勧めいたします。

下記のサイトから、日本老年精神医学会認定の専門医を検索することができますので、専門医が勤務している、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、お困りの症状についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。

【日本老年精神医学会認定 こころと認知症を診断できる病院&施設】
http://184.73.219.23/rounen/H_sisetsu/r-H.htm

以上、ご参考になれば幸いです。
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