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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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猫山司がオンラインで質問受付中

こんにちは。 今年77歳になる母の相談です。 1年前、甲状腺癌・肺癌の手術を続けて行い、その後、肺がんの放射線治

解決済みの質問:

こんにちは。
今年77歳になる母の相談です。
1年前、甲状腺癌・肺癌の手術を続けて行い、その後、肺がんの放射線治療を行いました。
その当時は、首の付け根あたりが、やや痛むものの、我慢できるくらいの痛みのようでした。
1年たち、この頃は、痛みというよりは、首の付け根の締め付け感が激しなってきており、横になっている日が多いようです。
癌のほうは、再発もあり、イレッサという抗がん剤を2か月前から服用しておりますが、目に見えて癌は小さくなっており、効果があるようですが、ひきつれの痛みがひどいようです。担当医に訴えても、どこも悪くないの一点張りで、痛みどめを処方されましたが、全く効果ありません。
どのような対応をとればよろしいでしょうか?
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
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おはようございます。猫山と申します。神経内科医です。

実際にお母様を診察・検査できないインターネット相談では診断行為は行えませんが、痛みの原因となる身体的な問題が存在しないのに痛みが存在するのであるという前提で回答するならば、お母様が感じられている痛みは、慢性疼痛(神経因性疼痛)と呼ばれる病態である可能性が高いと考えられます。

神経因性疼痛とは、怪我や慢性的な刺激、手術などがきっかけとなり、末梢神経が傷つくことが原因で、本来の傷が治癒した後も疼痛が続くと病態のことで、近年では、末梢神経だけではなく、痛みの信号を中継する脊髄や、その信号を受け取る脳のある部位も神経因性疼痛の原因の一端を担うことが知られてきていま す。
http://www.naoru.com/toutuu.htm

敢えて単純化して申し上げれば、刺激を受け続けたことによって末梢神経が少なからず傷つき、混線が起きてしまったような状態です。刺激・傷の程度や場所とは関係が無く、滅多に起きないが、起きるときには起きる、といった印象の病態です。

治療としては、通常の鎮痛剤は効きません。
神経の信号の伝達を統制するようなお薬(リリカ、一部の抗てんかん薬、抗うつ薬)の服用や、程度によっては神経ブロック注射などが必要になります。
神経の混線は神経因性疼痛が続けば続くほどもつれていく傾向がありますので、出来るだけ初期に適切な治療を受けておくことが重要です。
神経因性疼痛の治療はペインクリニックにて行われます(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)ので、お早目の受診をお勧めいたします。
以下のサイトから、ペインクリニックを検索できますので、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、お困りの症状についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。現在の主治医に紹介状を作成してもらって受診されて下さい。

全国|ペインクリニック≪痛みの治療専門医≫検索|PAIN.NE.JP(ペインクリニックジャパン)
http://www.pain.ne.jp/

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 2 年 前.

丁寧で、且つ、迅速な回答ありがとうございます。

抗がん剤 イレッサを服用していますので、担当医と相談・許可を得て、ペインクリニック受診が良いですよね。

別な病院に通院するのは、嫌がるかもしれませんが、そういった、いわゆる痛みをとる治療は治療で別に受けていいのですか?

抗がん剤が効かなくなるデメリット等ありますか?

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
> 治療は治療で別に受けていいのですか?
→問題ありません。
> 抗がん剤が効かなくなるデメリット等ありますか?
→ありません。がん患者様がペインクリニック(外来の場合)や緩和ケア病棟(入院の場合)で除痛治療を受けられることは珍しいことではありません。
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