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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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94歳の祖母の症状です。1か月ほど前から、左腕に不随意運動があります。安静時振戦です。肘を軸にして、左腕が4回ほどカ

解決済みの質問:

94歳の祖母の症状です。1か月ほど前から、左腕に不随意運動があります。安静時振戦です。肘を軸にして、左腕が4回ほどカクカクと勝手に曲がります。一度は落ち着くのですが、数秒ほど経過した後、また同様に4回ほどカクカクと曲がります。その繰り返しです。手指の振戦はありません。頭痛なし。重度の筋力低下なし。病的な筋萎縮なし。呂律は正常。認知機能は中等度の低下。感覚異常なし。服用薬はカルシウムの錠剤と少量の睡眠導入薬。歩行障害なし。筋肉の固縮の有無は判断できません。高齢により外出することが億劫なようで、病院(神経内科)での診察を拒んでいます。祖母の意思を尊重し、病院には行かないでおくべきか、それとも受診させるべきか困っています。アドバイスお願いします。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
こんにちは。猫山と申します。神経内科医です。

詳細な情報をありがとうございます。

元も子もない結論を申し上げれば、「病院には行かないでおくべきか、それとも受診させるべきか」を決めるためには神経内科を受診されて頭部MRI検査を初めとした検査を受けていただく必要があると思います(その場合は、「受診させるべきか」ではなく、「治療や経過観察のために定期的な通院をしていただくべきか」を決めることになりますが)。

少し捕捉情報を下さい。

①お祖母様はその不随意運動のために日常生活上の不自由をこうむられているでしょうか。

②お祖母様が服用されている「少量の睡眠導入薬」の名前と、1日量(mg)を教えてください。それは何科から、いつから、処方されているのでしょうか。

③お祖母様には、高血圧、高脂血症、糖尿病といった持病や既往は無いでしょうか。

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で、回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承下さい。

【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】
質問者: 返答済み 2 年 前.

補足情報

①日常生活の支障は全くありません

②「マイスリー」5ミリを半錠に割って、就寝前に服用。20年前から整形外科より処方

③持病や既往症はありません

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

不随意運動は主に、脳の奥にある「大脳基底核」と呼ばれる部位の、機能的または器質的な障害によって生じます。

お祖母様のご年齢ですと、もっとも多い原因は、大脳基底核の微小脳梗塞、次いでお薬の副作用です。

1. お祖母様のご年齢であれば、動脈硬化の危険因子となる持病が無くとも、大脳基底核の微小脳梗塞は起こりえます。大脳基底核が構造的に血管の詰まりに弱いからなのですが、それが起きた部位によってはご記載のような不随意運動が起こることがありえます。

2. マイスリーを20年間服用されていることは、不随意運動の原因である可能性が高いといえます。
マイスリーは化学的にはベンゾジアゼピン化合物に属します。
ベンゾジアゼピンは、耐性と依存性、長期的(8週間以上)服用時の副作用のために、国際的には処方が厳しく制限されているお薬です(つまり、睡眠薬の20年間連用というのは世界標準からはかなり外れた、「乱用」と考えても過言ではない処方なのです)。
ベンゾジアゼピンをこのように無原則に使用できる国は先進国では日本だけです。このベンゾジアゼピン依存の問題は昨今では一般マスコミにも取り上げられ、社会問題化しつつあります。

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
↑↑↑クリックすると解説ページが開きます↑↑↑

お祖母様の腕の不随意運動は、ご記載を拝読する限り、「ミオクローヌス」と呼ばれるものに近い性状を備えていると思われます。
これはベンゾジアゼピンの離脱症状として起こりうるものです。
http://www.benzo-case-japan.com/ashton-manual-8-japanese.php#muscle-symptoms

離脱症状とは依存性がある薬物のを急に減量・中止した場合に起こる症状のことですが、ベンゾジアゼピンのように耐性が生じうるお薬の場合は、同じ量を飲み続けている間にこの離脱症状が起こります。
お祖母様は2.5mgのマイスリーを20年間服用されていますが、その間に耐性が生じ、例えば脳には1mg程度のマイスリーを服用した時と同じくらいの効果しか及ばないようになっているかもしれません。その場合は、2.5mgから1mgに減量したのと同じように離脱症状が現れます。

お祖母様には脳梗塞の危険因子は無いようですし、マイスリーをこれから増やすことも減らすことも極めて困難もしくは不適切だと思われます。

現状、日常生活の支障が無いとのことですから、今回のご相談で頂いた情報から判断する限りにおいては、早急な医療機関の受診は不要ではないかと考えます。

経過を観察して、日常生活上の困難が現れた場合に神経内科受診を持ちかけられてみてはと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。
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