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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14384
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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先日、内科にかかり、尿検査をして妊娠していなかったので【ファモジンD20サワイ】を処方され、就寝前に1錠2日間飲みま

解決済みの質問:

先日、内科にかかり、尿検査をして妊娠していなかったので【ファモジンD20サワイ】を処方され、就寝前に1錠2日間飲みました。しかし、症状が改善されず、別の内科にてその旨をお伝えしたところ【オメプラゾール20mg】を処方され、同じく就寝前に1錠2日間飲みました。オメプラゾールの方は飲んで気分が悪くなることから、5日目はファモジンDを飲みました。
6日目の朝、あまりにも整理が来なく、高温期17日目になったので妊娠検査薬を試したところ、陽性反応が出ました。
今回飲んでしまった薬によって胎児には影響があるのでしょうか。産婦人科は今週末に行こうと思っているのですが・・・村田
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
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おはようございます。猫山と申します。
ご指名ありがとうございます。

母体の服薬に関してもっとも警戒しなければならないのは、妊娠4週から妊娠12週にかけてです。この期間は「器官形成期」と呼ばれ、胎児の中枢神経をはじめ、主要な器官の形成時期にあたります。母体が服薬していることで胎児に 奇形が生じるリスクが最も高いのはこの時期であるため、この期間の服薬は可能な限り控えるのが望ましいと考えられています。

現時点では相談者様が妊娠何週でファモチジンやオメプラゾールを服用されたのかがわかりませんので、この器官形成期中の服薬であったという前提で回答します。

ファモチジンやオメプラゾールが妊娠・胎児に及ぼす影響について説明します。

母体が服用する薬物の胎児への危険性はFDA Pregnancy Category(米国食品医薬品局による薬剤の胎児への危険度分類基準)によって定められています。これは主に、催奇形性に関する評価です。

分類A:人の妊娠初期3ヵ月間の対照試験で,始児への危険性は証明されておらず,またその後の妊娠期間でも危険であるという証拠もないもの。

分類B:動物生殖試験では胎仔への危険性は否定されているが,人妊婦での対照試験は実施されていないもの。あるいは,動物生殖試験で有害な作用(または出生 数の低下)が証明されているが,人での妊娠初期3ヵ月の対照試験では実証されていない,またその後の妊娠期間でも危険てあるという証拠はないもの。

分類C:動物生殖試験では,胎仔に催奇形性,胎仔毒性,その他の有害作用があることが証明されており,人での対照試験が実施されていないもの,あるいは, 人,動物ともに試験は実施されていないもの。ここに分原される薬剤は,潜在的な利益が胎児への潜在的危険性よりも大きい場合にのみ使用すること

分類D:人の始児に明らかに危挨であるという証拠があるが,危険であっても,妊婦への使用による利益が容認されるもの(たとえば,生命が危険にさらされてい るとき,または重篤な疾病で安全な薬剤が使用できないとき,あるいは効果がないとき,その薬剤をどうしても使用する必要がある場合)

分類Ⅹ:動物または人での試験で飴児異常が証明されている場合,あるいは人での使用経験上胎児への危険性の証拠がある場合,またはその両方の場合で,この薬 剤 を妊婦に使用することは,他のどんな利益よりも明らかに危険性の方が大きいもの。ここに分類される薬剤は,妊婦または妊娠する可能佐のある婦人には禁忌で ある。

Xは禁忌で、それ以外では、Dに近づくほど危険、Aに近づくほど安全と判断されます。

ファモチジンはこの中の分類Bに、
http://safefetus.com/search.php/index/details/DrugId/113/TradeName/Famodine/TradeId/358

オメプラゾールは分類Cに属するお薬です。
http://safefetus.com/search.php/index/details/DrugId/248/TradeName/Operazole/TradeId/599

ファモチジンは妊婦の方が服用されても相当程度安全性が高いお薬であるということになります。
オメプラゾールは、動物実験では胎児に対する影響が知られているお薬ですが、それを裏付ける人体でのデータはありません。

ファモチジンとオメプラゾールの服用回数、そしてこれらのお薬の胎児毒性を総合的に考え合わせるならば、相談者様がファモチジンやオメプラゾールを服用されたことで現在の妊娠に及ぶリスクは小さなものであると考えます。

婦人科受診の際に両剤の服用に関しては申告すべきですが、おそらくは特別な対処無く、一般の定期受診を勧められることになると推察いたします。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 3 年 前.

猫山 司様

早々のお返事をありがとうございました。

10/2(木)が前回の月経初日、10/9(木)が前回の月経最終日となります。

低温期が10/2~10/25で、高温期が10/26~現在に至るとなっております。

性交は10/26(日)10/27(月)の夜に行っており、それ以降は特にありません。

このようなケースもドクターのおっしゃるとおり【妊娠4週から妊娠12週】に当てはまりますか?

初めての経験でなにぶん知識不足ですみません。

恐らくインターネットなどで確認したところ、私は現在妊娠4週から妊娠12週に当てはまると思うのですが・・・

再度お返事お待ちしております。

村田

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信ありがとうございます。

妊娠週数は最終月経の開始日を起算日としますので、11月6日は妊娠4週6日(4w6d)に当たります。

よって、相談者様は器官形成期に服薬をされていたことになります。

もともとその前提で回答をしておりますので、結論には変更はございません。
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