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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14344
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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家族の事です。2年前から妹が不眠症になり様々な治療を受けていました。去年の6月ごろから本格的に寝れなくなり体中が内側

解決済みの質問:

家族の事です。2年前から妹が不眠症になり様々な治療を受けていました。去年の6月ごろから本格的に寝れなくなり体中が内側から針で刺されている感じがして起きれなくなりました。
9月にはうつ状態で自殺未遂を起こし医師からロヒプノール・サインバルタを処方してもらい
暫く飲み続けました。4月頃からスポーツジムに通い始め徐々に良くなっていく感じがしましたが、6月になって急に気分がハイになり饒舌になり1日中喋りつづけるようになりました。
8月になって被害妄想が強くなり常に誰かに監視されていると言うようになり浪費が激しくなりました。最近では寝ないで生活をして話すことも意味不明です。何かアドバイスがあったらよろしくお願いいたします。家族は疲労困憊です。助けてください。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.

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おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

実際に妹さんを診察・検査できないインターネット相談では診断行為は行えませんが、ご記載を拝読する限り、典型的な躁うつ病(双極性障害)の発症経過をたどられているように思われます。

双極性障害(躁うつ病)の患者様の7割がうつ状態で発症し、それは普通のうつ病と臨床上区別がつかないため大多数の患者様は当初はうつ病と診断されます。

しかし経過中に躁状態(http://www.nhk.or.jp/heart-net/kokoro/ss/about02.html)が現れると躁うつ病に診断が切り替わり、治療方針も変わります。躁うつ病とうつ病は全く異なる病気であることが分かっており、病像が似ていても、躁うつ病の患者様のうつ状態に抗うつ薬を投与しても効果がありませんし、むしろ躁転や急速交代化、難治化といった、病状の複雑化を招きます。
よって、強力な抗うつ薬であるサインバルタはただちに中止されるべきです。

また、躁うつ病の薬物療法としえては、気分安定薬と呼ばれる、気分の幅を一定に収めるお薬が用いられます。薬剤名としては、リーマス、デパケン、テグレトール、ラミクタールなどが気分安定薬にあたります。
これらのお薬は躁うつ病の躁状態にもうつ状態にも有効で、継続的な服薬を続けることで病相予防効果もあります。

主治医に相談されて、躁うつ病の治療に切り替えてもらう必要があります。

以上、ご参考になれば幸いです。

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