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CVSURGERY
CVSURGERY, 医師
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 64
経験:  医師歴20年以上、複数専門医資格、指導医資格保有
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論文の読み方を教えてください。以下の論文はブルガダ症候群とされる人のリスク評価に加算平均心電図が有用だとする論文

質問者の質問

論文の読み方を教えてください。
以下の論文はブルガダ症候群とされる人のリスク評価に加算平均心電図が有用だとする論文だと
思うのですが、これはブルガダの人を115例集めてきて加算平均心電図を行ったところ
有症候群の人にLP強陽性が8割とかなり多かったというものですよね。
だとしたらAさんがブルガダと診断されて、加算平均を調べたところLP強陽性となった場合
Aさんは今後有症候群になる可能性がかなり高いということとは違うのでしょうか?
無作為にブルガダの人を集めてきて加算平均を実施したところLP強陽性の人のほとんどは有症候群(失神や心停止の既往ありのハイリスク層)だったのですから、逆にブルガダのAさんの加算平均心電図を調べてLP強陽性が見つかった場合、Aさんは有症候群である、あるいは今後有症候群になる可能性が非常に高いということにはならないのですか?
参照文献https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/42/SUPPL.1/42_S1_30/_pdf
P.S...確かにブルガダでLP陽性の人の八割が有症候群であるということと、現在無症候群だけれどもLP陽性ブルガダの人の八割が有症候群になるのでは違うような気がしますが、このデータが数十年先も変わらないいつやってもLP強陽性の人の八割が有症候群という恒久性を維持するためには今無症候群のLP陽性の人達が八割が将来の有症候群層にならなければこのデータは維持できないと思うのですが・・・
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  CVSURGERY 返答済み 3 年 前.
質問拝読しました。本論文は、日本語ではもったいない程の内容と思いますが、retrospective studyであるところが一流誌にはacceptされなかったのでしょう。prospective randamizedではありませんので、質問者様のおっしゃるようにLPpositiveの80%が有症候群にならなければこのデータが維持できないという事にはなりません。まず将来と言う範囲が曖昧ですし、本論文でも、夫々の症例において過去何年のフォローアップで、何歳でと言う時間軸がありませんので、あくまで、「過去を振り返れば80%で認めたハイリスク群である」以上の何物も言えないと考えます。また、患者さんはVF誘発試験を行っていないのでIIa-bですね。我々でしたら、coved type, LP陽性、家族歴有、LP positiveでしたら、IC得られた場合にICD植え込みます。回答とは外れますが、今後はlong QT, ロマノワードなど、症候群がより詳細にphenotypeからgenotypeで解明されるでしょうから、genotypeでICD適応を決める時代が来ると予想します。不十分な点有るかと思いますが、ご参考になりましたでしょうか。循環器内科の先生でいらっしゃいますか。追加質問お答えできる範囲でいたしたいと思います。あくまで参考意見としていただければ幸いです。宜しくお願いいたします。
質問者: 返答済み 3 年 前.

丁寧な回答ありがとうございます。私は循環器の専門医ではありません。今回はいち患者として質問させて頂きました。専門は違えど研究者としての職業柄、手に入り得る論文を読んで出来得る限りSyndrome de Brugadaの情報を入手して、そのうえで今後の検討に役立てたいと思っています。


この論文はリスク層別化の有意義な指標になるものかと思うのですが、現在の日本のガイドラインでも現在住んでいるフランスのガイドラインでもSAECGの有用性については体系だったものがありません。私の受診した医師もLP陽性がブルガダの肯定診断の一つの指標にはなるが、現在のガイドラインでは、LPの有無が無症候群のリスク評価になるとは言えないので、貴方の場合もLP陽性だから今後高確率で有症候群になる(つまり失神或いはVFが起きる)とは言えないと言われました。


「過去を振り返れば80%で認めたハイリスク群である」という記載はつまり「LP強陽性の人の80%は有症候群、つまり過去にハイリスクとなる失神、VF等がみられた」ということでよろしいですか?


であるならばこれは(この論文に恒久性があるならば)未来のある時点bでも同じことが言えるわけでして、その場合もある時点bにおいては「過去を振り返れば80%で認めたハイリスク群」つまり先ほどの言いかえが正しければ「LP強陽性の80%に有症候群、つまり過去にハイリスク群となる失神や心停止があった」ということになりますよね。これを成立させるには現在aから未来のある時点bまでのあいだに「無症候群ブルガダでLP強陽性」の人達の八割がハイリスク群になっていなくてはいけないことになりませんか?

専門家:  CVSURGERY 返答済み 3 年 前.
質問内容をよく理解いたしました。「過去を振り返れば80%で認めたハイリスク群である」という記載はつまり「LP強陽性の人の80%は有症候群、つまり過去にハイリスクとなる失神、心室細動等がみられた」ということで正しいと思います。
「ブルガダ型心電図を呈している人の40%程度が過去に意識消失発作や心室細動を経験していますが,60%はまったく自覚症状がなく、有症候者の30%はその後3年の間に同様の症候を経験し,無症候者の7%がその後3年の間に初めて心室細動を経験することになる」とも言われていますが、おっしゃるとおり、理論上、現在のaから、未来のbまでを何年と正確に定義しない曖昧なものとするならば、「LPpositiveの80%が有症候群となる」と言いかえられることになるような気がしますが、私はそれは誤りであると思います。なぜなら、有症候群のうち、何%が死亡するかが解っていないからです。突然死をきたす不整脈で、死亡してからでは何も検査できませんので、有症候の中に最も危険かつ重要な症候である「死亡」が含まれていないのですLP positiveに関しては、そこまで含んで考えるべきでしょう。考え方次第ですが、有症候のリスクが数%であっても、症候を呈した場合に多くが死亡するのであれば非常に危険な不整脈と理解すべきと思います。
心室細動で倒れてから除細動までの時間が1分遅れるごとに,除細動の成功率は7~10%減少します.12分以上経過してからの除細動の成功率は2~5%に過ぎません.ブルガダのVfが数分で戻り、有症候性として検査される状態に戻れる方が何%いるのかは不明です。ブルガダ先生の報告では、フォローアップ547例中45例(8.2%)で心事故が発生し、内、16例が突然死、29例が心室細動であったとありますので、相当な死亡率と感じます。解答になりましたでしょうか。私もフランスに長く住んでおりましたが、不整脈に関しては世界のリーダー国です。どうぞ担当先生と十分にお話しいただき、納得されたうえでICDの適応に関して決定して頂きたいと思います。どうぞお大事になさってください。

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