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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14343
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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医学統計について。ブルガダ症候群と診断されました。無症候群群なので普通なら年間の心事故率は0.5%と言われていますが、私の場合三親等に突然死した方がいるのでその場合は年間3%くらい

解決済みの質問:

医学統計について。ブルガダ症候群と診断されました。無症候群群なので普通なら年間の心事故率は0.5%と言われていますが、私の場合三親等に突然死した方がいるのでその場合は年間3%くらいになるという
医学統計について。ブルガダ症候群と診断されました。無症候群群なので普通なら年間の心事故率は0.5%と言われていますが、私の場合三親等に突然死した方がいるのでその場合は年間3%くらいになるという説明を受けました。
3%の場合ICDを埋め込むこと医師もいるし、その必要はないとする医師もいて、一致した見解がないそうです。私もICD埋め込みによって職業で現在と同程度の活躍が出来なくなるのは非常に困る(スポーツ選手ではないですが、仮に海外在住ピアニストとして、年間数十回の演奏会でばりばり難曲をこなし、大学での講義等普段のスケジュールも分単位、各都市への移動も多く多忙な生活だとします)のです。
が、しかしながら単純に計算しても年間3%の心事故発生率の場合10年後無事な確率は73.7445・・・・・となり二十年後には約54%の生存率です。ブルガダと言われてから既に10年が経っているのであと20年無事に心事故が起きない確率はだいたい30%台になると思われます。私はまだ二十代後半なので、これでは困ると医師に言ったのですが、
「確かに100人整列させて毎年3%ずつ射殺していくならそういう数字になるかもしれないが、我々医学者の中で医学統計ほどあてにならないものはないんです。癌の再発率はそのステージの人達全体の平均値であって、一人ひとりの身体の免疫機構やどれくらいリンパに浸潤しているかなんて計算できないし、脳動脈瘤だってその人の瘤の状態や血管の状態、生体バランス等いろいろあって、結局そんな数字を並べたって要はなる人はなるし、ならない人はならないんです。100人いたら数十年後にはみんな射殺されるっていう簡単な数学じゃないんです。医学統計というのはあくまで研究者の為のデータであって患者本人にはあまり役立たないものなんです。だからそんな数字に怯えてせっかく築いてきた生活の質を落とすくらいなら、あとは天が決めることだと割り切って有意義な人生にすべきじゃないんですか」
と言われました。納得しそうになったんですが・・・・・何かおかしくないですか?この理屈あってますか?脳動脈瘤だって、「いつ」破裂するかはわからない、今年自分にくる確率は仮に10%だとして、今年は「順番」じゃないとしても、10年20年後には、計算上100%には何年たっても成り得ませんけど、ほぼ間違いなく破裂すると思うのですけど。(3%でもいいですけど、その場合だって50年後にはほぼ間違いなく破裂してると思うのですが)

例えば長期的なスタディということでは長崎大の医師が長崎と広島の被爆者 5000 人の患者を 40 年間フォローしたデータがあり, その突然死の発生頻度は年間で約 0.5%,200 人に 1 人が突然死ぬ,あるいはニアミスが起こっています。
ブルガダにせよ脳動脈瘤にせよ、年間何%に関係なく、なる人はなる、ならない人はならないというのが正しければ、何十年目あたりから発生頻度が0.5%から更に低下するような気もする(つまり5000人のうちの本当に「なる人」が死に尽くした時点で、それ以後突然死はなくなる、或いは低下すると思うのですが、どう思いますか?
何が正しくて何が間違いなのか頭がこんがらがってわからなくなってきてしまいました。
長文失礼しました。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
おはようございます。猫山と申します。
前回のご質問にも回答させていただきました。

統計ということで切り分けて答えします。

相談者様は、仮にある人が年間死亡率10%の進行性は無い慢性疾患(状態)を有している場合、
その患者様が1年後に生存している確率は90%
さらにその1年後(今から2年後)に生存している確率は90%×90%で81%
さらにその1年後に生存している確率は81%×90%で約72%
さらにその1年後に生存している確率は72%×90%で約63%
……という計算をされているのでしょうか?
よって生きていれば生きているほど生存率は低下し、一定年月が経過すれば必ずその疾患(状態)を有している患者様は亡くなる、というご懸念をお持ちなのですか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
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質問者: 返答済み 3 年 前.

こんにちは。前回はありがとうございました。


その通りです。単純にそうやって計算してみました。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
例として相談者様が挙げられた未破裂動脈瘤についてお示ししますが、一般人口の2~6%の人が、未破裂脳動脈瘤を持っているとされています。
そして、年間出血率は0.64%/年、つまり未破裂脳動脈瘤を持った人のうち、くも膜下出血を起こす人は1年間に0.64%であることが判明しています(http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/brain/pamph66.html より引用)。

この統計を出すためには、健康な一般人を対象にMRI検査等を行って動脈瘤があるかないかを調べるという方法がとられます。
その対象と鳴った一般人がもっている動脈瘤は、発症直後にみつけられるわけではありません。
調査時点で、発症から10年たった方もおられれば、発症して間もない方もおられるでしょう。そうした、不均一な症例の集団から、追跡調査によって1年後の出血率(破裂率)が算出されるわけです。

まずここまではご理解いただけますか?
質問者: 返答済み 3 年 前.

はい。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
同じサイトに、「つまり未破裂脳動脈瘤を持った人のうち、くも膜下出血を起こす人は1年間に0.64%、言い換えると1000人中6.4人となります」と記載があったかと思います。

では、調査開始から1年後の時点で亡くならなかった約994名の方々が今後1年間でくも膜下出血を起こす確率は何%になると思われますか?
質問者: 返答済み 3 年 前.

同じく0.64%ではないのでしょうか。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
その通りです。

私の言わんとしていることがお分かりになってみたのではないかと思いますが……

いかがでしょう?
質問者: 返答済み 3 年 前.

ええと、これだと二年後には994人×0.64%の人が生存していて、三年目にはさらにその残った方の0.64%・・・これだと結局私の始めの単純計算と同じことではないですか?

もちろんこの計算ならば長崎広島のデータでも一貫して0.5%の突然死率が変わらないですよ。私も初めからそう思っていました。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
表現の仕方が適切ではなかったかもしれません。

患者様の構成は常に流動的で、かつ、患者数は一定です。

未破裂動脈瘤を有する方で申し上げれば、調査開始1年後の、日本(世界でもいいかもしれません)全体の未破裂動脈瘤を有する方の数は1年前と同じです。

そこでまた1000人を抽出して調査をしたとすれば、「一般人口の2~6%の人が、未破裂脳動脈瘤を持っていて、年間出血率は0.64%/年」という結果が出るでしょう。

この例の場合、1000人のサンプルは日本全体の患者数の反映であって、この年間出血率は個々の患者様に当てはめられるものではありません。

これについてはいかがですか?
※このあと、次の回答まで間が空きます。ご了承ください。
質問者: 返答済み 3 年 前.

>未破裂動脈瘤を有する方で申し上げれば、調査開始1年後の、日本(世界でもいいかもしれません)全体の未破裂動脈瘤を有する方の数は1年前と同じです。


ここであぁそうかと一瞬納得したのですが、しかしこれは未破裂動脈瘤を有する方の場合は流動的で、次の歳に発見される方がいるからプラスマイナスゼロなのではないでしょうか。


しかし長崎広島の長期追跡調査の場合は未破裂動脈瘤を有する方の割合ではなく年間致死率なので・・・つまり5000人の対象者の中からこの調査方法では流動的なので、未破裂動脈瘤保持者の数は変わらないし、年間破裂率は変わりませんが、突然死によって死んだ方の人数は年月とともに増えていきますよね(この場合も年間致死率は変わりませんが)(仮に1%の突然死率ならば4950人が次の年には更に4950-(4950の1%)といった具合です)。これが私の考えで、そうだとしたら主治医が言っていた「なる人はなるし、ならない人はならない」というのは成り立たない、いずれ動脈瘤をもった人は全員死んでいくという風には何故ならないのでしょうか(もちろん年間破裂率が0.64%ならばその前に寿命が来る方が大勢いらっしゃるでしょうが)


もし本当に「ならないひとはならない」のであれば5000人から一定数の突然死の方が出尽くしたところでそこからはもう突然死率がゼロになる(もちろん極論ですが概念の話です)のではないでしょうか。


 


 


 


 

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
申し訳ありません。いま立て込んでいますので1点だけ。

原爆症は、原爆投下によって起きた疾患で、新たに罹患する人はいません。
患者様は合併症と高齢化のために亡くなり続け、減っていくばかりです。

常に患者様の入れ替わり(ターンオーバー)があって、「全体集団としてはとしては」一定の患者層(患者プール)が保たれる動脈瘤やブルガダ症候群に関する統計の議論と原爆症の統計の理論は違ったものになることはご理解ください。

ではまた後ほど。
質問者: 返答済み 3 年 前.

http://www.lifescience.co.jp/cr/zadankai/0307/2.html


の中にある「長期的なスタディということでは松尾清隆先生(長崎大学第三内科)が長崎と広島の被爆者 5000 人の患者を 40 年間フォローしたデータがあり, その突然死の発生頻度は新先生のデータとまったく同じです(Matsuo K, et al. JACC 2001;37:765-70.)。 年間で約 0.5%,200 人に 1 人が突然死ぬ,あるいはニアミスが起こっています。」を参照しています。


この文章だと、原爆の合併症のことではなくその40年間に起きた突然死(くも膜下やブルガダ等)の発生頻度を言っているのだと解釈しました。


ターンオーバーがない場合、突然死症候群のなかでも本当に「なるひとはなる」に当てはまる人が出尽くしたところで年間死亡率に変化があるのではないかなというのが私の疑問でした。


私もパリ時間でもう朝方なので、返信はまた明日になると思います。


ご丁寧にありがとうございます

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
> ターンオーバーがない場合、突然死症候群のなかでも本当に「なるひとはなる」に当てはまる人が出尽くしたところで年間死亡率に変化があるのではないかなというのが私の疑問でした。
大多数の疾患において、なる人(発症する患者様)と、発症しない患者様がクリアカットに分かれるわけではないということです。
統計は、数千人規模の患者様を対象として行い、「率」が算出されます。

上述したようにその対象患者様は一様ではなく、例えば未破裂脳動脈瘤であれば、破裂する確率が非常に低い患者様から、確率が非常に高い患者様までが不均一に含まれます。ただし、医学には0%と100%はありませんので、絶対に破裂する患者様と、絶対に破裂しない患者様はいません。
相談者様の疑問は、「絶対に破裂する人」が死に絶えた後には、絶対に破裂しない人だけが残るので年間死亡率は0になるということではないかと思いますが、病気においてそれはありえないのです。

これは、病気による死亡だけに当てはまる理屈ではありません。
交通事故死の率で考えると、相談者様の論ではどのようなことが起こるでしょう?
交通事故で死亡する確率は年間1%、人口が1000人で一定の国で、交通事情も人口も永遠に変わらない場合、「交通事故で死ぬ人」が死に絶えて交通事故による死亡率が変わることはありそうでしょうか。
質問者: 返答済み 3 年 前.

ありがとうございます。


なる人とならない人の予測など出来ないし、故にクリアカットにわけられない。ということですね。ただ、「なった人」と「ならなかった人」という結果から率を算出するならば、40年間の死亡曲線がどこかで緩やかになるのではないのかなぁと思ったりもするのですが、これも統計の落とし穴にはまっているだけなのでしょうかね。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
集団全体としては死亡率は不変だと思います。

しかし個々の患者様の死亡率については、これはもう「神の領域」の話であって、極端なことを申し上げれば0か100なわけです。

研究対象集団全体の死亡率が年間0.64%であるからといって個々の患者様の年間死亡リスクが0.64%であるというわけではありません。

診察医が仰った「結局そんな数字を並べたって要はなる人はなるし、ならない人はならない」「医学統計というのはあくまで研究者の為のデータであって患者本人にはあまり役立たない」という言葉は、つまりそういうことです。

診察医は、医学統計について、よくわかっておられる方であるように思います。

以上、ご参考になれば幸いです。
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質問者: 返答済み 3 年 前.

丁寧な回答ありがとうございました。

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