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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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猫山司がオンラインで質問受付中

13歳の女の子です。私の姪っ子なのですが、 二か月ほど前から、閉所恐怖症のような パニック障害のような症状が出て

解決済みの質問:

13歳の女の子です。私の姪っ子なのですが、
二か月ほど前から、閉所恐怖症のような
パニック障害のような症状が出ているそうです。
電車に乗ると吐き気や恐怖に襲われ、ひどい
時は家で騒いだり髪の毛をかきむしるような
行為もあるようです。
近くの心療内科やカウンセリングにも通い、
お薬を処方されたけれど、かえって悪くなる
始末で、結局不信感から通院は辞めてしまった
そうです。

今後どうすればいいか途方にくれており、
どのような対応、対処をしていけばいい
か、アドバイスを頂ければと思っています。

本人が電車などに乗ると恐怖心に襲われ
てしまうため、あまり遠くまでは行けないと
思います。
板橋区に住んでいます。

どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。
大学病院で児童・思春期外来を担当していました。

①受診された心療内科は、思春期外来がある医療機関だったのでしょうか?

②薬物療法しか受けられていないのですか?

③受診された心療内科での診断名と、処方されていたお薬の名前、それぞれの1日量を教えてください。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミングによっては、回答が少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.
返信ありがとうございます。一に関しては、思春期外来などがある医療機関ではなく、普通の医者だと聞いています。二ですが、薬物療法以外にカウンセリングを受けたことはあるようですが、あまり効果はなかったようです。三は、レキソタン、メイラックス、ワイパックスを飲んでいたようですが、頓服で飲んでいたものもあったようで詳細はわかりません。お薬がきいている時はいいのですが、時間が経つとイライラしたり騒いだりしたようなことがあったそうです。
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
おはようございます。
ご返信ありがとうございます。

姪御さんの年代の患者様は、思春期特有の心性と人格の未成熟のために成人とは異なる症状の現れ方をすることがあるため、診断から難渋することがしばしばあります。
そもそも、実際に相談者様を診察・検査できないインターネット相談では診断行為は行えませんが、ご記載を拝読する限りは姪御さんは「広場恐怖を伴うパニック障害」を患われている可能性が高いと考えます。
http://www.utu-net.com/panicr/about05.html
↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

パニック障害の標準的治療は、まず薬物療法でパニック発作を抑制し、平素は発作が起きなくなったら次第に薬を減らしながら行動範囲を広げていき、最終的には薬を飲まずに元通りの生活が送れるようになることを目指します。

薬物療法はSSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)と呼ばれる抗うつ薬/抗不安薬と精神安定剤の併用で開始し、SSRIを増量しつつ、次第に安定剤を頓服薬にするなどして減らしていきます。
SSRIは、具体的な薬剤名としては、ルボックス(デプルメール)、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロのことです。
脳内のセロトニンという物質を増やすことで、不安を消褪させると考えられています。パニック障害の根治治療に近い効き方をします。
姪御さんが処方されたレキソタン、メイラックス、ワイパックスは精神安定剤ですが、これらは全て精神安定剤で、その場その場での対症的な効果しかなく、また依存性も強いお薬です。このタイプのお薬を多剤処方しているという点で、思春期症例に対する専門性という以前に、あまり腕の良い医師ではないのかもしれません。

SSRI は服用を開始して十分量に増やしてから有効性が現れるまでに数週間かかります。今日飲んだら明日効くというタイプのお薬ではないのです。
一方で安定剤は、飲めばその時その時でパニック発作に効きます。一方で定時服用を数週間以上続けたら依存が生じます。
この2つのタイプの薬の特性をうまく利用し、SSRIが効くまでは安定剤で繋ぎ、SSRIが効いてきたら依存が生じる前に安定剤を減量していくわけです。
SSRIを速やかに増量して、改善後は速やかに減量するのがパニック障害の治療における薬物療法の良手です。

「広場恐怖を伴うパニック障害」の場合、薬物療法でパニック発作を一定以上までコントロールした後に、認知行動療法という精神療法を用いて行動範囲を広げていく必要があります。

調子が悪い状態が長引くと二次的・三次的に種々の問題が生じてきますので、早期治療が大切です。
特に思春期症例では、人格の未熟のために、強い不安に耐え切れず家族に当たったり、自傷行為のような不適切な対応に及ぶことがありますので、早い段階で適切な治療を施すことが重要です。

そのためには、児童・思春期精神医学の専門施設を受診する必要があります。普通の精神科や心療内科の病院・クリニックではこの年齢のお子様の問題には対応できないからです。

以下のサイトから検索できる児童青年精神医学会の専門医がいる施設を受診されることをお勧めいたします。

【児童青年精神科専門の医療施設一覧】
http://child-adolesc.jp/nintei/ninnteii.html

以上、ご参考になれば幸いです。
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