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CVSURGERY
CVSURGERY, 医師
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 64
経験:  医師歴20年以上、複数専門医資格、指導医資格保有
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弓部大動脈に瘤が見つかり、人工血管置換の手術を行いました。手術は成功したとのことですが、 2週間後に胸骨を止めてい

解決済みの質問:

弓部大動脈に瘤が見つかり、人工血管置換の手術を行いました。手術は成功したとのことですが、
2週間後に胸骨を止めているワイヤーが外れていることが判明し再手術となりました。その時、骨が細菌に感染していることが判明し、その後感染部分の骨を削ったり洗浄したりが何回か行われました。
最終的に、置換手術から約2ケ月後、肺炎となり死亡しました(77歳男性)。術後の感染症はありえる話と聞いていますが、骨にまで感染するというのは手術ミスではないでしょうか。ご意見をお願いいたします。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  CVSURGERY 返答済み 3 年 前.
心臓外科医です。心臓や大血管手術後の胸骨骨髄炎は、起きる可能性は少ないものの、一旦起きると重症化しやすく、敗血症や肺炎など生命に関わる事態となるため、様々な清潔操作を工夫して出来るだけ起きないようにしています。では、胸骨骨髄炎の頻度はどの程度かと言いますと、日本の心臓血管外科データベース七万人以上の結果から、心臓血管外科手術後の胸骨骨髄炎の頻度は、全体の1.8%、冠動脈バイパス術で1.8%、弁膜症手術で2.8%、弁膜症とバイパスの同時手術で1.9%、胸部大動脈手術で1.9%、胸部大動脈とバイパス手術の同時手術で3.4%です。これが高いとみるか低いとみるかは難しいですが、一旦起きると命に関わる事態になる可能性が高いため、私はまだまだ高いとみます。特に弓部大動脈に人工血管を使うと胸骨と接していますから、感染が及びやすく、人工血管は免疫がありませんので重篤な人工血管感染を引き起こしやすい状況になります。日本で胸部大動脈瘤手術は年間1万件以上行われていますが、うち約50人に一名が質問者様のような状態になる可能性があるという事になります。望まれた結果を得ることができなかったことは残念でありますが、現在の医学の現状はまだまだ完全からは遠いのも現実です。ですから我々は、そのリスクの内容と発生率をありのままにお話しし、手術をしないで様子を見た場合の破裂のリスク(突然死)と比較した上で十分納得いただいた上で手術に臨むことを重要に思います。回答になりましたでしょうか。追加質問承ります。
質問者: 返答済み 3 年 前.

回答ありがとうございます。感染の可能性についてはわかりましたが、「胸骨を止めるワイヤーが外れた」という点については、実際起こりうる事でしょうか。術後2週間足らずで発熱し、レントゲンで確認して判明したみたいです。ほとんど寝たきりで、本格的なリハビリを始める前ですので、無理に身体を動かして外れたということでは無いと思います。この点についてのご見解もお願い致します。

専門家:  CVSURGERY 返答済み 3 年 前.
実際の状況やレントゲンなどを見れませんので、正確なことは分りませんが、一旦正確にかけたワイヤが(施設により、また解剖学的な状況により胸骨を貫くようにかける場合と肋間にかけて胸骨をぐるりと回すようにかける場合があります)2週間で自然に外れることはまずありません。一方、ワイヤは人工血管同様異物ですので感染を起こすと周囲の組織が脆弱になり、結果としてはずれてくることはよくあります。特に毒性の強いMRSA感染などでは急速に胸骨、ワイヤ周囲、人工血管感染などを引き起こして全身状態を悪くする場合があります。まとめます。感染なく外れることはまれで、感染があれば容易に外れてきます。
質問者: 返答済み 3 年 前.

重ねての回答有難うございます。


最後になりますが、専門家にお願いして調査してもらった方がいいでしょうか。


主治医の先生は、「申し訳ない」とおっしゃっていましたし、入院費についても何故か安くなっていました。(個室代など請求されなかったものもあります)


知り合いに聞いても、何らかの病院側のミスがあった可能性が高いのではないかと言う人が多いです。


医療訴訟は難しいと聞いていますが、訴訟まで行かずとも本当の原因を知りたいのです。


はっきりしたお答えは難しいと思いますが、ご意見お聞かせ下さい。

専門家:  CVSURGERY 返答済み 3 年 前.
お気持ち充分にお察しいたします。頂きました情報が限られ、臨床の実際を知らない中であまり断定的な事は申せませんが、最初に記したように、大動脈手術後の胸骨骨髄炎は一定の確立で避けられない重大な合併症であること(特に高齢、糖尿病など余病があるとリスクは高くなります)を鑑み、残念な結果ですが受け入れて頂くという事に尽きると思います。もし100%安全に行えますという術前インフォームドコンセントでしたら、これはミスと言えますが、術前に脳梗塞、心筋梗塞、感染などの合併症がどんなに努力しても一定で起きるという話がきっとあったはずです。ミスという言葉の定義も難しいのですが、よほど常軌を逸した治療内容、治療経過でなければミスと定義される事実は善意の医療では非常に少ないものと思います。先生が申し訳ないとおっしゃったのはその先生が善意の医療をされているから出た言葉だと思います。一方、例えば、感染ですから、同じ菌に感染した患者さんが病院内に多くいて、心臓術後に感染が連続した症例に起こっていた様な場合は、院内感染対策チームが原因の検索と対応を取るまで心臓手術をしばらく休むことも時にみられる対応です。まとめます。個人の患者さんへの医療としては、残念な結果とはいえ、予想される結果の中にあり、過誤は無い印象です。
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