JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。
    必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
猫山司に今すぐ質問する
猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14294
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
ここに 医療 に関する質問を入力してください。
猫山司がオンラインで質問受付中

1月26日頃、海外旅行中に食中毒になり、滞在先の病院で吐き気止めとしてオンダンセトロンという薬を処方され、3日間ほど

解決済みの質問:

1月26日頃、海外旅行中に食中毒になり、滞在先の病院で吐き気止めとしてオンダンセトロンという薬を処方され、3日間ほどおよそ5時間おきに一粒ずつ服用しました。
その後、2月24日頃、妊娠反応が出て病院でも妊娠が確認されました。病院に行った際先生に質問するのを失念して帰ってきたものの、後から薬の副作用などかなり気になりだしました。

最終生理開始日は1月7日です。

オンダンセトロンという薬を飲んだ時期、妊娠した時期が重なっているのか微妙な時期かと思いますが、もし胎児への影響があるようならそのような検査も必要になってくるのかも知りたいので是非教えて下さい。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】


こんばんは。猫山と申します。

妊娠4週から妊娠12週にかけては「器官形成期」と呼ばれ、胎児の中枢神経をはじめ、主要な器官の形成時期にあたります。母体が服薬していることで胎児に奇形が生じるリスクが最も高いのはこの時期であるため、この期間の服薬は可能な限り控えるのが望ましいと考えられています。

相談者様がオンダンセトロンを服用されたのは妊娠3週未満ですから、この器官形成期の服薬ではなかったことになります。

次にこのオンダンセトロンが妊娠・胎児に及ぼす影響について説明します。

母体が服用する薬物の胎児への危険性はFDA Pregnancy Category(米国食品医薬品局による薬剤の胎児への危険度分類基準)によって定められています。これは主に、催奇形性に関する評価です。

分類A:人の妊娠初期3ヵ月間の対照試験で,始児への危険性は証明されておらず,またその後の妊娠期間でも危険であるという証拠もないもの。

分頼B:動物生殖試験では胎仔への危険性は否定されているが,人妊婦での対照試験は実施されていないもの。あるいは,動物生殖試験で有害な作用(または出生 数の低下)が証明されているが,人での妊娠初期3ヵ月の対照試験では実証されていない,またその後の妊娠期間でも危険てあるという証拠はないもの。

分類C:動物生殖試験では,胎仔に催奇形性,胎仔毒性,その他の有害作用があることが証明されており,人での対照試験が実施されていないもの,あるいは, 人,動物ともに試験は実施されていないもの。ここに分原される薬剤は,潜在的な利益が胎児への潜在的危険性よりも大きい場合にのみ使用すること

分頴D:人の始児に明らかに危挨であるという証拠があるが,危険であっても,妊婦への使用による利益が容認されるもの(たとえば,生命が危険にさらされてい るとき,または重篤な疾病で安全な薬剤が使用できないとき,あるいは効果がないとき,その薬剤をどうしても使用する必要がある場合)

分類Ⅹ:動物または人での試験で飴児異常が証明されている場合,あるいは人での使用経験上胎児への危険性の証拠がある場合,またはその両方の場合で,この薬剤 を妊婦に使用することは,他のどんな利益よりも明らかに危険性の方が大きいもの。ここに分類される薬剤は,妊婦または妊娠する可能佐のある婦人には禁忌で ある。

Xは禁忌で、それ以外では、Dに近づくほど危険、Aに近づくほど安全と判断されます。

オンダンセトロンは、この中の分類Bに属するお薬です。
http://safefetus.com/search.php/index/details/DrugId/249/TradeName/Zofran%20Injection/Tablets/TradeId/2247

つまり、これは妊婦の方が服用されても相当程度安全性が高いお薬であるということになります。

オンダンセトロンの服用時期、そしてオンダンセトロン自体の胎児毒性を考え合わせるならば、相談者様がオンダンセトロンを服用されたことで現在の妊娠に及ぶリスクは無視してよいほど小さなものであると考えます。

「胎児への影響があるようならどのような検査が必要になってくるのか」ですが、これは、定期検診時の超音波検査で注意深く観察する以外の方法はありません。
胎児毒性が強い薬物を器官形成期に服用されたのであれば、通常よりも密に観察する必要がありますが、相談者様の場合は通常の定期検診で十分であると思われます(オンダンセトロンの服用については主治医には次回受診時に説明されて下さい)。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司をはじめその他名の医療カテゴリの専門家が質問受付中

医療 についての関連する質問