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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14344
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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甲状腺全摘出後の咳対策についての問い合わせ。 よろしくお願いします。 1.患者  :女性(67歳)

解決済みの質問:

甲状腺全摘出後の咳対策についての問い合わせ。

よろしくお願いします。

1.患者  :女性(67歳)

2.手術実施:2013.10月下旬 術後約7週間経過

3.手術内容:
 a: 甲状腺乳頭がんによる全摘出
 b: 左リンパ摘出
 c: 副甲状腺3箇所切除
 d: 声帯その他器官への処置なし
 e: 手術は問題なく終了

4:術後の経過
 a: 甲状腺ホルモン剤安定投与 :経過良好
 b: 副甲状腺ホルモン剤使用量 :減少させながら経過観察中
 c: 発声はできるが、大きな声が出せない
 d: 喉下部に 異物(たん?)が絡み咳が出て困っている
 e: 夜の睡眠時に鼻つまりと咳で睡眠不足で困っている

5:担当医の指示
 a: 痰の詰まりは普通の術後症状であり、薬は飲まないほうが良い。
    時間経過で良くなるから、そのまま頑張りなさい。

6:質問事項
 a: 特に夜間の咳と鼻つまりで睡眠不足に悩まされている。
    薬の使用は考えられないでしょうか。
 b: 昨日からスチーム吸入器(市販品)を使用し始めました。
    今朝は痰(あまり粘り気がない)が出て少し楽になりました。
    吸入器の使用は問題ありませんか。
 c: その他に、薬を使わないで少しでも症状の改善をする方法はありませんか。


                                   以上
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんにちは。猫山と申します。

甲状腺の手術後に、
 c: 発声はできるが、大きな声が出せない
 d: 喉下部に 異物(たん?)が絡み咳が出て困っている
といった症状が現れた場合、まず疑うべきは反回神経麻痺です。
これは甲状腺の手術でもっとも警戒すべき合併症であって、手術の同意説明文書にも記載があったのではないかと存じます。
例:http://www.med.nagoya-u.ac.jp/nyusen/pdf/PDF200610up/thyroid200607X.pdf (3ページ参照)
↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

この可能性について、主治医から説明はありませんでしたか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。

※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.

回答いたします。



反回神経に関する事前説明は以下の事項があリました。



1.癌患部と反回神経の位置関係:かなり近接し、食い込んでいるかもしれない。


2.反回神経切断の可能性:患部取り除くため神経切断の可能性あり。


3.切断の場合:気管切開→人工呼吸器設置が必要となる(切断を要請した)。


4.切断しない場合:神経の隣接部を処置するのである程度の麻痺の可能性あり。ほとんどの場合時間経過で麻痺は回復する。


5.術後の報告: 「神経は切断しないで処置できた」、との報告がありました。



以上記憶の範囲で回答します。


よろしくお願いします。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

1.癌患部と反回神経の位置関係:かなり近接し、食い込んでいるかもしれない。


2.反回神経切断の可能性:患部取り除くため神経切断の可能性あり。


ということであったのであれば、現在、相談者様が「発声はできるが、大きな声が出せない」ことは、やはり反回神経麻痺によるものである可能性が高いと考えられます。
「甲状腺癌がこの神経と癒着していてそこをはがす際にダメージを与える可能性はまったくゼロではありません。手術中に少しひっぱるだけでも反回神経の働きが 一時的に悪くなることがあります。結果として、声帯の動きが悪くなり声がかすれます。ただし、神経を切断していない限りほとんど元の声に戻ります」(http://www.med.nagoya-u.ac.jp/nyusen/sick/thyroid/t_comp.html より引用)。

 「神経は切断しないで処置できた」とのことですから、今後の経過としては、

4.切断しない場合:神経の隣接部を処置するのである程度の麻痺の可能性あり。ほとんどの場合時間経過で麻痺は回復する。

が該当することになるでしょう。

痰の詰まりについては相談者様は「
痰の詰まりは普通の術後症状であり、薬は飲まないほうが良い」という見解を既に得ています。

整理いたしますと、大きな声が出ないのは術後の一過性の反回神経麻痺によるものである可能性が高く、痰詰まりは「普通の術後症状」ということになります。

この理解でよろしいでしょうか?
よろしければ、その前提で「6:質問事項」にお答えしたく存じます。
質問者: 返答済み 3 年 前.


回答いたします。



先生のご理解の状況です。



追記: 


1.基本的に命にかかわる状況でなないと考えています。


2.特に夜間の 「咳と鼻つまり」 による睡眠不足で困っています。


3.患者の希望として、少しでも早く楽になる方法があれば教えてください。



            よろしくおねがいします。 以上


 

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信ありがとうございます。
それでは以下回答いたします。

6:質問事項
 a: 特に夜間の咳と鼻つまりで睡眠不足に悩まされている。
    薬の使用は考えられないでしょうか。
咳が出るのは、反回神経麻痺のために、本来は嚥下されるべき分泌物や唾液が気管に流れ込むからです。
風邪をひいた時のように、喉の炎症によって脳の咳嗽中枢が刺激されて起こる咳ではありませんから、咳止めのお薬は相談者様の咳には効果が期待できないと思います。これに関しては痰と同様、「薬は飲まないほうが良い」ということになるでしょう。
鼻閉(鼻つまり)については、鼻炎用の点鼻薬を用いられてもよいでしょう。「ナザール」などの商品名で薬局で入手可能です。鼻腔粘膜の血管を収縮させることで粘膜の腫脹を抑えて、鼻の通りを良くするタイプのお薬です。
http://search.sato-seiyaku.co.jp/pub/search/dispproduct.php?productid=506

 b: 昨日からスチーム吸入器(市販品)を使用し始めました。
    今朝は痰(あまり粘り気がない)が出て少し楽になりました。
    吸入器の使用は問題ありませんか。
問題ありません。スチーム(蒸気)によって痰が柔らかくなり喀出が促進されますので、術創にも負担が少ない、良い方法だと思います。

 c: その他に、薬を使わないで少しでも症状の改善をする方法はありませんか。
残念ながら即効性のある特効的な妙案はありません。上記の鼻つまり用の点鼻薬や吸入を用いながら自然回復を待たれるのが最善策だと考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。
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