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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14259
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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34歳男性(妻あり)、糖尿病による眼底出血(月1回治療中)、今年8月末から透析開始 そんな状況の中、C型肝炎と診断

解決済みの質問:

34歳男性(妻あり)、糖尿病による眼底出血(月1回治療中)、今年8月末から透析開始
そんな状況の中、C型肝炎と診断されました。
本人インタ-フェロンによる治療を行えば、失明の可能性を心配しており相当悩んでおり
家族、親として何とか現在の医療(日進月歩)で、助けられないものか、思案している
状況です。医学の事は何も分かりませんが、何とかよい治療方法があるのでしたら
すがりたいと思い、ご相談させて頂きました。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんにちは。猫山と申します。

少し補足情報を下さい。

①現在、C型肝炎の活動性は高いのでしょうか? 直近のAST、ALT(GOT、GPT)、γ-GTPの値がお分かりになれば教えて下さい。

②ウイルス量の検査は行われましたか?

③インターフェロンによる治療は何科の医師から勧められたのでしょうか? 肝臓の専門医ですか? 他の治療選択肢(抗ウイルス薬治療など)は提示されませんでしたか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.

1、10月14日 AST(12) ALT(GTP/20)、γ-GTP(19)


 


2、いいえ、ただ以前検査した状況は 4,38とHCVH51.5


この辺は解り兼ねますが


 


 


3、透析担当医で肝臓専門医ではないようです。


  治療選択肢もインタ-フェロン投与の進めだけらしいです。


         

質問者: 返答済み 3 年 前.

1、10月14日 AST(12) ALT(GTP/20)、γ-GTP(19)


 


2、いいえ、ただ以前検査した状況は 4,38とHCVH51.5


この辺は解り兼ねますが


 


 


3、透析担当医で肝臓専門医ではないようです。


  治療選択肢もインタ-フェロン投与の進めだけらしいです。


         

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.

ご返信ありがとうございました。

もういくつか確認したい事項がございます。

①ご子息が「失明の可能性を心配して」おられるのというのは、インターフェロンの副作用で糖尿病が悪化することを懸念されているということでしょうか?

②ご子息のC型肝炎ウイルスの遺伝子型(日本人であれば大抵は1型か2型です)はおわかりですか?

 

③ご子息の血小板数がおわかりであれば教えて下さい。

以上、重ねて確認させていただけますと幸いです。

質問者: 返答済み 3 年 前.

申し遅れてすみません、私、堀井和男と申します


息子堀井康輝(34歳)、早速分かる範囲でお答えします。


 


①インタ-フェロン投与により眼底出血の懸念(本人もネット上で)


確認している為、不安が増幅又透析中でも有り気持ちの整   理が付かない現状です。


 


②確認してから報告させて頂きます。


 


③血小板数値9月検査では、24,9の結果が出ています。


 


 *現在透析していますが、来年にも生体腎移植を考えていま


   すが、この現状ではどうなのかも不安材料の一つです。


以上宜しくお願いします。


 


 

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.

ご返信・追加情報ありがとうございます。

現時点までの情報でお答えするならば、相談者様は今、インターフェロン(INF)による抗ウイルス治療を必要とする状態ではないと考えられます。

IFNによって、C型肝炎が不治の病ではなくなったことは確かですが、その副作用は強く、全ての患者様がIFNによる治療に耐えられるわけではありません。
また、病状という観点からも、C型肝炎ウイルスキャリアの患者様がすべてIFNによる抗ウイルス治療を要するわけではありません。
IFN投与の目的は発がん抑制ですが、そのリスクが低い患者様は、治療戦略として待機療法をとることができます。
日本肝臓学会のC型肝炎治療ガイドライン(http://www.jsh.or.jp/doc/guidelines/HVCGLVer1.1_Aug7.pdf)では、抗ウイルス治療を要する患者層として、以下の推奨がなされています(6ページ参照)。

1) ALT 値上昇例 (ALT 30 U/l 超)、あるいは血小板数低下例 (血小板数 15 万/μl未満 )の C型慢性肝炎患者は、原則として全例抗ウイルス療法の治対象である。

2) ALT30 U/l以内、かつ血小板数 15 万/μl以上の症例については、肝発癌リスクが低いことを考慮に入れて抗ウイルス療法の適応決める。

相談者様は2)に当てはまりますから、絶対にIFN治療が必要な患者様(絶対適応)とは言えません。まだ、様子を見る余裕があるということです。

また、ガイドラインに頭書されている通り、「現在わが国において <中略> IFN free(※IFNが不要な抗ウイルス治療ということです)であるプロテアーゼ阻害剤/NS5A阻害剤の内服による抗ウイルス療法などの臨床試験が進んでいる。こうした次世代 DAAs (direct anti viral agents) は、副作用が非常に少なくまた初回治療のSVR率 80% 以上と 更なる抗ウイルス効果の向上が報告されており、今後期待がもたれる」状況であり(1ページ)、非高齢者で「発癌率が低いと予測される場合には、より効果が高いと予測される治療までの待機も可能」と明記されています(26ページ)。

実際、NS5B阻害剤という、IFNを上回る効果と高い安全性を示す薬剤の開発が進んでおり、米国では既に治験を追えて政府の優先審査を受けている最中であり、日本でも同じ薬剤の治験が非常に速いスピードで進んでいます。
このソフォスブビル(sofosbuvir)というお薬は、2~3年中にはわが国でも臨床使用可能となることが見込まれていますから、相談者様のご年齢であれば、肝庇護剤による治療を行いながら、こうした新薬の登場まで待機することが十分可能であろうと考えます。
http://softsync.typepad.jp/molmed730/2013/04/aih.html
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201306/531245.html
http://habatakifukushi.jp/square/medical/medicalcat4/post-98.html

この薬剤の日本での治験に参加している医師に直接話を聞きましたが、数週間でウイルスが陰性化し(消えてしまい)、副作用は全く無いといっても過言ではないそうです。

こうした新薬の登場とはまた別の次元で、現在の相談者様は、即座にIFNを開始しなければ肝がんになってしまうといった状況ではありません。
ただ、生体腎移植を検討されているとのことですから、移植後の免疫抑制剤の使用によってHCVが活性化する懸念はありますので、その評価は慎重であらねばなりません。

まずは、肝臓の専門医を受診されて、現在の相談者様のC型肝炎がどういった段階にあるのかを評価を受けることが先決だと考えます。
複数の病気を抱えていますから難しい決断を迫られる局面はあるかもしれませんが、無闇に副作用や最悪の事態を恐れるのではなく、まずは判断材料を揃えられるべきでしょう。

以下の日本肝臓学会肝臓専門医が勤務する医療機関を選ばれて受診されることをお勧めいたします。

【日本肝臓学会肝臓専門医】
http://www.health.ne.jp/hospital/hospitals/search/type:d/l_code:2/ken:46


以上、ご参考になれば幸いです。

猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
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質問者: 返答済み 3 年 前.

有難う御座います、多少でも胸の内が晴れました


早い機会に専門医の診断を受けさせますが、また新たに


ご相談申し上げるかもしれませんので、その時は宜しく


お願い致します。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
了解いたしました。

問題が入り組んでいますので、ひとつずつ、クリアしていくことが大切であろうと考えます。

どうかお大事になさって下さい。

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