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CVSURGERY
CVSURGERY, 医師
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 64
経験:  医師歴20年以上、複数専門医資格、指導医資格保有
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来月で67歳になる男性です。上行大動脈のことでお聞きしたいことがあります。 先日脈が非常に早くなり近くの診療所へ行

解決済みの質問:

来月で67歳になる男性です。上行大動脈のことでお聞きしたいことがあります。
先日脈が非常に早くなり近くの診療所へ行きましたところ24時間心電図を取り、心臓自体には問題はありませんでしたが、上行大動脈が拡張していてCT検査によると48ミリあるとのこと、50ミリを超える と破裂の恐れがあり半年ごとの検査で様子見という事になり、血圧を上げないことと中性脂肪を下げる様に言われました、どの程度で手術か、またどんな手術なのかは教えて貰えませんでした。
現在、血圧は降圧剤の服用でで130~85前後で中性脂肪は200前後です。
この状況での血管の拡張の進行度はどの様なものでしょうか?
また薬などで進行を止めるというような事は出来るのでしょうか?
生活をしていく上で注意することはありますでしょうか。
色々質問をして申し訳ありませんが、不安で堪らないため何卒宜しくお願い致します。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  CVSURGERY 返答済み 4 年 前.
心臓血管外科医です。ご心配の事と思いますが、お返事いたします。上行大動脈の正常径は約30mmです。正常径の1.5倍を超えたものを瘤と称しますので、48mmは上行大動脈瘤と定義されます。何mmを超えると破裂の可能性があるとは一概には言えません。一般的に手術を勧めるのが60mmからです。施設によっては55mmの場合もあります。質問者様の身長体重はいかがですか。高身長でマルファン症候群でしたら、破裂しやすいので55mmで手術を考慮します。しかし、若年者が多いので恐らく違うでしょう。また、体の大きさによっても破裂のリスクが違うことが解っています。すなわち、小柄な女性の60mmと、大柄な男性の60mmでは、相対的に小柄な方が破裂のリスクは高くなります。通常体型でしたら、やはり60mmで手術考慮が妥当です。上行大動脈のみの瘤でしたら、上行大動脈人工血管置換術です。もっと心臓寄りまで拡大していたら、大動脈基部人工血管置換術、大動脈弓部にかかっていたら、上行弓部人工血管置換術の適応です。これらの中では上行大動脈置換術が大きな手術ですが最もシンプルです。他の二者はそれよりも大きな手術となります。いずれにしても人工心肺を用いて心臓を止めて行います。ところで、心臓超音波検査は行いましたか。上行大動脈の拡張は、大動脈弁膜症とも関連し、大動脈弁狭窄症の場合は狭窄後拡張と言って上行大動脈拡大をきたし、また先天性2尖弁の場合にも上行大動脈は脆弱となり拡張しやすくなります。二尖弁の場合は、大動脈弁の手術が必要な場合は45mmで手術を考慮します。そのような訳で、弁膜症の有無のチャックは欠かせません。血圧ですが、腎機能などに問題無ければ正常血圧になるよう注意します。塩分制限と内服です。高い方の血圧に 目が行きがちですが、低い方の血圧も、理想は80mmHg以下です。生活の上での注意としては、高血圧を避けることにつきます。現在の医学では、一旦拡張した大動脈を元の径に戻す薬はありません。同じ大きさを保つか、徐々に大きくなるかの何れかです。血圧測定時に正常血圧でも、瞬間的に力をかけたり、睡眠時無呼吸があったりすると血圧が上がりますので、強い運動や重いものを持つことはあまりお勧めいたしません。ぜひ担当循環器医師と相談しつつ治療を進めて下さい。手術の事ばかり書いてしまいました。48mmが初めて見つかったわけですから、今後の経過を定期的にCTで追って行くことが肝心です。私の外来でも、上行大動脈径が45mmを越えて半年に一度程度のCTでフォローしている患者さんは多くいらっしゃいますが、どんどん拡大して行く方はほとんどいません。的確な血圧コントロールで、何年も経過をみている方がほとんどですので、他に異常なければ十分長年経過観察をできる場合の方が多いと思って下さってよろしいかと思います。一方、僅かではありますが、質問にもありますように、50mm前半でも破裂のリスクが全くないわけではありません。ここが動脈瘤の難しいところで、破裂するまで症状はまず無いことが殆どで、破裂したら大ごとになります。その点脳の動脈瘤とも似ています。動脈瘤は、全身の動脈硬化の一部として現れることも多いので、ぜひこれを折に、冠動脈狭窄、弁膜症、脳動脈狭窄、頸動脈狭窄、腹部大動脈瘤の有無の検査の適否を担当医と相談しつつ検討して頂ければと思います。その点でコレステロールの正常化も重要です。次のCTで計に変化なければ、48mm、まだまだ大丈夫ですからあまり心配せずに定期フォローで大丈夫ですよと私でしたらお話します。CT拝見できず、あくまで一般論としてご参考になりましたら幸いです。追加質問承ります。どうぞあまりご心配なさらず、経過を追われることが肝要と考えて下さい。それではお大事になさって下さい。
質問者: 返答済み 4 年 前.

丁寧な回答ありがとうございました。 質問の追加情報をお送りします。


身長:164cm 体重:77kg LDL-126 HDL-49 総コレステロールは検査情報にありませんでした。心エコーでは冠動脈狭窄、弁膜症などは言われませんでした。 2年前の脳ドックでも脳動脈狭窄、頚動脈狭窄は問題なしです。中性脂肪についてですが3年前に600mg有り、以来薬を服用していますが最近では200~250mgで 3ヶ月前から5回/週 の勾配5°で1km のウォーキングを始めました。その為か最近の検査で139まで下がりました、中性脂肪と大動脈瘤との関係はどうでしょうか。


よろしくお願いします。


専門家:  CVSURGERY 返答済み 4 年 前.

回答いたします。中性脂肪は、大動脈の壁を弱くする要因となりますので、動脈瘤の原因にもなれば、拡大傾向を左右する因子にもなります。また、手術で実際目にするのですが、高コレステロール血症の患者さんの大動脈の内腔は、粥腫と言って、コレステロールや炎症細胞の塊:お粥のように黄 色い物質が動脈壁に厚くへばりついている場合が多いのです。これらは、脳梗塞や他の臓器の塞栓症を起こし、手術の際には合併症を起こしやすくします。総じて、今後の経過に中性脂肪を含めてコレステロールのコントロール、運動は重要です。異常高値から、よく正常化に持ってこられたと思います。ご努力と医師、内服薬の見事なコラボレーションですね。ご加療を継続してください。どうぞお大事になさってください。それでは。

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