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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14190
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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左ひざ粉砕骨折による手術後のひざの痛みについて 友人の悩みについて質問させていただきます。 年齢:75歳 身長:162cm 体重:64kg 平成15年1月

質問者の質問

左ひざ粉砕骨折による手術後のひざの痛みについて

友人の悩みについて質問させていただきます。

年齢:75歳
身長:162cm
体重:64kg


平成15年1月に1mほどの脚立の上から落下してしまい
左ひざ粉砕骨折という診断で、それについて3回手術した。


1回目の手術:
左ひざの骨が足らないので、腰骨を 削って患部のひざに回し
固定するための金具も入れた。
功を奏して一応左ひざは形をとどめることができた。

ただ、担当執刀医のミスで左足ひざあたりの神経を2本切られてしまった。
(この事実は3回目の手術後に 執刀医が病院を異動したため
 別の病院で診察を受けた結果判明した)

2回目の手術:
1回目の手術後、左足ひざ患部に痛みがあり
どうやら金具金属との適合が悪いということで金具を取り換えた。

3回目の手術:
2回目の手術と同じ理由で金属を取り換えた。

その後その1回目手術後からの痛みはほとんど改善なく続いている。


3回目の手術後から現在は済生会など、別の整形外科に通院している。
ちなみに外出時の多くは痛みが強いためほとんど車いすを利用している。


1回目の手術の際に神経を切られたことによってなのか
両足の血流が悪く冷え・むくみの症状が季節問わずあり強い痛みがある。


また、処方されている薬(3年ほど前から同じ)の一部を3か月ほど前からやめてしまい
(それによる不都合は特に感じられなかった)
1週間ほど前から服用を再開した。

それが原因なのか、両足のむくみが増大してしまっているようだ。
象の足のようになってしまっている。

加えて両ふくらはぎ付近にしっしんができて
強いかゆみがそのとき以来続いている。


(1)このままこれらの薬を飲み続けて問題ないのか心配

(2)まずは左ひざの痛みをなくしたい

(3)さらに手術などで今の状態を改善して楽に歩けるようになりたい


上記3点について回答がほしいです、なにとぞよろしくお願いします。



※処方されている薬(★:一時期服用をやめてしまった薬)

ロゼレム錠8mg
ナウゼリン錠10mg ★
トラムセット配合錠 ★
ハルシオン0.25mg錠
ロヒプノール錠1mg
チカタレン錠25mg
ムコスタ錠100mg
リリカカプセル75mg ★
アボルブカプセル0.5mg
ウブテック錠5mg
アムロジンOD錠5mg
ユリーフ錠4mg
ビオフェルミン錠剤
ダイアート錠30mg ★


※参考として、往診のリハビリの先生が書かれた見解を原文ママで載せておきます。

主訴:左下腿部(三里)の痛みが一番

それをかばって右下肢にも負担がかかり、右下腿三頭の痛み(こむら返り)
そして右足のむくみ(甲・足裏が特に)
左足にもむくみが出ているが
現在一番は右下腿部(三頭筋)
右足裏・甲のむくみ・痛みが一番。(腰痛はない)

僕が思うのは
・運動不足(筋力低下):痛みがあるため運動できない
・多数の薬の服用(睡眠剤・鎮痛剤・不整脈の薬他)
がむくみにつながっていると思う
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
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以前回答させていただいた猫山です。

> (2)まずは左ひざの痛みをなくしたい
> (3)さらに手術などで今の状態を改善して楽に歩けるようになりたい

ご友人は慢性疼痛(神経因性疼痛)を呈している可能性が高いと考えます。
これ以上の手術は病態を複雑にするだけですからあまりお勧めしません。

神経因性疼痛とは、怪我や慢性的な刺激、手術などがきっかけとなり、末梢神経が傷つくことが原因で(これは「担当執刀医のミスで左足ひざあたりの神経を2本切られてしまった」ことを意味するわけではありません。どのような手術でも、多かれ少なかれ神経は傷つきます)、本来の傷が治癒した後も疼痛が続くと病態のことで、近年では、末梢神経だけではなく、痛みの信号を中継する脊髄や、その信号を受け取る脳のある部位も神経因性疼痛の原因の一端を担うことが知られてきています。

http://www.naoru.com/toutuu.htm

敢えて単純化して申し上げれば、刺激を受け続けたことによって末梢神経が少なからず傷つき、混線が起きてしまったような状態です。刺激・傷の程度や場所とは関係が無く、滅多に起きないが、起きるときには起きる、といった印象の病態です。

治療としては、通常の鎮痛剤は効きません。
神経の信号の伝達を統制するようなお薬(リリカ、一部の抗てんかん薬、抗うつ薬)の服用や、程度によっては神経ブロック注射などが必要になります。
神経の混線は神経因性疼痛が続けば続くほどもつれていく傾向がありますので、出来るだけ初期に適切な治療を受けておくことが重要です。
神経因性疼痛の治療はペインクリニックにて行われます(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)ので、お早目の受診をお勧めいたします。

以下のサイトから、ペインクリニックを検索できますので、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、お困りの症状についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。

全国|ペインクリニック≪痛みの治療専門医≫検索|PAIN.NE.JP(ペインクリニックジャパン)

> (1)このままこれらの薬を飲み続けて問題ないのか心配

問題があるお薬もあります。

まず、睡眠薬です。ハルシオンもロヒプノールも依存性・副作用が強いベンゾジアゼピン系薬剤ですから。75歳の患者様が連用されるべきお薬ではありません(ただし、睡眠薬がむくみの直接的原因になることはありません)。
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

上述したリリカが処方されていますが、量が中途半端です。トラムセット配合錠は麻薬製剤ですから、効いていないのであれば止めるべきでしょう。これらの特殊な鎮痛薬は、ペインクリニックで専門家の処方のもとに用いられるべきです。しかしこれらもむくみの原因にはなりません。

むくみの原因については運動不足と、血圧のお薬の副作用の関与が大きいと考えます。
ただ、痛みがあれば運動できませんし、血圧のお薬は高血圧があるならば必要でしょうから、まず痛みの治療をきっちりと行う必要があるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
拙回答をご閲覧いただきありがとうございます。
しかし評価もご返信もいただけていないようです。

お役に立てなかったのであればオプトアウト(回答辞退)して他の専門家に回答権を譲りますが、いかがいたしますか?
質問者: 返答済み 3 年 前.

回答が遅くなり申し訳ありませんでした。



当の友人は3回目の手術後「7年経過したら神経がつながる」と言われていたので
手術して回復できると思っていたらしく、
今回の「手術に望みがない」という回答を伝えたところ
ショックで落ち込んで返事できない状態が数日続き、
ジャストアンサーへの返信も今日になってしまいました。


本人によると、以前まさにペインクリニックで神経ブロック注射をしたが
効果がなかったらしいです。



また、もう1度質問させていただきたいのですが
やはり本人は手術してとにかく歩きたいらしく
ある程度の費用は厭わないらしいです。


治る可能性があるのなら、どういう病院に行けばいいのか?


その場合ざっくりと費用はどれぐらいかかるのか?


IPS細胞で治療するなどということはまだ現実的ではないのか?


など再度お教えいただければ幸いです。



処方薬についての説明は大変参考になりました。ありがとうございました。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
「また、もう1度質問させていただきたいのですが
やはり本人は手術してとにかく歩きたいらしく
ある程度の費用は厭わないらしいです。

治る可能性があるのなら、どういう病院に行けばいいのか?


その場合ざっくりと費用はどれぐらいかかるのか?


IPS細胞で治療するなどということはまだ現実的ではないのか?」

↑↑↑上記は、残念ながらありえません↑↑↑

 

まずは、ご本人が現在の状態を受け入れて、膝を治すことではなく、痛みを軽減する治療に意識を向けられなければ状況の打開は難しいと思います。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

猫山司, メディカルアドバイザー
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